あらすじ
4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』! 第10巻の前半はカルルクが”男”になるべく修業をする”男修業”編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。お楽しみに!
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前作『エマ』で19世紀末の英国・階級制度の恋愛を描いた森薫先生の最新作はシルクロード!美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、12歳の少年・カルルク。遊牧民のアミルと街を作り定住する定住民のカルルク、8歳もの年の差がある2人の愛の行く末は?
前作ではメイド愛を爆発させていた森薫先生、今作でも圧倒的な情報量と繊細かつダイナミックな画力で中央アジアの「乙嫁」たちの生活、愛を描きます。嫁入り前に必ず行う布支度や、結婚式、料理、描かれる日常が本当に面白い!洋服に入れる刺繡の作画が細かくて本当に美しい…
キャラクター達もとても魅力的です。主人公であるアミルをはじめとした、様々な「乙嫁」たちもそれぞれ個性が強い…!美しく、健康的でたくましく、それでいてチャーミング!一度読んだら乙嫁語りの世界観から抜け出せなくなること間違いなし!!
人間だけじゃなく動物も沢山登場する本作、ぜひ読んで頂きたい一冊です!
感情タグBEST3
旅行に行きたい
いろんな土地の文化に、触れる旅に出かけたくなります。いつか中央アジアを巡りたくなります。スミスの旅とアミルたちの話もあって読み応えあります。
細かい描写が美しい
この漫画の著者は細かいところまで書き込む事で有名ですが…本当に細かくてビックリします!よく見ると絨毯の繊維も一本一本書き込まれているのがわかります。
本誌を読んでいないのでどれぐらいのペースで掲載されているのかわかりませんが、美術的な美しさにじっくり時間をかけて読みたいと思うシリーズです。
年の差
カルルクさんがアミルに抱かれて泣くところ…現代よりちょっと前の日本で考えたら、ねぇやが子守をするようなものなんだろうなぁというのがよぎってしまいました。
それでも夫婦!
早く早く大きくなれ!!
タラスさんはいい人に見送られて本当に良かった。今度こそ幸せに。
Posted by ブクログ
この物語の中には愛情/生活/文化/人生の全てが詰まっていて、新しいページをめくるほどに胸の内がじんわりと温まるような気持ちになれるんです。
中央アジアの過酷な生活環境ではあるけれど、大自然のたおやかな流れに逆らわずに自分達もその一部分として寄り添って助けあって生きていく姿に感動を覚えます。
家族も夫婦も相手を愛おしむ姿を見ていると何か心洗われる気持ちにさせられますね。
それでも19世紀はたくさんの戦争が起こって国が滅んだり生まれたりした時代でもありますのでこれからこの物語にも不幸な風が吹き荒れてしまうんではないかという気配が描かれているのは穏やかでは要られませんね(笑)
もうすでに11巻は出版されておりますので楽しみにしています。ホント素晴らしい物語です。
Posted by ブクログ
前半は未だに遊牧生活をしているアミルの実家・ハルガル家にカルルクが弟子入りする修行編、後半はスミスが遂にアンカラに到着する旅編。
嫁がほとんど出てこない男だらけの巻だったけど、原点回帰したようで本当に良い巻でした。3巻のスミスの話が実にあっさりハッピーエンドに落ち着くところが作者らしくて安心する。それにしても、カルルクが妻に良い格好しようと頑張る脇で、ハルガル家3人組やアリさんとか男盛りのイケメンお兄さん達が貧乏ゆえに誰も結婚できていない現実、シビアな世界だ。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』! 第10巻の前半はカルルクが"男"になるべく修業をする"男修業"編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。お楽しみに!
【感想】
Posted by ブクログ
ストーリーも広大だけど
絵が絵がすごい!相変わらずの描き込みで
どれほどの時間が費やされているのかと思うと胸が痛くなる
でも待っていましたよー10巻
あまりというか全く知識のない中央アジア
時代はほんの少し前なのに 遠い存在だった
それを身近に感じさせてくれてありがとうです
なんか不穏な匂いが漂ってきます
どうか無事で
カルルクもスミスもひ弱そうに見えて強いなあ
すてきです
≪ 極寒の地にも覆うよ智恵と愛 ≫
Posted by ブクログ
カルルクの焦りは相変わらずだ、時が解決するのを知ってるアミルは楽観的だし全力で好きを表現するのこっちが恥ずかしいよカルルクはなにが不満なの(笑)。
イヌワシかわいい、動物かわいい。おしゃれカットされたラクダかわいい。
「誇り」の問題なんだな、カラリとした激情と合理的な凄惨さ。
タラスさんこんな情熱的な人だったっけ。
優しい世界。
Posted by ブクログ
アミルの実家と交流、いい感じ♪( ´θ`)ノ 兄ちゃんズは全うだから、これからは改めて、仲良く出来るといいね。厳しい環境は味方が多い方がいいもん。あとまさかのタラス参上! こんなにいい人と結婚したなら、もしかしてこのままの方が幸せになれるんじゃ?
