前作『エマ』で19世紀末の英国・階級制度の恋愛を描いた森薫先生の最新作はシルクロード!美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、12歳の少年・カルルク。遊牧民のアミルと街を作り定住する定住民のカルルク、8歳もの年の差がある2人の愛の行く末は?
前作ではメイド愛を爆発させていた森薫先生、今作でも圧倒的な情報量と繊細かつダイナミックな画力で中央アジアの「乙嫁」たちの生活、愛を描きます。嫁入り前に必ず行う布支度や、結婚式、料理、描かれる日常が本当に面白い!洋服に入れる刺繡の作画が細かくて本当に美しい…
キャラクター達もとても魅力的です。主人公であるアミルをはじめとした、様々な「乙嫁」たちもそれぞれ個性が強い…!美しく、健康的でたくましく、それでいてチャーミング!一度読んだら乙嫁語りの世界観から抜け出せなくなること間違いなし!!
人間だけじゃなく動物も沢山登場する本作、ぜひ読んで頂きたい一冊です!
感情タグBEST3
この作品はとても好きな作品です。
今回はアゼルの嫁取り話が凄まじかった!
これぞ草原に生きる男と女。
ジョルク、バイマトまで嫁を取るとは思わなかった~(笑)
皆それぞれに相応しいご縁だとおもう。
しかしながら、次の展開は大戦になるのか?
次巻にも目が離せない!
Posted by ブクログ 2022年10月23日
不満点など見当たらない最新刊
馬、馬、馬、嫁、って感じで楽しかったです。
ハルガル3人トリオ(笑)も、お似合いで納得の乙嫁をお迎え。おめでとうございます!
随所で置いてけぼり感を感じているようなカルルクさんだけれど、以前のようにその事に拗ねている訳でもなくて、成長したんだなぁと頼もしく感じました。...続きを読む
次巻がもう待ち遠しいです!
しかしラスト、ページをめくったら突然のアミルの〇〇に赤面でした(*ノωノ)キャ
匿名 2022年11月11日
北の侵攻に備えて、街と草原の人々がついに手を取り合う!
そしてついにアゼルの嫁取り!!
銀世界を駆け抜ける馬馬馬と男女たちの、取るか取られるかの熱い戦い――。
……を馬で駆けながら観戦するアミル(とカルルク)。
激戦の末にアゼルは勝利と嫁を勝ち取った!
さらにはなんとバイマトとジョルク...続きを読むにも嫁が来た!!
祝いと同盟の知らせは各地に知らされ、久々に活気付く草原の人々。
やってきた嫁たちは三者三様。
長男気質のアゼルには長女気質(女傑)のビケが、
穏やかなバイマトには優しく控えめなアイグルが、
男子校育ちっぽいジョルクにはギャルっぽいリャザットが。
各嫁たちの性格の違いは、顔つき以外にも三つ編みの結び方にもそのまま表れているのが面白い。
不幸続きだったアミル実家にやっと春が来て、本当に良かった。
先は分からないけれど、子供が生まれたり嬉しい話が続くことを祈りたい。
アゼルには強い女性がいいのでは?と思っていましたが、予想通りになり嬉しい!やっとアゼルにも春が来ましたね。アミルの子供も楽しみですが、アゼルの父親ぶりも早く見てみたいです。この漫画はおすすめです!
スミスさんと同様、我々もアミルたちの安否を気にしていたのでひとまず良かったです。しかし、これからロシアとの絶望的な戦いになるのか。見どころは個人的にはバイマトの見せた男気に泣かされました。ほれてまうやろ!
Posted by ブクログ 2022年12月11日
14巻目にしても面白さが止まらない。
作品の内容としても面白いのだが、ここまで緻密で繊細に描かれると一冊の漫画が芸術作品の域だ。
動物の躍動感、人間の強さが溢れ出ている。
作者の作品への愛がとにかく強い。
デジタル書籍ではなく、本として所有しておきたい作品。
アゼルの嫁取り物語
匿名 2022年10月22日
アゼルの嫁取り馬比べ!馬も景色もカッコイイ!!草原の民たちのプライドのぶつかり合い。馬比べの結末は・・・?
