汀こるもののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まさかの2巻。
あの終わりで2巻がでるとは思いませんでした。
書いている人自体が1巻完結予定だったらしいので
編集者って、担当ってすごいな、と違う所に関心してました。
生きていく中でも、生活していく中でも確実に使わないだろう…
使わなくていいだろう知識が増えていきます。
あの手持ちだけで、よくもまぁここまで考えられるな、と。
それ以前に、よくもこのメンバー、1人かける事無く
話続けられたな…と。
視点が切り替わり、話も切り替わり…。
日常恐ろし(?)短編? と思ったら、連続短編?
複線か何かかとも思ったんですけど
微妙に違う感じ??
そして最後の人は…確実にあっちですよね??
ついに両方 -
Posted by ブクログ
前作ではとんだ役回りをさせられた警察官僚の「湊」警視正による、
湊の物語。シリーズ中、一番カオスな印象です。屋敷においての
連続殺人事件なんぞミステリらしく起きるのですが、その真相や
解決や探偵役など...全てがもう定石無視の暴走ミステリ。
とにかくこの湊のイカれっぷりと立花オトートの「真樹」くん
の悪魔っぷりと、むしろこっちが本編とも思える小ネタが
大爆発。お魚ネタは今回はやや控えめな分、書物オタクが
狂喜しそうなネタ増量。ドイツの「こち亀」っていい表現w。
今作でシリーズが終わるとも思えないのでまだこの
妙な楽しみは継続出来そうでニンマリです。
しかし、湊はバリバリの素人童貞であって -
Posted by ブクログ
・・・一応断っておくけれど(誰にだよ)、私はこの作者の作風が好きじゃないです。読んでて非常に胸クソ悪くなります。
でも今のところ、出てる本は全部読んでいるというこの矛盾したハマりようはなんなんだろうな本当に、と毎度思わされます。
この巻は湊がメイン。
エリート復帰を目指して真樹のツテで金持ち一家の婿選びパーティに行くものの、そこで事件発生。
でも正直事件なんかどうでもよくなるくらい、湊の過去や女性遍歴(?)や奇抜すぎる言動のインパクトのほうが強いです。
もはやミステリーというよりギャグに近い感覚で読みました。そういう意味ではシリーズの中で一番読みやすかったかも・・・。
意外と人間味あふれる -
Posted by ブクログ
___貴方の存在において、貴方の魂と精神は必要なんですか?
貴方は」
からかうように美樹は笑った。
「本当にこの世界に適合しているんですか?」
その瞬間。
死神の呪詛が、湊の魂を刈り取った。
前作で真樹の暴挙によって、降格された湊が主人公。
彼の過去などから、現在の人格や価値観が形成された背景や
また双子・高槻との接触により新たな一面が見えた。
だれか心の友になってあげて…!笑
怖い・普通じゃないと疎外されていた湊が、少しながら
やはり普通じゃない立花家と高槻に近づけたのではないかと思う。
双子の入れ替わりで最後に結局あれは誰なのか?という疑問が
浮上しているが、個人的には二人が好きなとき -
Posted by ブクログ
1話毎に事件が起こり(起こし?)事件を解決(うやむや?)にし
終了させている部活動。
表は『推理研究部』などというまっとうそうなものなのに
何故裏が『完全犯罪』の研究部。
しかも所属しているメンバーが色々個性がありすぎて
もうどう突っ込んでいけばいいのかというよりは
高校生ってこういうものだっけ? と
違う方向に悩んでしまいます。
そんな部活動の顧問をしている先生も
常識人のようでちょっと違います。
これを『ちょっと』と収めるべきなのか、それとも
彼らに比べれば些細なものなのか…ここも悩みます。
しかし、最後の先生の切れ具合といいますか
やり具合はちょっと共感できるかもしれません。
タナト -
Posted by ブクログ
初読、汀作品。かなり...予想と違っている
内容と文章だったなー。ラノベを読んでいたので
耐久性があったおかげか、抵抗なくサクサク。
表題とオビの言葉とはウラハラなソレ系高校生たちの
青春ものですよね。小ネタの宝庫、オンパレードで
意外とこのネタ宝庫に反応出来る自分も結構...
ヲタ属性あるんだなw。
ネタ中心の会話、高校生達の少々残念な
方向性に傾向したやんちゃな日常と学園生活、
そしてその顧問である一見被害者な可愛い女教師
のストーリーが面白く、結果ミステリ的な部分って
どこだっけ?? とすら思え、当初の犯人探しより
「古賀くん」のラストの独白がここまでのストーリー
を破壊する殺傷力の -
Posted by ブクログ
“「殺人模型アーニー・デル、シーズンセブンバージョン!残念ながら血はラッカーですが!ボールペンの赤インクを混ぜるとそれっぽい色になるんだよね」
「いつ見てもすげーな匠は。この才能の無駄遣いっぷりが」
「褒め言葉と取っておこう!」
「どうせなら黒死館を作ってよ」
「あれ真面目に考察したら三次元じゃ収まらないらしいっすよ」
「マジかよ、流石奇書パネエな」
「じゃあやっぱり斜め屋敷の天狗の面の部屋だね」
殺人現場のジオラマを前に、会話している三人は露悪趣味の高校生そのもので実に平和な光景だ。”
結構おもしろい。
mixiやらTwitterやらニコニコとか現代につながる単語がちょこちょこ出ているとこ