西尾維新のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ西尾維新のデビュー作である「戯言シリーズ」の続編。著者のデビュー20周年記念作でもあるとのこと。
舞台は本編終了の20年後。『青色サヴァンと戯言遣いの娘』というサブタイトルが示すように、本編の主役たちの娘が今作の主人公であり、初めから終わりまで「青色サヴァン」こと玖渚友も、「戯言遣い」こといーちゃんも出てこない。
それでいて、しっかり「戯言シリーズ」であり、読み物として面白いのは流石の手腕といったところ。
直接登場しないとはいえ、いーちゃんたちが幸せそうで何より。あと玖渚直は、十数年越しに中二臭い口癖を断罪されるけれど、そこにはむしろ作者の愛や照れを感じて、にやけてしまう。 -
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とうとう
羽川、過去と向き合い。そして、表の自分と裏の自分が融合というところか。
そして告白。いやー切ない。
自分も重たい宿命を背負ってしまったのに、悲壮感無く色んな人を救っていくアララギくん、
ガハラさんのお父さんまで。コミカライズ版、ラストスパートですね。 -
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大学生編はややダーク路線?
大学生となり、青春チックな恋愛・友情・家族愛に応じた心の揺さぶりによる怪異は離れ、社会問題や大人の汚さに迫った怪異事件が展開するように。しかしこのダークさもある意味原点回帰。大学生編(モンスターシーズン)は薄気味悪い怪異現象に暦が挑む!
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なんでもは知らない
委員長の中の委員長、羽川翼。彼女はなぜここまで完璧なのか?暦から見た羽川翼は本当の羽川翼なのか?
2000年代屈指の怪異ミステリー、『化物語』の完結編。 -
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あなたの願いは?
あなたの願いを叶えてくれる道具が有れば、何を願うか。その望みは果たして思い通りに叶うのか?神原駿河の気持ちを推し量ると苦しくなる作品。
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読み始めたら止まらない
物語シリーズの原点であり頂点とも言える「ひたぎクラブ」と「まよいマイマイ」。あなたにも起こり得る怪奇現象に西尾維新の会話劇を合わせて浸かってみては。
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大学生編、ホラー風味強し。
部屋の中には檻。そこにいたのは___!?
不気味な怪異を一話完結で書き切ったのは見事。オチの付け方はやや無理筋だが、まとまってはいるので良いだろう。 -
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チャレンジャー精神
コロナ禍を舞台にしたチャレンジャー精神に喝采。ともすれば過去作との整合性も崩れる中、現在を生きる少年少女の青春を投影できる舞台設定で作品を制作し、誰のための物語シリーズか、姿勢をぶらさなかった点は流石。
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原点回帰
正体不明の現象をことほぐし、相手の土俵で問題を解く。これが物語シリーズの原点だったと思います。いつの間にか吸血鬼パワーに頼ったこじつけ解決ばかりになっていたが、今回はその傾向は控えめ。何が起きているかわからない不気味さを相手取る、ホラーミステリーになっている。
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イラストギャラリー
イラストギャラリーは、各巻の表紙+2。
+2は、木の生えた車の車体の上に腰掛ける八九寺の絵(こちらはあまり見たことない)と、幼女童女少女3人の図。