Posted by ブクログ 2022年10月20日
男!女!草原!婚礼!はあああ、こんなに馬を描き分けられるってナニ。
絵を描く喜びにいつもながら満ち満ちた、絵を描く力の最盛期にあってまだ発展している、ああ、なんという漫画でしょうー。
私はバイマトが好きー。
Posted by ブクログ 2022年10月19日
馬競べ最高!
そう、草原の民の嫁取りったらこういうイメージだよね!やっぱりアゼル格好いいぜ!そしてジャハン・ビケも格好いい!
しかし、初夜の前のセリフが、「嫁は鷹のようでなければ」ときたか(笑)さすがアゼル……。まあ、ジャハン・ビケとは似た者夫婦で最強。お似合い。
あと、ジョルクの可愛さも、バイマ...続きを読むトの懐の深い優しさも、それぞれによかった
アゼルほんとにかっこいい
カッコいいそしてカッコいい
そしてラブラブで最高
バイマトも最高
優しすぎ惚れる。まじ。
現実に異世界転生してくれ。頼む。
そんで続刊はまだかのぅ、、、
楽しみじゃぁ、、、
Posted by ブクログ 2023年04月03日
フィクションの中でも嫁取りは大変。いや、命懸け。
馬だらけの馬競べで美しい馬体を堪能させて頂きました。
馬は皆好きでしょう?
もちろん私も大好きです。
よきご縁がありました〜
カッコよい馬とカッコよい女性たち。
そして上まわるカッコよいアゼルたち。
最強の組み合わせ誕生の瞬間、ワクワクしました。でもその裏にはロシアもいて、、、
不安もいっぱいです。
大好きなこの登場人物みんなが幸せであってほしいと切に願います。
アゼル達の結婚というとてもおめでたいお話の一冊。3人まとめて結婚して嬉しい限り。この後ロシアとの事になるんだろうか。それがちょっと心配。
毎度のことながら、緻密で美しい衣装や景色に惚れ惚れします。
作者様の後書きを見る度に本当に絵を描くのが好きだとわかります。
アゼル推しなので、彼に相応しいお似合いのお嫁さんが来て嬉しいです。ただ、キナ臭い情勢にこの先が心配。どうか皆生き延びて欲しい。いつの日かスミスさんが戻るのは必須だと思うけど、...続きを読むかなり先で最終話辺りなのかなと予想してしまう。その時は、どうかアミルもカルルクも、そしてアゼルも元気で沢山の子供に囲まれて居てほしいと切に望む!
今の世界情勢と重ねてしまうのだけれど、人類は武器を手に取る以外の方法で紛争を解決できるようになるのはいつになるのだろう。
匿名 2022年11月16日
表紙でついに…!と思ったら、3人とも結婚でめでたいですね〜
新しい巻が出る度に一巻から読み直すのですが、作者の愛が伝わってきます。
じわじわとほっこりと。続編も楽しみです。
Posted by ブクログ 2022年10月29日
史上かつて、ここまで馬まみれ(しかもリアル描写)な漫画単行本はあっただろうか...と思うくらい馬ばかりの一冊。嫁取り物語がおまけだよ、これ!(いや、かつても身分違いの恋...という建前でメイドまみれの本を描いてたか)
あとがきでこの本が出たあとウズベキスタン取材とあったけど、世界情勢的に大丈夫かなあ...続きを読む。
なんだか話題がてんこ盛りで何から書いたら良いのか…
表現によって違うのだなぁと思ったのが
嫁、妻、娘、母。
妻って表現された時は対等な存在。
でもアゼルはこの気の強い人とどう付き合うんだろう?と思ったところで、婚姻後に女性が頭を下げるシーン。こうしないと成り立たないだろうなと思わされ...続きを読むた。
どちらが強いといえば、やはり女なのかなぁ?
