オノ・ナツメのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニューヨーク暮らしの長かった小説家、楽々居輪治(ささいりんじ)、65歳。とある事情で、アメリカ人の妻を残し、単身日本へ。父の残した家で独り暮らしをする輪治を慕って、日本在住の息子のマックスと娘婿のヤス(日系とイタリア系のハーフでニューヨーク育ち)が毎週末やってきて、「すてきな日曜日」を3人で過ごす。美味しいもの食べたり、庭いじりをしたり、ぶらぶら出かけたり。それだけ。別に何も事件は起こらない。ゆるい。
こんな男たちいないだろう、とさすがに思う。そこはたぶん、はなからおとぎ話モードなのだろう。最近オジサンを可愛がって楽しむタイプのドラマなどちょっと流行っているが、そういうのとも違う(と思う)。
あんまり海外に縁がなく生きてきた日本の私の感じ方では、オジサン愛(め)でものというよりは、海外、主に欧米への憧れ心が満たされるタイプの作品かなあと。
(何作品か読んだ上で気づいたが、欧米といってもオノナツメの場合、イギリスじゃなくてアメリカ、フランスじゃなくてイタリアなんだな。)
日本が舞台でメインの登場人物もみな日本語で会話している設定でありながら、日本の当たり前が当たり前ではない彼らと幾度となく週末を過ごしているうちに、自分まで「元ニューヨーカー」みたいな気分をちょっと楽しめちゃうというか。海外暮らし徒然エッセイを読む感覚に似ている。
途中途中に挟まれる番外編が、『COPPERS』とリンクしているのが嬉しい。というかこれがあると知ったから読んだのだ。しかもCOPPERS本編は【小さい人】絵なのに、こっちで読める番外編は【大きい人】絵でかっこいい。最高。 -
Posted by ブクログ
食に関する、ささやかなささやかなエピソードたち。女性誌に連載されていたものらしく、ひとつひとつは短く軽い。
家庭ものあり、職場ものあり、恋愛ものあり、いずれにせよ本当にささやかな「食あるある」を、あるあるわかるーーってできる本です。
年をとればとるほど、食ってバカにできないものだなと感じることが増えてきた。「健康のために良質なものを摂るべきだ」という意味もあるけどそれだけでなく、「昔からこういう感じのものをこうやって食べていたからこうでないと落ち着かない」みたいな感覚が、理屈じゃなくアイデンティティ然として自分のなかに居座っているのを感じる。それを守りたくなったり破りたくなったりは時期によって様々だけど、ただ毎日当たり前に食べているだけでも、自我って育つんだなあ、みたいな。
そういうところに触れてくる本でした。
これも実は初めて読んだときは、そのときの読みたい気分に合致せず「つまらんなー」と思ったのですが、今読み返したら「あら良いじゃないの」に変わった。
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ネタバレ 購入済み
キャスター
キャスター3人の話。
これは出てきたときからある程度話の筋は読めたけれど、イケおじを堪能できたので良しとするw
インテリ系は貴重だしw