汀こるもののレビュー一覧

  • 完全犯罪研究部

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    タナトスシリーズ以外で初だったので
    当たりかはずれかとドキドキして読みました。

    タナトスシリーズと同じくらいどんどん読めました。
    むしろ短編的に話が進むので
    短時間で読めました。

    導入の事件があってまわりまわりで
    意外な犯人という推理ノベルス。

    設定は学園モノですが語りが先生で
    弱みを握られている・・・。


    でも、悪いことは悪いというゆりっぺ先生個人的に好きです。

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    2010年03月17日
  • 完全犯罪研究部

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    悪人の始末を目論み、日々完全犯罪の研究を続ける「完全犯罪研究部」。そして彼らを止めることが出来ず、日々おろおろする女教師。
    これを聞いて多くの人が思い浮かべるような物語はこの本にはない。
    女教師、由利先生の性格や結末を想像した人がいるだろうか。
    筆者の言う通り、人間しか出てこないものの、あのシリーズとの関連が見られる、意欲作。

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    2010年03月15日
  • 赤の女王の名の下に THANATOS

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    前回の責任を問われ閑職に回された警察官僚・湊俊介が、トイレ全身ブリーチ死体の謎に迫ったり目を背けたりっていうお話。
    いつもの2人が引くほどのキャラ湊俊介にツボったw
    中身の半分以上がウンチクや戯言や掛け合いっていうキャラ物小説になっていて、それはそれで面白かったからいいんだけど、本筋の内容があまり濃くなかったのがちょっと残念かな

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    2009年11月23日
  • リッターあたりの致死率は THANATOS

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    本当に怖いのは真樹だ・・・。

    タナトス。
    今回はまさかの死神が誘拐にあうの巻き。

    でも、やばいです。
    この双子。
    二人合わせて死神なのかも。

    美樹には幸せになってもらいたいけど
    それ以上に高槻ファンであったりなかったり。
    高槻さんに幸せになってもらいたいなぁ。

    これを読んでいると
    雑貨屋さんで売っている魚がほしくなります。
    ベタとか(笑)

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    2009年10月04日
  • リッターあたりの致死率は THANATOS

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    4作目にして一番気に入ったかも。
    相変わらずミステリとしては微妙なんですが、ラノベの延長のキャラ小説として読めばなかなか面白い。
    今回は美樹が活躍したのが良かったかな。ミキちゃん可愛いよミキちゃん。

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    2009年10月04日
  • レベル95少女の試練と挫折

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    林間学校、見知らぬ駅、ゲーム、の短編3話。

    見知らぬ駅だけ、主人公は彼女の父親。
    何だかこう…どういう展開ですか?! と
    突っ込みたいのですが、微妙な気分でした。
    戻らない方がよかったのか、それとも…と。

    学校お泊り会も、なかなか状態。
    噂によって自分が変えられていく、というのは
    人も一緒かと。
    すぐに、は変わりませんが。

    そして最後のゲーム。
    結局、代償なしで何かを得よう、というのは
    無理があるものです。

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    2025年08月30日
  • 最強の毒 本草学者の事件帖

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    幾つかの事件を共にする事になる美男学者と男装同心
    平賀源内や杉田玄白の事など変人本草学者がオタク語りしまくるので、読むのに時間がかかった(笑)
    最終的に師匠と弟子になるかも?な物語。
    恋愛モノにはなりません。

    終盤になるにつれ、汀先生らしい展開と設定にワクワクしました。
    もどかしく切ないラストに、この時代はここまでが限界なんだろうな、と辛くも感じた。

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    2025年01月07日
  • 最強の毒 本草学者の事件帖

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    ネタバレ

    汀こるものさんのサイン本2冊め。どうもこの方の文章は相性が悪いようだ。一つ前に読んだ作品はちょっと特殊な感じのものだったのでそのせいかと思ったが,本作は普通の小説体。それでも一向に読書スピードが上がらない。なんとも粘性があるというかするする読めない。
    まぁ本作もそれほど普通ではないかもしれない。江戸時代の捕物というわけでもなく医者ものでもなく,一応謎解き要素はあるのだがミステリーっぽくもない。主人公(というか語り部)たる紺之介の立ち位置や人物像も今ひとつ曖昧である。面白かったような苦行だったような,あまりすっきり感はない

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    2024年11月14日
  • 最強の毒 本草学者の事件帖

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    江戸を舞台に男装の十手持ち・紺之介と、変人学者の朝槿のコンビが事件を解決するオムニバス。
    木乃伊やボツリヌストキシンなど、昔ははっきりと解明されていなかったものを本草学の知識で解き明かす。
    最初はとっつきにくかったが、どんどん読むうちに紺之介が好きになってきた。
    続きものになりそうな作品。

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    2024年11月03日
  • 探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心

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    『なんて素敵にジャパネスク』を思い出してしまいました。
    最初は読みにくかったけれど。
    慣れたらスイスイ。
    平和?なお話が多数です。たぶん。

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    2024年08月26日
  • 煮売屋なびきの謎解き仕度

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    幼い頃の大火事で、親兄弟とはぐれてしまった少女は
    拾ってくれた場所で、今日もせっせと料理をする。

    神様からのお告げで料理を出してみたり
    誰かに出してみたり。
    部分的にでもヒントをくれるなら
    それはそれで優しい神様、やも?

