宇野常寛のレビュー一覧
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最後の最後に「変身!」なんて言われて笑ったが、それまでのストーリーテリングがおもしろいから、最後にぶっ飛んでもいい感じでした。いや、傑作です。Posted by ブクログ
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今のところ今年ナンバーワンの一冊。
宇野さんの著作は何作か読んだけど、主人公の語り口がいかにも宇野さんの青春時代ぽいひねくれた知的青年ぽい。大人になりきれない少年たちの淡い夏が描かれるのかと思いきや、急に不穏なミステリーじみた展開になり、ラストは怒涛の展開。
久々にドはまりした小説でした。これが小説...続きを読むPosted by ブクログ -
ザクザクとした語り口で攻撃的なスタイルも見られるが、それも本書の魅力となっている。
野ブタや涼宮ハルヒなど現在の若者にとって実感を伴った理解がしやすい題材を用いており、批評にあまり親しみがない若者にとっても良い批評体験となるだろう。
良い意味でも悪い意味でも小説のようだった。Posted by ブクログ -
宇野さん・濱野さんがこれまで主張してきたことの再録+α版。1章は原発の議論+『リトルピープルの時代』を基にした宇野さんパート。2章は濱野さんによる情報社会論の捉え直し。個人的にはここが胸熱。濱野さんがなんで『アーキテクチャの生態系』で日本社会論にこだわったのか。それは日本的な(ひろゆき的な)ネット空...続きを読むPosted by ブクログ
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「ダ・ヴィンチ」に連載された17項目に及ぶテレビ、映画等の批評やエッセイ集。
映画やテレビドラマについては自分とは違う感想もあるが、別な視点を気づかせてくれる。
「今のテレビドラマはつまらない」という意見を持つ人は多いと思うが、ドラマを通してリアルな社会状況を見ている著者の視点は鋭く、常に前を向いて...続きを読むPosted by ブクログ -
最初の三つの評論の流れだけでも評論家である宇野さんの問題意識や日本という国における問題点や困難だとか戦後消費社会の果てにいる僕らということがよくわかると思う。
ただ、作品を受け手として楽しんでいる時には気付けなかった部分にも気付けるようになると世界の見方が変わるし視野も多角的になる。だから宇野さんの...続きを読むPosted by ブクログ -
具体的な行動として新しい世界のモデルを作りつつあるさまざまな分野の若き第一人者たちと、彼らと同年代の宇野常寛の対談集。いまだ世の中で幅をきかせている、自分のような昭和世代にはその発想の根本が違う彼らの社会のとらえ方が斬新で面白く、なんだまだやれることはたくさんあるじゃないか、という前向きな気持ちにさ...続きを読むPosted by ブクログ
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既存の価値観に囚われていない若手のオピニンリーダー達が、様々な分野で活動をしていることがよく分かる良書。
彼らは対象として取り扱うものが、理想的にはどうあるべきかを深く考え、再定義している。非常に頼もしい。
我々の世代も負けてはいられないし、著者達の活動を邪魔してもいけない。応援できるところは応...続きを読むPosted by ブクログ -
本当におもしろいと思った本の感想が書きにくいのは何故だろうか。
リアルな未来の青写真と、価値観を揺さぶる思考の対流。
それらが余すところなく言語化されているからもうそれ以上言うことナッシングです。
頭キレッキレの若手論客たちの対談集。
宇野常寛の分析眼、補助線の引き方は相変わらず神がかっている...続きを読むPosted by ブクログ -
エヴァンゲリオンについての評論がいちばん興味深かった。これまでのエヴァについて“「つながり」の手段が変化する一瞬、それが見えなくなった瞬間の不安を敏感にとらえた“という指摘には目から鱗が落ちた。
また、賛否両論を引き起こした「Q」については“積極的かつ的確に「現代」を切り取ろうとしている”と位置づ...続きを読むPosted by ブクログ