汀こるもののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・・・一応断っておくけれど(誰にだよ)、私はこの作者の作風が好きじゃないです。読んでて非常に胸クソ悪くなります。
でも今のところ、出てる本は全部読んでいるというこの矛盾したハマりようはなんなんだろうな本当に、と毎度思わされます。
この巻は湊がメイン。
エリート復帰を目指して真樹のツテで金持ち一家の婿選びパーティに行くものの、そこで事件発生。
でも正直事件なんかどうでもよくなるくらい、湊の過去や女性遍歴(?)や奇抜すぎる言動のインパクトのほうが強いです。
もはやミステリーというよりギャグに近い感覚で読みました。そういう意味ではシリーズの中で一番読みやすかったかも・・・。
意外と人間味あふれる湊に一瞬親しみを感じたものの、最後の最後で語られる事実に一気に冷めました。ヒューペルボリアの巫女戦士さん、かなりいい人ですね・・・。 -
Posted by ブクログ
___貴方の存在において、貴方の魂と精神は必要なんですか?
貴方は」
からかうように美樹は笑った。
「本当にこの世界に適合しているんですか?」
その瞬間。
死神の呪詛が、湊の魂を刈り取った。
前作で真樹の暴挙によって、降格された湊が主人公。
彼の過去などから、現在の人格や価値観が形成された背景や
また双子・高槻との接触により新たな一面が見えた。
だれか心の友になってあげて…!笑
怖い・普通じゃないと疎外されていた湊が、少しながら
やはり普通じゃない立花家と高槻に近づけたのではないかと思う。
双子の入れ替わりで最後に結局あれは誰なのか?という疑問が
浮上しているが、個人的には二人が好きなときに入れ替わって
いるのではないかと思った。
そして事件については死体を見つける前から、犯人が分かるって
相変わらず反則だと思った(笑)
死とは外なる理由による淘汰、そして内なる自己愛の欠如。
自らを愛せないものはこの世を生き抜くことはできない。 -
Posted by ブクログ
1話毎に事件が起こり(起こし?)事件を解決(うやむや?)にし
終了させている部活動。
表は『推理研究部』などというまっとうそうなものなのに
何故裏が『完全犯罪』の研究部。
しかも所属しているメンバーが色々個性がありすぎて
もうどう突っ込んでいけばいいのかというよりは
高校生ってこういうものだっけ? と
違う方向に悩んでしまいます。
そんな部活動の顧問をしている先生も
常識人のようでちょっと違います。
これを『ちょっと』と収めるべきなのか、それとも
彼らに比べれば些細なものなのか…ここも悩みます。
しかし、最後の先生の切れ具合といいますか
やり具合はちょっと共感できるかもしれません。
タナトス片割れ何かも出て、おや?w でした。
うん、彼に…彼『ら』に一般人は手を出してはいけません。
最後のページに『カルバニア』が参考資料に上げられています。
読んでいてここかと思った部分ありですw
が、あれはボーイズラブじゃないかと…。
載せてる雑誌はそうですけどw -
Posted by ブクログ
初読、汀作品。かなり...予想と違っている
内容と文章だったなー。ラノベを読んでいたので
耐久性があったおかげか、抵抗なくサクサク。
表題とオビの言葉とはウラハラなソレ系高校生たちの
青春ものですよね。小ネタの宝庫、オンパレードで
意外とこのネタ宝庫に反応出来る自分も結構...
ヲタ属性あるんだなw。
ネタ中心の会話、高校生達の少々残念な
方向性に傾向したやんちゃな日常と学園生活、
そしてその顧問である一見被害者な可愛い女教師
のストーリーが面白く、結果ミステリ的な部分って
どこだっけ?? とすら思え、当初の犯人探しより
「古賀くん」のラストの独白がここまでのストーリー
を破壊する殺傷力のあるカオスな展開。
恐らく...タナトスシリーズと繋がってるのでしょうね。
何故か敬遠していたそのタナトスシリーズ...読まなきゃ。 -
Posted by ブクログ
“「殺人模型アーニー・デル、シーズンセブンバージョン!残念ながら血はラッカーですが!ボールペンの赤インクを混ぜるとそれっぽい色になるんだよね」
「いつ見てもすげーな匠は。この才能の無駄遣いっぷりが」
「褒め言葉と取っておこう!」
「どうせなら黒死館を作ってよ」
「あれ真面目に考察したら三次元じゃ収まらないらしいっすよ」
「マジかよ、流石奇書パネエな」
「じゃあやっぱり斜め屋敷の天狗の面の部屋だね」
殺人現場のジオラマを前に、会話している三人は露悪趣味の高校生そのもので実に平和な光景だ。”
結構おもしろい。
mixiやらTwitterやらニコニコとか現代につながる単語がちょこちょこ出ているところや、
有名な推理小説の名が挙がっているところとか。
もちろん、内容も。
個性ある完全犯罪研究部の面子と、おきた事件の真相と、おきる事件の真相と、その犯人と。
ゆりっぺが可哀相ながらも楽しそうなのがちょっぴり、ああ、その、羨ましい。
“「なー、ゆりっぺんち入れてくれたら謎の盗聴器、捜してやるぜ。無線機一個ありゃ簡単だ」
気楽に寝言を言ってくれる。私は遠慮なく手を振り払う。
「……別に私は捜してほしくないけど」
「オレが捜したいんだよ」
「だから嫌なのよ。新しい盗聴器をつけるつもりじゃないの?」
「いやもーそれは十分堪能させていただきましたから、ここは一つ。タンス開けたりしねーぜ?ほらこれこれ」
と彼は自分の、登山家かバックパッカーみたいな深緑の大きなリュックを開けて銀色の箱を取り出した。折り畳み式のアンテナがついていてラジオのようだった。
「これ一発で見つかるんだからさ、やってみよーぜ」
「……それもお兄さんの友達に借りたの?」
「いや、これは自前。お値段もお手軽な九千八百円!」
「君は何がしたくてそれを買ったの?」
「“こんなこともあろうかと”!」
どんなことがあると思って、というつっこみは最早無益だ。東條は盗聴器探知器のアンテナを伸ばして電源を入れ、携帯電話の電波を捜す要領で上下に振った。
「……ん?」
ピーッと高い電子音が鳴り、赤いランプがちかちか点滅している。東條の表情が渋くなる。
「……佐竹、この部屋、盗聴されてんだけど」
「え!?」
――このときばかりは、杉野二号・古賀の鉄仮面コンビも顔を上げた。”