汀こるもののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ再読中。
一癖も二癖もあるキャラクターと展開が、ページをめくる手を止めてくれない。
高槻さんの闇?が徐々に深まる中、
それを、遥かに上回っていく悪魔のような双子たち(笑)振り回される大人たち。
これまでの話からも、美樹が真樹に依存してると見せかけて、逆だったりするのがこう…エモい。メンタル不安定なのは案外真樹で、守ってるのは美樹だったり。
双子の絆(っていったら綺麗すぎてこの2人には合わないけど)というか共依存?というか。一見コミカルな話の裏にも見え隠れしていろいろ伏線探ったり想像するのが楽しい。
それにしても美樹の服よ…ちょっとイメージだけだととんでもない西川アニキなんだけどあ -
購入済み
引き込まれる
面白かったです。
この作家さんの作品は自分と合うのか、どの作品も読みやすくて
つい没頭してしまいます。
主人公の性格と相まってフランクに展開していく中、
意外と深く刺さるメッセージが多く、考えさせられます。
完全犯罪研究部や出屋敷市子シリーズと世界観が同じなので
合わせて読むと更に楽しめると思います -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもの人物を違う目線で見る話が好きなので、いつもと違う新たな語り部がとてもよかった。
じわじわと高槻のヤバさ、普通でいられないところが出てきていたが今回で噴出した形でここまでとはと思った。そしてそのいじらしさ!変わってしまったこと、こんなはずではなかったのにこんなのは俺じゃないという気持ちと、でも受け入れるしかないでなければ生きることはできないと藻掻いているのに涙が出てきた。もう他人の死に対して何も思わなくなってきたそれならば死を自ずと誘発することだけはしたくないというのがほんとにいじらしい。彼方の父への行動も私は共感できたし、もしも同じ立場にたったとき私もその行動をとるだろうと思ったので終 -
Posted by ブクログ
ネタバレ88の妖怪を使役する黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語第4弾。短編4つ。
『"地獄の釜の蓋が開く"とは"鬼だって盆は休む"という意味である』
市子とその友人たちが遊園地に行ってジェットコースターやコーヒーカップとかで楽しんで、最後にミラーハウスに入ったら別次元の空間に捕らわれてしまう。が、市子のおかげで無事脱出する。
『正体を知らなくても恋愛はできる』
双子白蛇·みずち♂が河辺で佇む少女·うららに一目惚れした。その少女は男子学生がイジメからの逃避目的で創造した使い魔で、彼が悪に落ちることで消えかかっていたところを市子が救う。
『大切なものは目に -
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ネタバレ88の妖怪を使役する黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語第3弾。短編3つと中編1つ(66p,52p,28p,107p)。
「大人気ない大人には敵わない」
市子の親戚で前作の甲斐田尚暉の師匠にあたる女性・禁野いかが、が、市子にケンカをふっかけ霊能バトルして史郎坊を人質にとる。
その目的は10年以上疎遠になっていた市子の父・大雅のことが好きで会いたかったからだった。
史郎坊を返してもらうため大雅はいかがと対面。
喜ぶいかがだったが、大雅はいかがをあっさりフる。
市子も本領発揮していかがを圧倒。
最終的に親戚付き合いのため市子はいかがとLINE交換した。
「死なないのと生きているのとは違う」
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ネタバレ88の妖怪を使役する黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語第2弾。短編4つと中編1つ。
新キャラ↓
元警官で鞍馬天狗見習いでピストルとか銃器全般の達人・雀。
鶴岡八幡宮の鳩で弓矢の使い手・サブレ。
「人間の権利とは」
中学校の課外授業で登山をしていた市子のもとに地元の狸が挨拶に来て怪物退治を依頼される。
天狗の史郎坊と白蛇のみずは&みずちによって捕えられた怪物は外来生物のアライグマだった。
「三つ姫の閨」
市子と狐の助六が出会ったときの話。
「生きる目的や生まれてきた理由なんてない方がいい」
昔学校で七不思議とかを解明して一躍ヒーローだった霊感少年・甲斐田尚暉が、霊感キャラを奪われた市子に、 -
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ネタバレタナトスシリーズの高槻の上司・湊が出てくるが、別物の新作。
88の妖怪を使役する無敵でおかっぱで黒縁眼鏡の中学生・出屋敷市子の物語。
市子(表紙上)によく連れ添っている主要妖怪は、
携帯やカメラなどを情報操作するキセルおやじ天狗・溝越史郎坊(表紙右)
身の回りの世話とかする九尾の狐・助六(表紙左)
物理攻撃専門で男と女2つの頭を持つ白蛇・みずは&みずち(表紙下)
市子は小さい頃から修行とかしたらしく、神通力を操る超人で大人びてて、他人と会話もしないから、学校で浮いた存在で、それでイジメられても超能力で簡単に打破するから学校で浮いた存在だった。
でも市子を携帯で撮ったことで幸運が続いた葛葉 -
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テイスト的には森見作品好きにはどストライクな設定というかキャラの感じや世界観かなと読みながら思ったりもした。
汀作品はタナトスシリーズを一作読んでいるだけだが既存の作品などの小ネタなどを随所に散りばめていてニヤニヤしてしまうけど世界観の構築がいい。というのは結局、キャラがきちんと立っているからなんだろう。
最後の『私の幸せは貴方のそれではない』でそっちかあと思ってしまうのは仕方ないというか僕は好きなラインなので嬉しい部分でもありゼロ年代的なセカイ系を意識的に作品内で批評的に描くとこうなるのだろうと読み終わって勝手に納得はした。
正直このテイストでusiくんの作品をうまく表せている世界観の装 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「九人目」の章題に高槻さんとうとう降りちゃうのかーとか思ったけど。
新人さんと推理ゲーム感覚で昔を語るお話。
私はとにかく双子がそろってる方が好きみたいだ。前半のサバイバルが好き。
前回のお話で演技力どんだけだとか思ってたけど、もぅ多重人格とかそういうくらい壊れちゃってるってこと?
だけどこのお話で、真樹も普通の人だったんだなぁとなんか思った。
なんか美樹に対しての死亡フラグバリバリでしたが、佐伯譲は復活するって信じてる!戻ってきてまたまっとうなトークで読者を安心させてほしいよ。いつものメンバーだけだとこっちの感覚がマヒしちゃうんだよぅ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<あらずじ>
立花美樹が双子の生母で故人の幸子の実家・在澤家から跡継ぎとして呼ばれる。
同行する立花真樹と高槻刑事。
在澤家では代々伝わる太刀を継承していて、美樹が継承の儀式の主役となる。
在澤家の面々が集まり儀式を執り行おうとしたその時、案の定事件が起こる。
在澤家にあった鯉池の濾過槽から溺死体が発見され
その次は銃殺死体
銃を持っている高槻が疑われる中、2件の被害者親族が共に家族を疑い
被害者が拡大するも、犯人が判明し無事事件は解決した。
その後高槻は真樹から話を聞く
事件を早期解決するために真樹が在澤家の面々を誘導し
少ない犠牲者で真犯人をあぶり出したと
在澤家が美樹を呼んだ本当