前作『エマ』で19世紀末の英国・階級制度の恋愛を描いた森薫先生の最新作はシルクロード!美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、12歳の少年・カルルク。遊牧民のアミルと街を作り定住する定住民のカルルク、8歳もの年の差がある2人の愛の行く末は?
前作ではメイド愛を爆発させていた森薫先生、今作でも圧倒的な情報量と繊細かつダイナミックな画力で中央アジアの「乙嫁」たちの生活、愛を描きます。嫁入り前に必ず行う布支度や、結婚式、料理、描かれる日常が本当に面白い!洋服に入れる刺繡の作画が細かくて本当に美しい…
キャラクター達もとても魅力的です。主人公であるアミルをはじめとした、様々な「乙嫁」たちもそれぞれ個性が強い…!美しく、健康的でたくましく、それでいてチャーミング!一度読んだら乙嫁語りの世界観から抜け出せなくなること間違いなし!!
人間だけじゃなく動物も沢山登場する本作、ぜひ読んで頂きたい一冊です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年02月21日
読むたびに中央アジアへ行きたい気持ちが高まってやまない。
もうこの世界はないんだけど、行ったら片鱗が見られるんじゃないかと期待してしまう。
この風土、文化、日常…暮らしを描かせたらこの人以上の作家はいないですね。
ティルケ良かったね
匿名 2023年05月16日
最初の淡々とした日常の話も好きです。この地域にこたつがあったと言うことも新鮮です。ティルケが念願の鷹に触れ会えたことが何よりも良かったなと微笑ましいです。
スミスさんのお話。
この時代のなんやかやがいろいろ知れる一冊でした。
そしてタラスさんの覚悟が自然と表現されていて
とても心強い信念を垣間見れました。
Posted by ブクログ 2020年09月09日
「また縫います」
ああ、タラス!
こんなつつましいシンプルなセリフだが、なぜかとても頼もしくカッコよい…!
これは惚れる。くそうスミスが羨ましすぎる。
「エマ」もそうだが、自分達の知らない世界(エマの場合は19世紀の英国上流社会、乙嫁語りの場合は中央アジアの世界)に対して、わかりやすい形で知見を広めてくれること、男女の愛情を絡めた読みやすく引き込まれるストーリー展開、絵の緻密さ等が好きです。おそらく、全巻買うことになるでしょう。
Posted by ブクログ 2019年09月07日
こんな風にブランコが乗れる歳ではなくなってしまった。ブランコは怖い乗り物になってしまった。ということを思い出しながら読んだ。またブランコが楽しめたらよいな。
Posted by ブクログ 2019年01月06日
タラスさん、大人しそうに見えたのに実は情熱的!
この二人のカップルは何だかアミル×カルルクたちに比べてまだしっくりこない感がありますが、タラスさんもこれだけの覚悟を決めてきたんだから幸せになって欲しい。イギリスに帰ったとしても前途多難ですね…。
それにしてもブランコ!勢い激しいな〜笑
Posted by ブクログ 2018年12月28日
最高だった、としか(毎度のことながら)言えないんだけど、表情や仕草のひとつひとつに込められた感情表現が……(悶絶)不穏な空気は拭えないけど、これから復路かな。次も楽しみ。
Posted by ブクログ 2018年12月28日
いつもいつもすてきです
書き込みが凄すぎてため息です
いつもながら
また新しい展開
風俗や写真のことや知らないこといっぱい
いいなあ
ありがとう 森薫さん
次号早く!あっ、でも無理ですよね はい
≪ 草原を 越えてまた旅 記録撮る ≫
Posted by ブクログ 2018年12月26日
待ちに待った新刊。タラスさん…!!
あいも変わらず自分自身も漫画の世界に入り込んだかのような没入感を味合わせてくれる漫画。画力と時代背景・風俗への知識の裏付けによるものなのかなーいやぁとにかく好き。。次の巻もまだまだ先だろうけど本当に楽しみ。。。
Posted by ブクログ 2018年12月25日
何と、ここに至って主人公、結婚しちゃいました。流浪生活の中での重大イベント出来ってことで、比較的のどかな日常が描かれる本作の中では、かなり異色の出来事という印象。かの地の歴史に関する無知もあって、どこへ向かうのかが全然見えない作品だけど、それぞれのエピソードの面白さ、絵の美しさとかが素晴らしくて、つ...続きを読むいつい読み進めてしまう。本当に素晴らしい作品って、そんなもんだなとか思いつつ。もちろん、今後の展開にも期待大な訳で。
Posted by ブクログ 2018年12月20日
相も変わらず、セリフなどの多くを語らないところがイイ!
