伊東七つ生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ広大な領土を誇り、権力を恣にした翰帝国。
佳宵は、その帝国の皇子だったけれど、十三歳の時に、異形の姿となってからというもの、貴人の館で、賓客に供されるようになってしまう。
佳宵は、銀髪に特殊な眼光をしていて、背に羽が生えてしまっていたのだ。それは、佳宵の母親が、鳥と不義をなした証でもあった。
それ以来、性奴として扱われる佳宵であったが、国の危機により、北方の異民族・匡祖氏へ下賜されることになる。
体のいい厄介払いに、父に優しくされた記憶にすがるしかない佳宵の心は深く傷つく。おまけに、北方の民族は野蛮な一族であると吹き込まれた佳宵には、恐怖の対象でしかない。
いやいやながらも、拒否権のない佳宵は、北方へと赴くしかなく、長である泰誠の元に囲われることになる。
ところが、泰誠は佳宵の予想とは違い、精悍で心優しい男であり、なにくれとなく佳宵を気遣う。
けれど、長らく人に優しくされたことなどなかった佳宵はその行為をどう受け止めてよいのかわからず、泰誠の行為を無にする行動に出てしまう。
すると今まで良好な関係を築いていたのにも関わらず、一気に二人の関係は悪化してしまう。
泰誠は、佳宵を犯し、囲うことで自分の鬱憤を晴らそうとするけれどまったくすっきりしない。
一方の佳宵は、再びやってきた悪夢のような日々に、「やはり」という思いしか抱けずにいた。
という話でした。
せっかく、つらいところから出て行けたのに、すっかりつらいところの環境に慣れてしまっていた佳宵は、つらくないところでどうやって振る舞っていいかわからなくて、ついつい余計なことを言ってしまって、泰誠を怒らせて。
けど結局、泰誠が自分の本当の気持ちに気が付いて、佳宵にそれを告げようとしたところで、火事が起こって、その隙に佳宵は攫われてしまう。
泰誠は結局、自分ひとりで佳宵を助けに行くけれど、敵に囲まれて、絶体絶命のピンチを迎える、というところで終わっています。
思わず「続きをくれ!!」と叫びたくなってしまうレベルです。
なので、この本を読むときは必ず、続きを用意してから読んでください。
かなり凄惨なお話ですが、その分だけ救いはあって……
ファンタジーな鬼畜めBLが好きな方にはかなりオススメだと思います。 -
購入済み
クライマックスはどこ?
盛り盛りの設定なのに、何故か盛り上がりに欠ける印象の物語でした。
転生者のセルジュ、タイムリープしたライ、そして謎の生き物ニュウ。彼らがどんな旅をしてどんな物語を紡ぐのか、試し読みで期待して購入したのですが...。
おや?クライマックスはどこだった?
...というくらい、起伏を感じないまま読了してしまいました。
特に後半、読者が気になる部分の種明かしがほぼ説明文なのが残念でなりません。
幼いセルジュとニュウの出会いとか、読みたかったなぁ。
他にもサックリと説明調で流された気になるところ、いくつもありました。短くてもそれぞれをエピソードで読ませてもらえたらもっとこの作品世界を楽しめただろうと思うのに。
諸事情あるとは思うのですが、なんとも惜しいです。 -
購入済み
いまひとつ
作家買いです。
直前に読んだのがとことん救いのない「ラブセメタリー」「MUNDANE HURT」だったので、糖分のありそうなタイトルを読んでみたんですが、うーん、なんでだろう……コレジャナイ……
なんでダメだったのか言葉にしにくいんですが、木原先生の作品は、最近のものが好きなのかもしれません。 -
ネタバレ 購入済み
あの人が本当に大活躍
サイトの紹介文や裏表紙にも書かれている通り今回は今までも何回か登場して活躍してきたあの”すごい陰陽師(りゅうさい)”が大活躍していた。それに次兄の昌親もこの巻では正直弟で主人公の昌浩よりも活躍していたように感じた。
それゆえに昌浩があまり登場せず、しかも藤花(彰子)が全く登場しなかったので少し残念だった。
ところで、あとがきに書かれていた通り次巻でこのシリーズは完結するのですか?
