あらすじ
『2001年宇宙の旅』、『ブレードランナー』、『攻殻機動隊』――AI研究者にインタビューを重ね、SFがもたらした影響を探った『S-Fマガジン』の連載企画「SFの射程距離」。生成AIが飛躍的な進化を遂げたいま、松尾豊×安野貴博の対談など数篇を追加収録して書籍化。
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Posted by ブクログ
SFの影響を受けて人工知能の研究者になった人は多いらしい。本書では、AIの研究者とその周辺領域の研究者に影響を受けたSF、物語として好きなSFについてインタビューしている。
単に「好きなSF」をいくつもあげている人や、学生に読ませたいSFをあげている人もいる。コンピュータや人工知能がテーマとは言えいないSFも数多くあげられているのが、非常に興味深い。
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★目次
まえがき 大澤博隆
第1章 思考のストッパーを外せ 暦本純一
第2章 「歩行」に魅せられて 梶田秀司
第3章 「自分とは何か」を考えるためにSFを読んできた 松原仁
コラム① AIのジェンダー化 西條玲奈
第4章 「人間」の謎解きを楽しむ 原田悦子
第5章 身体という「距離」を超える 南澤孝太
第6章 ストーリーに書けないものが見たい 池上高志
コラム② SFを実社会へ応用する 福地健太郎
第7章 情念が実体化するとき 米澤朋子
第8章 SFは極めて貴重な資源 三宅陽一郎
第9章 ディストピアに学ぶこと 保江かな子
第10章 イノベーションの練習問題 坂村健
第11章 研究からフィクションへ 川添愛
対談 「人間とは何か」が揺らぐ時代にSFが描かなければいけないこと
松尾豊×安野貴博 コラム③ 「物語ること」の連続性について 長谷敏司