ラーメンと瞑想

ラーメンと瞑想

1,980円 (税込)

9pt

「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
ラーメンとは獣の世界との接続である。
そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
瞑想とは神の世界との接続である。
それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える・・・・・・。

ラーメン富士丸、しんぱち食堂、PARIYA AOYAMA、武蔵野アブラ學会、大船軒、CHATTY CHATTY、はま寿司、ひまわり、とん太、松石、野方ホープ――作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。

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ラーメンと瞑想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宇野さんとTさんとの対話は何か点と点を繋んでいくたしかなやりとり。一見難しそうな話をしているようで、まじめなテイストからふいに面白くなったりもする。新しい扉の先で始まるのは何か。個人的にはとん太と松石のエピソードが良かった。特に立ち食い蕎麦こそ自分と向き合う貴重な時間に違いないと思う。とん太はなんだ

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    神の世界と動物の世界との往復。朝活の中でおこなう"瞑想"と、朝活後の"食事"(ラーメン等)の記録。思索と無我。このフォーマットを発見した時点で勝ち。面白いエッセイ集であった。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    ・ラーメンと瞑想という「縛りプレイ」

    この本は「縛りプレイ」なのではないか。

    読み終わって数日経ち、この本のエッセイともグルメレポートとも中年男性の2人の対話篇ともネット文化批評とも庭思想のマニフェストともつかない内容、それでも一貫したまとまりを感じる新しさはなんなんだ...!!!と悶々と考えあ

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    高田馬場周辺の美味しいお店の紹介と、哲学や文芸や社会問題に対する二人の人物の対話の記録。ラーメン=獣の世界、瞑想=神の世界。両者を往復することで「人間を超える存在に肉薄する」試み。

    中年になって太ったのをきっかけに食事制限とランニングをするようになった著者。ちょうどこの本を読んでいるとき受け取った

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

     ラーメンと瞑想、ラーメンとは獣の世界であり、瞑想とは神の世界である。二人の中年男性が様々な事柄を議論しながら2つの世界への接近を試みる。書いてて何がなんやらという感じだが、実情この本は、「Tさん」という強烈な人物の行動や思想を知らしめるための手段になっている。こんな人物が本当にいるのだろうか?と疑

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    思っていた内容とは違ったけれど,ラーメンに限らず個食の醍醐味とT氏との瞑想,そして広がる創造の世界,興味深かったです.獣の世界には物語はなくに始まる瞑想,特に最後のロレンスについての考察,なるほど.

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    宇野さんとT氏が毎週水曜日にランニングし、瞑想をして暴食に近い外食をする中で問答が行なわれる内容をまとめたエッセイ。ここで紹介される飲食店は、どちらかといえば高カロリーで個人的な趣向とは合わない笑 「神との対話」としての瞑想と、「獣の欲望」として一心不乱に貪る食事という、一見すると相容れない行為を連

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    宇野さんの新刊エッセイ『ラーメンと瞑想』が面白すぎて一気読みした。

    『水曜日は働かない』の続編的な要素もあるエッセイで、水曜日に走り、瞑想し、飯を食べるーーというルーティン中、盟友である編集者と社会文化に関する広範で深い議論を繰り広げる。

    読者という視点から2人のやりとりを見ていると、習慣と探求

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    『庭の話』の実践編!?という謳い文句もどこかでみた気がするが、確かに、食べ物だけに純粋に向き合いそれによって自分がどう変わるかという、庭の話の「事物に触れて変身してしまう」ことを扱っている感じ。
    ラーメンは獣の世界、瞑想は神の世界と繋がる、そこを行き来するというコンセプトが好き。
    純粋に宇野さんと友

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    中年男二人が、水曜日に走り、瞑想し、ラーメンを食べる。そして社会文化に関する議論を交わす。“人間は目の前にラーメンが着丼した瞬間に実質的に孤独になる” 。友人と語り合う時間と、コミュニケーションを排して何かと向き合う時間。そのバランスの心地良さを羨ましく思い、中年となった己の人生に対して一抹の虚しさ

    0
    2025年11月03日

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