汀こるもののレビュー一覧
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なんだかもう…汀さんすごいなぁ…と。2時間半の映画を見たような気分。
美樹のいつもの蘊蓄が少なかった分一気読みしてしまいました。いや、蘊蓄も嫌いじゃないんだけどね。
過去と今を絡めるうまい展開。汀さん独特の滲み出る黒い展開(褒め言葉)。ハッピーエンドというより人間の嫌なとこをついてくる展開ですが嫌な気持ちにもならずそこが好きです。
双子(というより)真樹の秘密が見えてきてますますこの先が気になりますね。佐伯嬢はまた出てきてくれると信じてる!
ところで首吊り男の娘も伏線だったことに気づき感動したのは私だけですか。
ミサキに迫るユウジのシーンに萌えたのは私だけですk -
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ネタバレ<あらすじ>
新道系新興団体・BoNの奥多摩本宮に家出した立花美樹。
立花真樹とその友人たちは美樹を取り戻すためBoNに潜入する。
その祭壇で心臓をくりぬかれ剣が刺さった教祖の死体を発見
みんなビックリして逃げ出し警察を呼び祭壇へ戻ると
教祖の死体が消えていた。
教祖が元結婚詐欺師だったことや信者の一人が元保険金詐欺師だったことが判明
別の場所では湊警視正と高槻が信者に拉致られ
さらには本宮の尖塔に刺さった首のない信者の死体が発見される。
果たして事件の真相は?BoNの真の目的とは?
<感想>
4章、6章、1章、3章、、、と作品の中間まで章が順不同。
さらには付き添いとして登場する偽 -
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ネタバレTHANATOSシリーズ6作目
<あらすじ>
死神・立花美樹を警護する警官・高槻に”9人目”の御守り役として
19歳女子・佐伯倫が部下として加わることとなった。
彼女の父は”4人目”として美樹を警護した過去がある。(でも病死)
立花兄弟と倫が顔合わせのとき、ふとしたキッカケで美樹と倫が口論になる。
報告を受けた高槻の上司・湊は、倫に美樹の死神っぷりを理解させるため
高槻と倫に過去立花兄弟が巻き込まれたある事件を語ることにした↓
立花兄弟が中学生のとき、御守り役の刑事・ユウジと共にドライブ中
紀伊山中で後続車に追突されて崖へ転落する。
遭難した3人は森の中を彷徨い、たどり着いたのは
子供患 -
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■ミステリについて語り合い、校内で発生した事件を推理する醍葉学園“推理小説研究部”。だが顧問教師・由利千早は就任早々知ってしまった。部員・杉野更紗の姉を殺した犯人をはじめ、悪人の始末を目論む「裏の部活動」を。日夜、完全犯罪テクを研究する部員たちはそれを武器に大暴走。由利先生に彼らの正義を止める手立てはあるのか?そして彼女たちを襲う命の危機。
■■この作者物語のノリが好きだ。いい意味でも悪い意味でも。いろいろなことがふわふわと軽いけれど、その軽さがこの物語の味噌だと思う。シリアスだけど、シリアスすぎないというか。ミステリーというよりは、若干アクション入ってた。彼らはよく動く。タナトスシリーズ -
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■「完全犯罪テクで悪人を始末せよ」裏活動に精を出す醍葉学園“推理小説研究部(通称・完全犯罪研究部)”が学校爆破事件で廃部に。平和が訪れると思いきや、懲りない部員たちは密かに裏活動再開!イジメ、オカルト、猫殺し、父親殺害計画…続発する事件を解決するべく最恐女子高生・杉野更紗たちがアブナイ正義で大暴走!元顧問・由利千早にもありえない災いが。
■■一作目のラストを読んだ後では、まさか続編が来るとは想像してませんでした。主人公の状態を思えば、よく続きを作れたなぁ・・・と。私的には好きなお話だったのでシリーズ化は嬉しいです。相変わらずテンポよく、薄暗くて陰鬱な空気をコメディチックに書いてしまうところが -
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2008年にノベルスで刊行されたものの文庫版です。
ノベルス版のインパクトのある表紙が気に入っていたこともあり少し残念ですが帯がかっこいいです。
あと変わったことといえば見取り図がついたこと。
それから文章も大幅に変わっています。多いところだとほぼ1章まるっと直しており、ノベルス版では出ていなかった人物も。
死神と探偵、双子の兄弟。こいつらが憎たらしくもかわいすぎる!!
ミステリですがキャラ物としても強いので気軽に読めそうです。
そして、その一言で終わらせてしまうのかというwww
お魚に関する薀蓄がかなり多いですが、読んでいるうちにだんだんクセになってきます。