伊東七つ生のレビュー一覧
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ネタバレ内容(「BOOK」データベースより)
美大でヌードモデルをしながらその日暮らしをする真柴遼は、大学の先輩・棚倉の陰謀でスランプ中の人気彫刻家・影森瞳のもとへ潜入取材をすることに。謎が多く黒い噂の絶えない瞳に怯える遼だが、実際の瞳は美少年と見まごうほどの綺麗な顔立ち。安心したのも束の間、制作中の瞳は没頭するが故に超サディストに変貌して…!?オカン系ヌードモデル×引きこもり彫刻家、制作もシモのお世話もどんと来いな押しかけ同居ラブ!
才能に秀でている、ちょっとコミュ障気味だったりひきこもり系だったりする人と、それをものともせず踏み込んでいく人とのお話は、かなり好き。なので、これも相当楽しんだ。
ただ、Hについては、特殊な趣味に萌ないので、もっと普通でかまわないんだけど。
挿絵については、悪くはないけれど、好みの絵柄ではないので、少し残念。
あとがき後のイラストの目の付け所が良かった。賢い子は絶対王者ですね。 -
Posted by ブクログ
自ら帝国の捕虜となり死を待つばかりの泰誠を取り戻すため、都へ乗り込んだ佳宵。しかし待っていたのは帝国兵や醜悪な怪物たちによる逃れられない凌辱だった――
魯封氏の陣を逃れ、互いの想いを確認し合った佳宵と泰誠。しかし泰誠は佳宵を逃すため帝国の捕虜となってしまう。奪還のために志都とともに帝国へ潜入した佳宵だったが、牢の鍵と引き換えに敵兵への奉仕を余儀なくされる。しかし救出は叶わず、今度は見世物として帝や宦官の前で醜悪な怪物たちに犯されることに。自分が犠牲になることで泰誠の命が助かるのなら…それだけを心の拠り所に耐えがたい凌辱に耐える佳宵だが――。愛する者を守るために身を挺しあう草原の長・泰誠と、不思議な力を持つ双瞳鳥の子・佳宵の運命は……
(出版社より) -
Posted by ブクログ
鳥と人の間に生まれた異形の子供として、皇子から性奴へ身をやつした佳宵。
心も体も傷ついた少年を、北方民族の長・泰誠は救うことができるのか――。
広大な領土を誇り権力を恣にした翰帝国が衰退の兆しを見せ始めた頃――異形の少年が今夜も貴人の館で賓客に供されていた。少年の名は佳宵。かつては皇子だったが、鳥と不義をなした女の子供として地位を剥奪されて以来、銀髪に特殊な瞳孔、背に羽根が生えた人型の性奴という扱いを受けている。その佳宵が北方の異民族・匡祖氏へ下賜されることに。体のいい厄介払いに、父・帝をいまだ恋い慕う佳宵の心は深く傷つく。長の泰誠は精悍で心優しく、なにくれとなく佳宵を気遣うが、心を閉ざす佳宵は厚意を無にするような行動に出てしまい…。
(出版社より) -
Posted by ブクログ
商店街のこだわり酒店店主×お店の二階に住むことになった元リーマン。
下町人情とおいしいお酒とおつまみまでついてきて、じんわりといい気分にさせてくれるストーリーでした。
八木沼が部屋を貸すのを渋っていたのは、女性限定だったのに来たのが男で、しかも酒屋に間借りするのに真性下戸なのが気に入らないからだと思い込んでいた敦哉。
敦哉は生真面目タイプだから、そう思ってしまっても仕方ありません。
マジメで勉強熱心だけど、心の機微に疎いかんじ。
なので、実は家主がゲイで、敦哉にひと目惚れしたのを悟られまいとして無愛想なんだとは、思いもつかなかったでしょうね~
八木沼は敦哉を気遣ってか、自分の気持ちを一切表すことなく無愛想なまま。それでも飲めないのに日本酒を少しでも理解して八木沼の役に立ちたいと向き合う敦哉の気持ちに心を動かされて、だんだん何やらダダ漏れていきます…
あの天然っぷりにブンブンと盛大に振り回されています。
何しろ鈍すぎる敦哉ですからね~華子に「芸者のゲ、井戸のイ」と言われてやっと気がつく天然っぷりに爆笑w
一番面白かったのは辻との三角関係?でケンカはやめて~の場面。なのに肝心の本人だけが気付いていない…!
ここは、八木沼の「敦哉って呼ぶな!」にも爆笑しました。何かがダダ漏れすぎていて、悶えまくり。
エロ的には敦哉のムードの無さがすごすぎて彼らしいんだけど…と思ってたら、天然のおそろしさを思い知りました。
意外にかなり萌えました! -
Posted by ブクログ
コミックスは滅多に積むことがないのに、今まで読むのを後回しにしていたのは、その頃に読みたかったBLにもれなく入っているエロの部分を描かない作家さんなんだろう、と表題作を読んだ時点で判断してしまったからだろう。どの作品も「ここじゃないどこか」的な描かれ方をしており、その現実とは別次元にある様な雰囲気を楽しめるかどうかは個人の好みだろう。今読んで、美麗で繊細な絵につきものの、年齢差を描き分けられないと言う未熟さが皆無で、どの短編も「続きが読みたい」と思ってしまえるほどだった。特に表題作は始まったとも言えない様な所で終わってしまっているので勿体ない。どこかで続きが書かれないものか。瓶の中に世界を作る作品と言う架空の芸術も美しく、その過程をもう少し詳しく描いて欲しいと思った。綺麗なだけでなく、どこかに残酷さとか怖さが含まれていて、どちらかと言うと現代的なBL作家の構成と言うより、私が若い時に読んでいた漫画家の系譜を感じる。