またその次巻はいつ発売されるのだろう?
という思いを抱いた巻でした。 -
購入済み
内容じゃなくて装丁が残念
電子でも装丁と言うのかわかりませんが、表紙の絵も中の絵も解像度が低くサイズも小さくて残念過ぎる。
携帯サイズで読んでいると未だに思っているのだろうか?
他の小説は絵もちゃんと見れるサイズなので、シャレード文庫がそういう方針なのかな? -
ネタバレ 購入済み
大好きな作家さんだったので、あらすじやキャラの特性をよく調べもせず読み始めた。
あらすじをどう読み違えたのか思い込みか、年上攻めだと思っていたが、本カプは年下×年上。
けれど攻めは敬語を使わず、逆に受けは敬語なので、年下攻め感があまり無くてよかった。
受けは、オメガである事、男に組み敷かれる性である事を屈辱に思っているタイプ。
男相手に受け身になる事に抵抗があるタイプのオメガ受けが苦手なので、序盤からすこし読む気が削がれた。
オメガの妻も子供も要らない攻めに、女郎屋に売られたくなくて人体実験の被検体に使っていいから結婚してほしい受け――と、好きでもバース性で惹かれた訳でもないが、双方にメリットが見出せたから結婚をする。
好き同士じゃない結婚だったけど、受けの方が先に恋をするのは良かった。
一緒に過ごしていくうちに、恋愛感情が関係しているのか自分のフェロモンも濃くなり、攻めのフェロモンも濃く感じる。でも攻めはオメガのフェロモンを感じにくくする薬を作って、「お前のフェロモンを感じなくなった」と嬉しそうにする。拒絶されたみたいでショックを受ける受け。
オメガとして生まれたことや見られることを拒んでいたのに、矛盾してきてるのがいいですね。
後半に出てくるオメガの幸彦が、ベータ女と所帯を持ったのも納得できない。そこは男アルファとくっついてほしかった。
オメガバースアンチかと思った。
オメガバースを使って男オメガを実際の女の境遇に当て嵌め、女は学問がどうの子供がどうの……とフェミ思考(女尊男卑推奨思考)を植え付けようという思惑がヒシヒシと伝わってくるのが残念だった
海野幸先生の本は、全部ではないがほとんど読んでます。ほぼ当たりしかなかったので、今回のは少しショック。 -
購入済み
しっくりこなかった。
終始「恋愛魔法恋愛魔法」騒いでいるのがどうも駄目でした。
「魔法のせいにしてんじゃねえよ!」とぶん殴りたくなる。
だって、それって自分で責任を持ちたくないって意味になるでしょう?
そんな卑怯な言い分は許せません。いい歳してなに甘ったれてんだ!
あらすじに恋愛魔法云々と書かれていたけど、それは最初だけで後はただ恋をしただけだと認めるのかと思っていたら、作中ずーっと恋愛魔法と言い続けるものだから腹が立ちました。無責任発言やめろや!
薫も薫で「自分がいた世界には魔法なんてなかった」と何故言わないの?意味分からんわ。
読んでいて兎に角ツッコミしか浮かばなかった。違和感の塊がこの物語と言っても過言じゃない。
このストーリーにする為のご都合主義展開なのでしょうけど、これにツッコまないとか無理でしょ。
話も設定も雑すぎました。
横暴な叔父にもざまぁが欲しかった。というか、天罰下っていてくれ!!
あと、これは物語とは無関係ですが、絵師さんがなぁ……
これなら、イラスト無い方が想像の余地があって良かったと感じました。
こういう画風が好きな人もいるのかな。私は無理でしたが。