森薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公のスミス君が逗留している友人の妻のアニスさんが中心の巻です。
普段は友人さんの豪邸で不自由なく暮らすアニスさんですが、公衆浴場に出かけて友達になりたい女性が出来、なんとかお近づきになろうと考えをめぐらします。
浴場のシーンが多く女性の裸の描写がたくさん出てきます。それだけではなく女性同士の友情という男性読者にとっては少しつらい話が続きます。
姉妹妻とよばれる友情関係を結ぶあたりから、(男の読者にとっては)だいぶ大変なものを見ている感じが強くなるのですが、一方で悲しい展開に行くのではと心配しながら読みました。
結果は、なんとも、個人的には想定外というか新しい価値観を見ているような流れで、 -
Posted by ブクログ
「旦那さまは男性ですもの、妬いたりしないわ」
キマシ…もとい、スミスさんがお世話になったところを辿り直す、ということは物語の後半に入ったということでしょうか。20冊以上続けてくれる…?
女三人が姦しいシーンのバック(フロント?)の花が、これは楽しんで描いたんだな〜ということがよく分かって大変良いです。
パリヤさんの猫、アミルに威嚇してその後パリヤさんになんか訴えてましたけど、あれは「追い出してやったぞ!褒めろ!」って感じでしょうか…。
タラスさん、学はないけど賢いっていう描写で、いいなあ、そういうの。
そしてはしばしで語られる当時の世俗文化が面白くて仕方ない。
絵の美しさもますます磨 -
Posted by ブクログ
19世紀中央アジアでひたすら日本式ラブコメ
前巻ではひとり暴走気味だったパリヤさん。
本巻では、ウマルとの様々な展開が用意されてます。
(下記参照)
日本のラブコメ文脈で描かれてますが、結局は男女の事柄に、彼我の差はさほどないということでしょうか。
パリヤさん編、ほとんど完結した感がありますが、しっかりと嫁入りさせないと「乙嫁語り」ではありませんね。
・パンに込められた意味の説明
・告白の応酬「有難いと思ってます」(らしいw)
・おつかいの馬車の旅。お約束のトラブルの数々
(パリヤさんフィジカル強い)
・水車小屋の前で…
(あちらの本当のスタイルはきっと違うだろうなとは思う)
・仕事中