Posted by ブクログ
カルルクが強い大人の男になりたいと、いじらしく頑張る。そんな姿にアミル同様キュンとする。
そして今回も圧倒的な絵ヂカラでイヌワシだのがかっこいい。
久しぶりにスミス氏の登場に新たな展開に期待したが、まさかの。。。第3巻読み直そっ。
・・・と思って読み直したら、もう7年も前かぁ。一年に一巻、待ち遠しすぎる。
Posted by ブクログ
男として アミルに認めてもらいたい
そのための修行ですが
しっかりと そのままのカルルクで好きだと
言ってもらえてよかった
10巻はしっかり アミルとカルルクさんの
絆が強くなった気がします
いろいろとままならない世の中ですが
やはり 女性だって幸せになったほうがいい
そんな言葉がとても胸にしみました
Posted by ブクログ
ずっと謎だった、アミルの嫁き遅れの理由が判明。ついでにアゼルたちに嫁がいないことが判明。何で女が全然出て来ないと思ったら………ほんっと困った親父さんだったんだ……。あと、カルルクがアゼルと兄弟してて微笑ましい。頑張る弟と見るとカルルクって可愛いよなーと思いました。
後半はようやっと目的地にたどり着いたスミスさん。またカメラ持って戻りたいと我が儘いってるところが甘いなぁと思ってたら大番狂わせが起こるか?彼はもうおとなしくインドででも静養してて欲しいです。スミスさんよりアリ君の嫁取りのが興味あります。
Posted by ブクログ
タラーーース!!!あー興奮した10巻。アミルとカルルクのお話も今回はじっくりあって良かった。
カルルクが大きくなった姿は私だって早くみたいよ!でもそういうことじゃないんだよ!
Posted by ブクログ
相変わらず衣装や家具の質感の描写がすばらしい。カルルクの成長をそれを見守るアミルのやり取りがおねショタ好きにはたまりません。ウールの毛皮は暖かそうだなぁ
Posted by ブクログ
ずっと歳上の妻アミルに対して男らしくありたいと思っていて、泊まりがけで狩猟の訓練を受けるカルルク。
しかし、いつまで経っても子供にしか見えず、まるで二人は母子のよう。
いずれたくましい青年に成長するのだろうが、まだるっこしい。はやく、本当に男らしいカルルクを見たい。その時は、きっとイケメンで逞しく育っているはず。
Posted by ブクログ
カルルクの弓の練習。
アミルとの会う時間を伸ばして、鷹狩にも精を出す。
彼は男として、アミルの結婚相手で良かったと思えるよう。
スミスとアリ一行はオスマン帝国アンカラに到着。
そこで待っているのはスミスの友達でもあるホーキンズ。
そこから祖国へ帰る予定だったスミスは復路も旅をしたいと。
そのためにアリに復路も手伝って欲しいと願い出ている。
小さくなったカメラを手に復路を決めた。
そして。
アンカラで出会った女性は「タラス」。
一応結婚してアンカラで待っていた。
旦那さんがいい人で「女性も幸せになってほしい」ということでアンカラまで連れて来たそうで・・・
自分が死んだ事にしてまでスミスと一緒に居たい。
タラスの自らの意思で出した結論。
そして、旦那さんは帰っていく。
カルルクの話からスミスの話になるんだけど・・・
とにかく今回は温かい。
そして、タラスには幸せになってほしい。
スミスも帰路は嫁さん連れかw
Posted by ブクログ
強くなりたい!と願う、カルルク。
心配しなくても、すぐだよ。
カルルク、中学生くらいかな?
行き遅れというアミルも、まだ20前後なんだと思う。
スミスにもラブが❤️
Posted by ブクログ
頑張るカルルク、イヌワシたち、狼の横顔。
眼福でした。
鳥は空を飛んで生きるもの。
馬は野にいるもの。
狼は狼。
揺らがないアミルも、とても美しいです。
そして、まさかのタラスさん。
良かったねえ…(T-T)
Posted by ブクログ
カルルクがアミルを守れる男になろうとして頑張っているところ,胸にグッときます.スミスさんもやっとアンカラに到着.突然のタラスの登場にこれ誰という感じ.すっかり忘れてました.
Posted by ブクログ
相変はらず、軍靴の音は響いてゐるのであった。
カルルクさんは「をとこ」を上げるためにいろいろ頑張るのであるが、でも修行するところは嫁の実家で、鷹は雌で、なんつうか。
スミスさんに、かう言ふところを調べる人の情熱が見れると思ふ。あと彼もグローブトロッターの関係なんだらうなぁとか。
Posted by ブクログ
自然の厳しさや、生きる上で大事なこと、ふとした小さなことがとても暖かいこと。
便利な世の中の現代、忘れがちなことを沢山思い出させてくれる本。
こういう当たり前なことって、若い頃はなかなか気づきにくかったなぁ。
Posted by ブクログ
カルルク頑張る!の話
春になったら一回り大きくなってる事を期待したいですね。
そして相変わらず生き物の描写が素晴らしいです。
スミスも頑張れ!の次巻も楽しみ
Posted by ブクログ
主軸のカルルクと、どこへ向かうんだスミスさん!(笑)の話2本立ての巻でした。
カルルクの成長、アミルさんと共におばさんも楽しみにしてますよ〜^_^!
アミルさんのお兄さんたちに狩などを教わるなんて、
カルルク、アミルさんのこと本当に大好きなんだね!
というカルルクの想いが伝わる話でした。
スミスさんは、ラストで衝撃!えーそんなことあんの!って感じです。
Posted by ブクログ
舞台の土地の空気を吸うことが出来る希少な作品の一つ。マンガという枠を超えて、絵巻とでも言うべき領域に。
少年から青年への一歩。イヌワシとアミル。軍靴の響き。美しく、哀切の予兆を感じる巻。
Posted by ブクログ
乙嫁に焦点を当てていた作品だけど今回は物語が大きく進んだ巻。
どちらかというと嫁より旦那(男性)が活躍した回かな。
カルルクの成長。アゼル(アミルの兄)の一族のこれから。
そしてスミスがついにアンカラへ。
最後に出てくる現旦那さんの「ままならない世の中だけど女の人だって幸せに生きた方がいい」というのは名言。
でも1番好きなシーンは美しく毛刈りされたラクダのどや顔(*´ー`*)