    近所の人とぼてふりと、押しかけ従業員で
    どうにかこうにかな店内ですが、当然の事ながら
    いい人達ばかり、というわけでもなく。

    平和、と言えば平和ですが、主人公は
    いつか無事に家族に出会えるのでしょうか?

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    2024年02月06日
  • 火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿

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    ネットトラブルコンサルタント、の連続短編。

    何故にここまでハイテンション…な最初の話から
    一応主人公の過去が最後に出てきたり。
    コンサルタントの所でルームシェアしている人達も
    なかなか個性豊かで、恐ろしいほど特化しています。
    止める人は一応主人公のみ、と思っていたら
    その主人公もあれ? な過去持ち。
    いや、過去があるらしい??

    いつもの事ですが、常識人はどこへ?! ですw

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    2023年11月22日
  • 煮売屋なびきの謎解き仕度

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    幼い頃に親兄弟とはぐれて煮売屋に引き取られた少女なびきが主人公。養親が富士に旅立ったため、数日のあいだ女将として煮売屋を仕切ることになったが、お客が持ち込む謎にもご飯の神様のお告げと知恵で対処してゆく。
    なびきが賢すぎるというか悟りきった性格でとても14歳とは思えないが、煮売屋の日常や当時の習俗が面白い。最終話の和蘭陀時計の話もよかったが、妻子を亡くして鬱病っぽくなった武士になんとか食べてもらおうと試行錯誤する話はなるほどと思った。

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    2023年10月17日
  • 五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂ひたまふ 平安ロマンチカ

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    結婚して、ほぼすぐ尼になった後、の生活。

    平安ですが、横文字カタカナ入り乱れ。
    非常にニュアンスが分かりやすかったですが
    時代背景はいいのか、と突っ込めます。
    お気楽ご気楽な感じですが、さらっと政治の闇なんかも。

    登場人物にも突っ込めますし、発言にも突っ込める。
    なのにきっちり平安時代、という面白さ。
    ついでに、この時代の尼がどんな存在で
    どんな『もの』なのかも。

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    2023年09月25日
  • 探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

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    ずっと気になっていた作品
    舞台は平安で警察トップの夫と頭は切れるけど世間知らずな妻が事件を解決するライトミステリー
    時代だけに漢字や役職の読み方など慣れずに最初は読みにくかったけど慣れればスイスイ読める
    始めはミステリー要素が強く、後半は2人の恋愛模様についてハラハラする
    両片想いでなんだか初々しい
    この時代ならではの葛藤なんかがあって面白い
    ミステリーとしても楽しめるし恋愛作品としても楽しめる一冊

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    2023年08月20日
  • 探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

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    相手がいない同士、出会わされて結婚させられた。

    性格的に合ってる二人、な気がします。
    起こる事件も、人に喋れば違う視点が見えてきたり。
    題名があれだったので、奥さんが全部するのかと思ったら
    そうでもなかったです。
    話し相手がいるのが一番大事??

    この時代ならでは、な解答だったので
    言われてみれば納得、でした。

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    2023年03月14日
  • 探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

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    恋に無縁な若君・祐高と頭脳明晰な行き遅れの姫君・忍は「取引」をして結婚をした。八年後、検非違使別当へと上り詰めた祐高だが、周囲からいじられたり浮いた話の一つも無かったりと何だか不甲斐ない。夫の株を上げるため、忍は御簾の中から不可解な事件の謎に迫る。

    平安時代を舞台にしたラブコメ? ミステリ? です。

    平安が舞台のミステリというのもなかなか珍しいと思いますが、主人公であり探偵役の中納言家の姫君(忍)が既婚者3人の子持ちというのも珍しい気がします。
    とはいえ、作品タイトルでは奥様の忍が御簾越しに事件を解決する安楽椅子探偵のような印象を受けますが、探偵はあくまでも忍と祐高の二人。というのも、この

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    2023年01月08日
  • 探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

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    平安時代が舞台なせいもあるんだろうけど、漢字が多くて読みにくい印象。初めて読んだけど、そういう作風の作家さんなのかな?

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    2022年11月26日
  • 火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿

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    ネタバレ

    ネット炎上事件を扱うお仕事小説かと思ったけど、全員だいたい渦中の人で、読者相手に吐露して終わって何もスッキリしない読後感に正直呆然としている……

    面白くない作品では無いです
    でも読む人を選ぶというか、若くないとネットスラングと勢いに置いていかれると思う
    何言ってるか理解は出来てもスピード感についていけない

    これはコレである意味凄い小説だなって思う

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    2022年09月22日
  • 探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心

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    ネタバレ

    陰陽師の資料は読んで書いてほしいですね……?!!(あとがき)
    いつも通り平安時代の解釈違いで苦しみつつ、同時にどんどん失われていくミステリ要素を悲しみつつ読みました。
    なんていうか……佑高くんの将来には期待してます……。

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    2022年07月12日