宮本道人のレビュー一覧
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SF作家を私は知らない。けど村田沙耶香さんならわかるし『消滅世界』は読んでみたい
いくつもある未来から意思ある未来を選んで描き出すSFプロトタイピング。多様な人たちと創りあげていく過程に意味があり、そのモデレーターが肝になる
その素養がある人は罰に対する反応性が弱い、という指摘に驚きつつも納得Posted by ブクログ -
近年、(主に米国の)先端産業の経営者がSF作品のファンであることにも起因して、SFというジャンルが注目されているようだ。
そこで、SFを積極的に経営に活かしていこう、というムーブメントが生まれ、これがSFプロトタイピングとして市民権を得たものであろうと思う。
「ドラえもん」、星新一から始まり、フラン...続きを読むPosted by ブクログ -
「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、...続きを読むPosted by ブクログ
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また読みたい。ワークショップにも興味があるし、プロ作家の凄さを改めて感じる。
ムーンショット的な考えを磨きたいと思った。Posted by ブクログ -
対談方式を積み重ねて作られている本書。推薦図書や推薦映画などが豊富にあるので、それがとても良いです。Posted by ブクログ
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未来の創造からのバックキャストによる、新事業開発。
日ごろの議論の範囲から、大きく発散させてどんどん広げていこうとやり方としてはすごくいいやり方。ただここから今の現実の、地に足をつけたような開発にどう落とし込むかと言うところは簡単ではなさそう。
とは言え日ごろの同僚や部屋とかで、新しいアイディア...続きを読むPosted by ブクログ -
『SF思考』面白い概念です。テスラでは新規事業を行うとき未経験者をアサインするらしいです。経験が新しいことに挑戦することを阻害してしまう。『SF思考』に通じるものがあると思いました。
既存のものに囚われず、自由にぶっとんだ発想をするのって、ま、やろうと思えばできると思いますが、なかなかやる機会がな...続きを読むPosted by ブクログ -
現在からの延長で未来を考える「フォアキャスティング」手法が一般的であるのに対して、本書で紹介されているSFプロトタイピングと呼ばれる手法は、未来を「バックキャスティング」で考えます。そこではロジックよりも想像力、創造力が求められることになります。たとえば「いまから100年後には機械を通じて動物と人間...続きを読むPosted by ブクログ
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SFからの影響を公言する世界のビジネスリーダーたち。単なる荒唐無稽ではない、現実の斜め上だが論理と構成を持つ世界のトラブルと解決。具体的なワークショップの進め方、まずは自由に発散させ、収束させてストーリー化する。SF作家に依頼した5例。
「プロのSF作家」にアクセスでき、依頼・協働できる時代なのだ...続きを読むPosted by ブクログ -
SFプロトタイピングを実践するための詳細なステップと事例が掲載されている。実際に行うというときには参照すると良いかもしれない。Posted by ブクログ
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死生観は時代と共に変わるものなので、今生きている人たちが死後CGで作られて何かに使われることに対して、良い気がしないというのであればそれがやっていいところとそうでないところのラインなのだと思います。
テクノロジーの進化の前に、死が身近でなくなっているから、CG作ったりマインドアップロードとかそういう...続きを読むPosted by ブクログ -
「SFプロトタイピング」という新しい概念を知って、
何冊か本を買ってみました。これはその1冊目。
SFプロトタイピングが何?ということに対して、
自分なりに明確に定義付けができていないのですが、
この本を通じて何となくやろうとしていることを理解することはできます。
まだまだ出来上がったばかりの概念...続きを読むPosted by ブクログ -
SFプロトタイピングとはどういうものかを理解している人向けで、いかに実践するのかという話が主のビジネス書だった。成果物の実例の紹介はほんのちょっとだったので、期待していたのとは違った。Posted by ブクログ