汀こるもののレビュー一覧

  • パラダイス・クローズド THANATOS

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    ネタバレ

    アクアリウム?とか、遺伝子の話は壮大で面白かった。
    本格ミステリは苦手かもしれない
    探偵役が意識的にその役割を放棄することはわりとある気がするけど、
    意趣返しのような今回のパターンははじめて

    でもやっぱり生態系の雑学が一番面白かったから、
    次は買わなくてもいいや

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    2011年09月24日
  • まごころを、君に THANATOS

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    死神(タナトス)体質の兄と高校生探偵の弟。双子の兄弟が主人公のミステリー。
    兄は引きこもりのアクアリストでもあり、グッピーやアロワナなどの薀蓄が延々と垂れ流される。
    シリーズ2作目となるが、現在のところ5作目まで出版されている。
    1作目を読んでしまったため、引き続き読んでしまった。

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    2011年07月10日
  • リッターあたりの致死率は THANATOS

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    例の長ぜりふが一番自然に読めた。遺伝子の話が興味深い。ミキちゃんも割と普通の子なんだなって思いました

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    2011年06月12日
  • パラダイス・クローズド THANATOS

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    ネタバレ

    双子の少年、一方は探偵、一方は死神、とか美味しい設定なのに中身のミステリーが蔑ろにされた感が否めない。水槽とか魚とかミトコンドリアとか嫌気性細菌とかそっちの話ばっかりだった気がする。最終兵器ショウモンダコだしね。

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    2011年03月25日
  • 完全犯罪研究部

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    醍葉学園“推理小説研究部”の裏の顔は、完全犯罪を研究し実践を目指す“完全犯罪研究部”。顧問の由利先生は彼らの暴走を止めることができるのか…
    THANATOSシリーズのような魚蘊蓄の嵐(けっこう好きだけど)はなく、読みやすいが内容はブラック。荒唐無稽なようだが、高校生は周りに変なのが二人もいれば暴走する、という作中の言葉に納得する面もあり。青春がまぶしい。

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    2011年03月07日
  • パラダイス・クローズド THANATOS

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    趣向は悪くない(『マルタの鷹』で提示された問題をさらに捻ったものと思われる)が、ミステリ部分は興味を全く惹かない。つまり普通に面白くない。
    この点では『名探偵に薔薇を』より落ちる。おまけして3。

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    2011年02月28日
  • 動機未ダ不明 完全犯罪研究部

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    ここまで壊れなくてもいいけれど、この高校生たちを心理的に見習いたいところもある。少しは生きやすくなるだろうか。

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    2011年01月07日
  • 動機未ダ不明 完全犯罪研究部

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    まさかの2巻。
    あの終わりで2巻がでるとは思いませんでした。
    書いている人自体が1巻完結予定だったらしいので
    編集者って、担当ってすごいな、と違う所に関心してました。

    生きていく中でも、生活していく中でも確実に使わないだろう…
    使わなくていいだろう知識が増えていきます。
    あの手持ちだけで、よくもまぁここまで考えられるな、と。
    それ以前に、よくもこのメンバー、1人かける事無く
    話続けられたな…と。

    視点が切り替わり、話も切り替わり…。
    日常恐ろし(?)短編? と思ったら、連続短編?
    複線か何かかとも思ったんですけど
    微妙に違う感じ??

    そして最後の人は…確実にあっちですよね??
    ついに両方

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    2010年12月21日
  • 赤の女王の名の下に THANATOS

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    THANATOSシリーズ5作目。
    前作の事件のせいで閑職に回された湊警視正が主人公。コネを作りに出かけた財閥の館で殺人事件に遭遇する。
    いちおう事件は起こるもののミステリ部分はかなり薄味で、キャラ小説全開という感じ。単発でこの本だけ読んでもわけがわからないだろうが、個人的にはこれくらいはじけた方が好きかも。高槻の”こんなこともあろうかと”装備には笑った。
    進化論に関しては、私は利己的遺伝子あたりで知識の更新が止まっていたので、リドレーの『赤の女王』というのは知らなかった。

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    2010年10月14日
  • リッターあたりの致死率は THANATOS

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    『死神(タナトス)』こと美樹と、その弟真樹の美少年双子の“THANATOSシリーズ”の4作目。

    今回は、美樹が営利誘拐されます。

    読後の感想は…今までのシリーズの中で一番後味は悪いかな。
    誘拐の他にもう一つ、物語の核となる事件があるのですが、そっちの方は正直何が起こったのか分かりづらい。

    誘拐されても美樹の薀蓄は絶好調。結構毎回“あれ”を読むのが楽しみだったりします。

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    2010年10月13日
  • 完全犯罪研究部

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    ○感想
    ハムが気になります。
    ゆりっぺがだんだんえらいことになっていく。
    タナトスと同じ世界なあたりが恐ろしい勢い。
    ペットボトルロケットは、作らないことにします。

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    2010年10月01日
  • 赤の女王の名の下に THANATOS

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    前作ではとんだ役回りをさせられた警察官僚の「湊」警視正による、
    湊の物語。シリーズ中、一番カオスな印象です。屋敷においての
    連続殺人事件なんぞミステリらしく起きるのですが、その真相や
    解決や探偵役など...全てがもう定石無視の暴走ミステリ。

    とにかくこの湊のイカれっぷりと立花オトートの「真樹」くん
    の悪魔っぷりと、むしろこっちが本編とも思える小ネタが
    大爆発。お魚ネタは今回はやや控えめな分、書物オタクが
    狂喜しそうなネタ増量。ドイツの「こち亀」っていい表現w。

