伊東七つ生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ水仙に菫、つゆ草に菊。
馴染み深い花々の美しさ、事件の哀しさ、そして花守の底抜けの優しさが印象的な物語だった。
歯医者ながら人間の悪意を養分にする寄生植物「異客」を枯らすのではなく解いてしまう器用な手を持つ。
植物を愛しながらも枯らす手を持ってしまった白菊にとって、花守の手はまさしく救いの手だった。
彼の「花を守る」名に相応しい優しさも。
それゆえ、彼の「解く」行為に伴う代償怖さに、白菊は一度彼から離れようと決意してしまうが。
ここで、自分が傷つくことを恐れず、まして白菊に「僕が傷つく覚悟をしてくれないか」という花守。
この発言には驚いた。
ただ優しいというだけではない。
友を信じているからこそ言える言葉だと思う。
一人で抱えるのではなく、共に傷つこうというのだ。
敵わないなと思った。
白菊も、きっと。
どの事件も一筋縄では行かず、「そう来たか!」と驚く話が多い。
特にラストの「菊」の話は、真犯人の意外な正体も含めて本当に驚いたし、結末の切なさが印象的だった。
書き下ろしペーパーにあった話を読んだ後だとより辛い。
でも美しくて、哀しいのにその美しさにどうしようもなく惹かれてしまう。
心に残る物語だった。
願わくば、彼らの更なる活躍を読めますように。 -
購入済み
作者買いです。
安西先生安定の可愛さと優しさが暖かくて、思いやる気持ちも嵌まりました。
女装って、もっと生々しいかと思ってけど、最後はやられました。
エロさもちょっとあり、結構好きです。
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ふしぎなおはなし
ふしぎな島のふしぎなおはなし。
二人の子供との話も読んでみたい。
美しいファンタジーのお話。
トカゲに乗るのはアバターを思い浮かべ想像しやすくよみやすかった。 -
ネタバレ 購入済み
結城氏版安倍晴明ストーリー開幕
結城氏独特の絶妙なバランスで軽妙なやり取りのシーンと壮絶な戦いのシーンが描かれ、あっという間に読了してしまった。神将それぞれの個性がきちんと描かれており、愛妻若菜さんとの出会いも盛り込まれ、次回への期待が膨らむ一冊です。
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幸せになってほしい
全方向にデキる、思いやりも深い女装子とストレートのモテ度高い年下大学生のお話。『人魚姫のハイヒール』スピンオフ。スピン元の甘々な後日談も同時に味わえる作品で、読んでよかった〜と大満足でした。
ふたりの素地となる悲しい過去も、ゆっくり受け入れて心が繋がっていく心情描写に惹き付けられます。自分でも見ないふりをしてきた受けの心の傷が、これからもゆっくり長く愛され消えていきますように。そして、攻めの優しさと自信に磨きがかかって、さらにいい関係でいられますように。後日談に期待しています。 -
購入済み
門脇はハッキリしているから松下のことでズルズルするのは意外でした。
簡単に答えが出なかった分、本当の意味で理解しあえて良かったなと思います。
弟と妹もグッジョブ!にぎやかな家族になりそう。 -
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かわいい。
作者買いです。
木原さんの作品て泣けてるくらいに引き寄せられてどんなにうざい奴でも他じゃ生理的に無理なやつでも可愛くする魔法がかかってる。
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けなげだけど、強い
美人受けと女装ものはあまり好みではないのですが、このお話の受けは、けなげだけど努力家で前向きで応援したくなりました。
攻めが霞んでしまうほど、受けに魅力がありました。 -
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女装だけど女装じゃない男子
入社以来、3年も思い続けている加賀谷の前で、思いがけず女装男子を装うことになってしまった瀬戸と超モテ男の加賀谷の話。作者の安西先生も書いておられる通り、主人公の二人は、「とにかく自分が好きだ」という気持ちを強く持って、それで自分の出来ることとやりたいことを考えるタイプで、「無駄に悩まない」ところがすごくすっきりして好きでした。女を切らさないような男子が、必死に好きな人を追う、そして、その追われる方は、自己評価がそんなに高いわけでもないけどしっかり自分を持っている性格って、読んでいてとても気持ち良いです。余談ですが、女装した男子ってみたことないけど、きれいな人は、顔から所作からきれいなんだろうな、と想像しちゃいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「人魚姫のハイヒール」のスピンオフ!
女装子のカレンちゃんである、佳衣史のお話です。
佳衣史は女装グッズサイトを運営してるけど、本人は女装趣味ではなく、ノンケ好きのゲイです。
そんな彼がゲイナイトでお持ち帰りしたノンケ大学生の時生から積極的にアプローチされて、仕事を手伝ってもらったりするうちに徐々にほだされていくまでのあれこれがほんとに微笑ましくて、ときめきもあって読んでいて楽しかったです。
加賀谷と瀬戸もちらちらと登場して、交際の順調ぶりをアピールしてくれていました!
佳衣史はきれいで色っぽいのにやることはパワフルでサバサバしていて、ビジュアルと性格のギャップがあるのが魅力でした。その一方でノンケ好きゆえ想いがかなわない恋で傷つきたくないと思っている繊細さもあったりします。
だから、時生からストレートに告白されても自信が持てなかったりするところがあって、彼の好意が一生続くわけがないと喜びながらも自戒することを忘れていないんですよね…
そして、そんな不安が的中したかのような事実を知ることになって、佳衣史はものすごいショックを受けることに。
…やっぱり、これは落ち込む…誰かの姿を自分に見ているなんて耐えられないです。しかもその早逝した姉はずっと佳衣史の大いなるコンプレックスの原因で。
時生がちゃんと自分の口から誤解を解いてくれたのがとてもよかったです。
「年下の王子さま」では、時生のおかげで変に強がったりしなくなって、年下の恋人に甘えてる佳衣史がとてもかわいくて。ほんとにすてきな人とめぐり逢えてよかったなと思わずにはいられませんでした。
楽しく読めた一冊。