だから男性は立ててやらないと立たないのかな、と。
一方で身体的に弱者が追い詰められて精神的にも弱者の立場に置かれた時、本当に無法地帯となるようだ。よくよく男児は最初から躾けないとならないのかなー。
あの彼女は本当にバイマトのような仏様のような人に選ばれて良かったなぁ。
『生きたまま焼かれて』の、全身を焼かれつつも生き延びた、整形だらけの彼女が結婚した人もきっとそんな人だったんだろうなぁ。
ただ、私なら心まで卑屈にはならないだろうから安心したら我が出ると思う。実体験として辛うじて整形せずに済んだけど、生きてる心は常に元気だ。
そして、次。
嫁と表現される時、それは思いっきり機能のことなのかな、とも。
敬われれば幸せだし、蔑まれれば不幸だし。
相手や環境次第。
機能を取っ払って、ただ1人の人として内面まで見て欲しいなぁ。
そしてロシアの侵攻。
タイムリーな話題になってしまったなぁ。
カルルクとアミルの歳の差がこの漫画をとてつもなく平和なトーンに保ってくれている気がする。
Posted by ブクログ 2022年10月19日
ほぼ馬が走っているだけなのに、なんでこんなに、涙が出るほど美しくて、わくわくするのか。ハルガルの3イケメンにも、それぞれ納得の伴侶が。
Posted by ブクログ 2023年11月06日
アゼル一族の嫁探しの話
結婚に至るに至った背景は置いておいて、3人それぞれにあった女性でこれからも描かれるのが楽しみ。
ひとえにお嫁さんと言っても人間色々だよね!って思える。
そして今回のもう一つのメインは馬の画。
動物を描かせたら森薫さんの右に出るものはいないんだろうな。素晴らしい。
Posted by ブクログ 2023年09月01日
久しぶりにアミルとカルルクのお話から。
ロシア侵攻に備えるために草原の一族が手を組む。
それを仲介する町の者。
草原の一族の一つはアミルの実兄「アゼル」が長を務める。
もう一つは新キャラで、強い女性「ジャハン・ビケ」。
「娘婿に相応しいかどうか」と勝負をすることに。
協定を組んでも、弱い男に嫁がせ...続きを読むる訳にはいかない。
たとえそれが政略結婚だとしても。
勝負に勝ったアゼルが選んだ女性はジャハン・ビケ。
ジョルクを気に入ったのはリャザット。
パイマトは一度結婚に失敗して顔に火傷の跡の残るアイグル。
3組の夫婦の誕生。
アミルとカルルクのイチャイチャで締めくくられる。
ロシアって、昔から凍らない港が欲しかったんだろうな…
テケ族の金の馬・・・
ついこの間動画で見たばっかりで、ビビったわ。
ホントに美しい。
Posted by ブクログ 2023年03月11日
新しい乙嫁!まさにアゼルの嫁、アミルの義姉って感じ。
スミス達も気になるけど、初登場の衣装を着た新キャラが出てくる方が好き。
1巻の時点でアミルは行き遅れ扱いされていた気がするけど、今回は皆現代の価値観に合った年齢だった。定住民と遊牧民で適齢期が違うのかな?
Posted by ブクログ 2022年12月20日
馬競べのシーン、迫力がすごい!一つ一つの線がスピードと力強さを表現していて、一緒に駆け抜けている感覚になった。
新キャラクターのお嫁さんたち、みんな魅力的。強い姉も元気な妹も、麗しくて可愛い!
Posted by ブクログ 2022年12月11日
ちょうどファスト教養やら映画早送りやらの本を読んだこともあり、本作のような無声劇の凄さに刮目。ともすれば読み飛ばしてしまいそうにもなるけど、実は情報量とか半端ない。これでもかという細かい描き込みも相俟って、込められた圧倒的熱量に脱帽。凄い。