セリフを付けないことで、ゆっくりとした時間の中でのあの独特な雰囲気を醸し出しています。
タラスさんのターン、来ましたね。待っていた方も多いのでは?
私は私で、あのような別れ方も逆に現実味を増していて、それはそれでいいとも思ってましたが、やっぱ...続きを読むり上手くいって欲しいな、というのが本音。
これからの展開が楽しみですね。
Posted by ブクログ 2018年12月18日
読後に「ほぅ……」と溜息一つ。
没入しては顔を上げ、一息にはとても読めない。
「寒中歌」「時計」「アンタリヤ」と、大ゴマ、構成、見開きに翻弄される。寿命が延びる気すらする作品。
Posted by ブクログ 2020年12月23日
冬が来る。
こたつを作るって描いてあって、みんな冬の楽しみか・・・
と思ったり。
スミスの後を追って来たタラス。
彼女の一途な想いがスミスとの恋を成就させる。
新しいカメラ、薬剤、ラクダ等を調達し、来た道を戻る予定で。勿論道案内はアリ。
道中、スミスの懐中時計が思わぬところで発見される。
しかも「...続きを読むロシア皇帝の護符」とまで尾ひれがついて。
まぁ、皆さん信じているようなので何よりですが・・・w
アンタリアでタラスとスミスの立ち乗りのブランコ。
タラスの笑顔が素敵です。
そして。
タラスの上掛けが欲しいと申し出る人が。
その申し出を受け、上掛けを売る。
スミスは「手の込んだ物なのに」と渋るが、
タラスは「また縫います」と笑顔で答える。
彼女が、とても眩しい。
Posted by ブクログ 2020年04月25日
スミスの金時計は不思議な経路をたどって、スミスと再会。戻ってはこなかったけれど。
スミスとタラスは、アンカラからアンタリヤ、そして元来た道へ。皆はどうしているのだろう?双子のライラとレイリは相変わらず元気だろうか。
Posted by ブクログ 2019年01月19日
タラスの元婚約者はとても良い人。
スミスよりも幸せにしてくれたんじゃないかなぁ。
異文化婚はいろいろ苦労しそうだから。
スミス一行が乙嫁たちを再び訪ね歩いて、物語の締めにするのだろうか?
ずっと続いて倦怠期の嫁の話なんて、読みたくないしな〜。
Posted by ブクログ 2018年12月18日
冒頭のショートストーリーが淡々として美しかった。ティレケが鷹に会えて良かったね。最後の記憶があの鷹じゃ可哀想。
本編はタラスがメイン。この人は本当によく働くなぁと感心しました。生活力が高いというか、お嬢さん育ちのアミルとは、感覚が違うんだろうな、と思います。しかし湿板カメラを持ち歩くとは、スミスさん...続きを読む危険……。というかこの人ちゃんと生きて帰れるのかなと時々不安になる。
次は双子やら姉妹妻やらが出てくるようですが、正直あのへんどうでもいいのでアミルの方描いて欲しいです。
Posted by ブクログ 2018年12月17日
「これは恋だ
これが多分 恋だ」
「そうでなくては この強い想いは説明できない」
タラスさんの落ち着いた雰囲気好きだな~。好きだ。
そして湿板写真、めちゃくちゃめんどくさい・・・!
よくこんなもの発明したな人類。
スメスさんの時計が巡り巡って大変なことになったお話が好き。
こういう、森薫の脱...続きを読む線の仕方いいよね。世界が広がるし、メインストーリーで語りきれない人々の生活が垣間見れるあたり、調べ物の鬼のような著者の才能を存分に生かせていると思う。
Posted by ブクログ 2018年12月17日
スミスと再会する前のタラスの話とか再出発の前の旅支度とか閑話休題的な巻でした。タラスの再婚相手のおじさんがモブキャラなのに良い人すぎる…あのおじさんに幸せがありますようにと願ってやまない。
Posted by ブクログ 2022年09月15日
スミス&タラス回。
若いお嫁さんが多いこの作品にとってこの2人は初々しくも落ち着いた雰囲気で心穏やかに見守られる。
ブランコのシーンはタラスさんが解放されたことを示すいいシーンだったなぁ!
それ以外にも当時の英国とアジアの関係やカメラの技術やスミスの懐中時計後日談も。
Posted by ブクログ 2018年12月20日
「いい女ナンバー2」のタラス、とスミス。
24p「これは恋だ。これが多分恋だ」の顔は、そうそう描けない絵だ。
そんなふたりがブランコに乗るなんて、まあ。