オノ・ナツメのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食事は人間が生きていくうえで欠かせない行為であり、これ抜きで生活するのはできない。ゆえに、食事とは、人間の根源的な行為である。本書は、映画、漫画、アニメなど多くの作品における食事のシーンに注目し、そこから登場人物の特徴や心情を汲み取る。著者は、これらのパターンを理論化して、この1冊にまとめた。
著者は「フード理論」と名づけ、それを3つの原則としてシンプル化したのが「フード三原則」である。これをもとに、多くの物語で見られる50の場面を解説する。中でも印象的なのがジブリ作品の食事シーンの解説である。ジブリといえば、食事の描写が繊細で印象的であるが、本書を読むと、なぜここまで食事の場面にこだわるのかが理解できる。
また、50の理論以外にも、食物にまつわる歴史も語る。たとえば、酒とは古来から儀式の場面に用いられたことや、チューインガムのガムは、南米マヤ文明が元となっているなど、料理研究家ならではの雑学も記載されている。
このように、本書を一通り読むことで、今後見る作品の面白さが倍増するのはもちろんのこと、実際に作品を創りたい人が、食事のシーンをどのように工夫すべきか、その指南書としても読み込める。 -
無料版購入済み
どんな話になりますか
訳ありっぽい男性2人。どうやらギャンブルで大勝ちできた理由があるようで……試し読み部分だけでも先を期待させるものがありました。
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Posted by ブクログ
相手の意思を読み取れる能力を持つムーア。
相手の意思とは逆の行動を取らせることができるハワード。
他人にはない能力を持った老境の二人。この二人が、なぜかバディを組むこととなって、日常の小さな事件を解決してゆく物語。
今のところは小さな事件、二人の周囲で起こる事件。人生の余暇をただ過ごすだけでなく、なにかしらの刺激を求めているのかな、といった雰囲気ですかね。
二人が淡々と飄々と事件に関わってゆくのが、表だった熱量を感じさせないからの心象かもしれない。ハワードに振り回されているムーア。彼が可愛げがあるのが楽しいところではあります。
人生のあがりを求めて、という成り上がり思考でもなく。
過去の復讐のために、という黒さが煮えたぎってるというでもなく。
二人が始めた物語の行き先も、行動理念も見えづらいまま、波風立たないまま進んでゆく。
いずれ明かされるであろうとは思うのですが、不透明な空気のままするするとよ昌rてしまいます。
普段の日常。たった薄皮一枚の隣では、奇妙なことが起きているという恐怖というか、不穏というか。そこまでの言葉の強さではないんだよな、全体の印象が。
きみ悪さなのかな。
あれかな。人知れず活躍している義賊が存在している感覚かな。義賊の面々の熱量が低いので、温度がぬるい。それがモヤっとふわっとしてしまうのかもしれない。
枯れているとは違うんだよな。不思議な熱量。