    今作でシリーズが終わるとも思えないのでまだこの
    妙な楽しみは継続出来そうでニンマリです。

    しかし、湊はバリバリの素人童貞であって

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    2010年09月08日
  • 赤の女王の名の下に THANATOS

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    ・・・一応断っておくけれど(誰にだよ)、私はこの作者の作風が好きじゃないです。読んでて非常に胸クソ悪くなります。
    でも今のところ、出てる本は全部読んでいるというこの矛盾したハマりようはなんなんだろうな本当に、と毎度思わされます。

    この巻は湊がメイン。
    エリート復帰を目指して真樹のツテで金持ち一家の婿選びパーティに行くものの、そこで事件発生。
    でも正直事件なんかどうでもよくなるくらい、湊の過去や女性遍歴(?)や奇抜すぎる言動のインパクトのほうが強いです。
    もはやミステリーというよりギャグに近い感覚で読みました。そういう意味ではシリーズの中で一番読みやすかったかも・・・。

    意外と人間味あふれる

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    2011年07月16日
  • 赤の女王の名の下に THANATOS

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    ___貴方の存在において、貴方の魂と精神は必要なんですか?
    貴方は」
    からかうように美樹は笑った。
    「本当にこの世界に適合しているんですか?」
    その瞬間。
    死神の呪詛が、湊の魂を刈り取った。


    前作で真樹の暴挙によって、降格された湊が主人公。
    彼の過去などから、現在の人格や価値観が形成された背景や
    また双子・高槻との接触により新たな一面が見えた。
    だれか心の友になってあげて…!笑
    怖い・普通じゃないと疎外されていた湊が、少しながら
    やはり普通じゃない立花家と高槻に近づけたのではないかと思う。
    双子の入れ替わりで最後に結局あれは誰なのか?という疑問が
    浮上しているが、個人的には二人が好きなとき

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    2010年08月15日
  • 完全犯罪研究部

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    タイトルと表紙で買いました。あんまり後悔はしてないです。

    短編ミステリの編纂版っぽくて一章一章にオチがつくためか、メインストーリーはあまり印象的ではないです。

    ただ、語り部は「完全犯罪研究部」の顧問(突然なった系)なので、部員の行動に読者とともにヒヤリとします。

    しかし残虐シーンは全くないので、大丈夫(?)です。

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    2010年06月28日
  • 完全犯罪研究部

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    作者殿が言う、「暴れたくなるような眩しさ」は残念ながら俺にはちょっと感じられなかった。

    自分が何者かを模索する少年、姉を何者かに殺害された少女、そして不倫の末に堕胎を経験した女教師をテラーに置いて、物語の根底のテーマ(だと思われる)「命の重み」を表現したいのだと思うけど、どうしても最後まで登場人物の軽薄さと情緒不安定さ(特に女性教師の)が目に付いてしまった。言いたいことはこれなんだろうな、って何となく伝わっただけに、ちょっと残念。

    あと、タイトルで現代的なハウダニットを期待していただけに、正直肩透かしを食らった気分。

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    2010年06月05日
  • 完全犯罪研究部

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    1話毎に事件が起こり(起こし?)事件を解決(うやむや?)にし
    終了させている部活動。
    表は『推理研究部』などというまっとうそうなものなのに
    何故裏が『完全犯罪』の研究部。
    しかも所属しているメンバーが色々個性がありすぎて
    もうどう突っ込んでいけばいいのかというよりは
    高校生ってこういうものだっけ? と
    違う方向に悩んでしまいます。

    そんな部活動の顧問をしている先生も
    常識人のようでちょっと違います。
    これを『ちょっと』と収めるべきなのか、それとも
    彼らに比べれば些細なものなのか…ここも悩みます。

    しかし、最後の先生の切れ具合といいますか
    やり具合はちょっと共感できるかもしれません。
    タナト

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    2010年05月11日
  • 完全犯罪研究部

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    あーやっぱり!!って感じの話でした。汀さん・・って2冊目だけどアク??が強いよな。

    でも一話完結って話しだったので、面白かったかです。

    謎はしょぼかった~

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    2010年05月11日
  • 完全犯罪研究部

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    初読、汀作品。かなり...予想と違っている
    内容と文章だったなー。ラノベを読んでいたので
    耐久性があったおかげか、抵抗なくサクサク。

    表題とオビの言葉とはウラハラなソレ系高校生たちの
    青春ものですよね。小ネタの宝庫、オンパレードで
    意外とこのネタ宝庫に反応出来る自分も結構...
    ヲタ属性あるんだなw。

    ネタ中心の会話、高校生達の少々残念な
    方向性に傾向したやんちゃな日常と学園生活、
    そしてその顧問である一見被害者な可愛い女教師
    のストーリーが面白く、結果ミステリ的な部分って
    どこだっけ?? とすら思え、当初の犯人探しより
    「古賀くん」のラストの独白がここまでのストーリー
    を破壊する殺傷力の

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    2010年04月29日
  • 完全犯罪研究部

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    “「殺人模型アーニー・デル、シーズンセブンバージョン!残念ながら血はラッカーですが!ボールペンの赤インクを混ぜるとそれっぽい色になるんだよね」
    「いつ見てもすげーな匠は。この才能の無駄遣いっぷりが」
    「褒め言葉と取っておこう!」
    「どうせなら黒死館を作ってよ」
    「あれ真面目に考察したら三次元じゃ収まらないらしいっすよ」
    「マジかよ、流石奇書パネエな」
    「じゃあやっぱり斜め屋敷の天狗の面の部屋だね」
    殺人現場のジオラマを前に、会話している三人は露悪趣味の高校生そのもので実に平和な光景だ。”

    結構おもしろい。
    mixiやらTwitterやらニコニコとか現代につながる単語がちょこちょこ出ているとこ

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    2010年04月22日