板垣巴留のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『BEASTARS』11巻・第95話/18倍濃縮の雫読んでた時にウォークマンからはamazarashiの『Beautiful Moon』が流れていて「涙が地面に落ちるのは それなりの重さがあるから 人生において苦楽は 惑星における衛星のよう」所でルイ先輩の科白を思い出して、またもや電車内で泣きそうになったよ…
ル「お前ら肉食獣は肉体が強い性で生存意欲が薄すぎる」
レ「………」
ル「そんなに死にたいなら勝手に死ねばいい 弱い者など置いて…」
ル「さっさと行っちまえ」
孤高のビースター候補、ルイ、生涯で初めて落涙する。
どっちにも言い分があるし、どっちにも正義があるし罪があるし、でも、諦めて「言わなかったら伝わらない」って事を突きつけられる。諦めていいのは「自分が言うほどの労力を割くのが面倒だった」時だけだ、それは「友情」とかなんでもいいけど、相手に「情」があるほど、言いたくなるんだと思う。性別関係なく、種族や人種に関係なく、誰かを守れるものを持っているのであれば、それは守る為に与えられてるものなんだ…
ルイ先輩の気持ちが痛いほど解る…レゴシの事が心配なんだよ、失いたくない友達なんだよ、だけど自分の弱さがその友達を「決闘」なんていうものに駆り立ててる動機の一因になっていて、それはとても嬉しい事ではあるんだけど、それで目の前の友達が「居なくなって欲しくない」気持ち…読者の私も落涙(泣) -
購入済み
いくつもの局面
悩み悩み頼り進んできた主人公たち(脇役などいない!)に、大きな局面が訪れます。そして、動きます。
大きなうねりは誰もの背を押し、様々な思いを震わせ揺り動かします。
作者の力を感じます。
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Posted by ブクログ
ピナくん、いい性格してるー。草食云々以前に、恐らくいつかは女の子の事であらぬ誤解を受けて野郎にブチ殺されたりするかもしれないから、とにかく今は楽しくやってるよ~、社会に出ると学園と言う秩序の様な範囲外の事も起きるだろうしねー、みたいな達観ぶりが…。僕は僕だしー、ってのがいい。ある意味で旧多っぽくて凄い好きやわ―。美形に生まれた事は活用するけれど、それで何も考えなくなった訳じゃなくて「美形である」事は自分ではなく他者が必要としている、と言う事をすっごく解っている頭の良さがいい。旧多も、頭の回転速すぎたが為にああなっちゃった感があるし。
BEASTARSって、肉食と草食と言う、種族の違いを問う作品でもあるけど、それはあくまで「属性」に過ぎなくて、種族の本能は否応なく在るが、やはり個体が如何に考えるか、行動するか、どういう性格か、と言う「人間性」に近いものの方が根底にあって、食殺犯リズの衝動は彼の性格によるものに過ぎんよ…殺人衝動を正当化する殺人犯と酷似した心理状態で、全ての熊科に共通するものではない。リズ個人の「衝動」だし、思い込みだし、マジ怖い。「悪」とみなし、真正面から当たって行くレゴシは確かに「若い」んだけど、こう言う感覚をこの年で封印してしまうよりは、真っ直ぐに行ける事の方が素晴らしい。草食動物と肉食動物が共存する世界での「決まり事」の構築が凄い。細かいとこまで詰めていて、しかも人間社会の構図にもそのまま当てはまると言う…この漫画が凄いのはそこだと思う。ただの擬人化じゃねぇ、と言う部分。筋肉抑制剤摂取の義務とか、切断処置に特化した医学が進んでいるとか…凄いわー。 -
購入済み
濃密!
毎回、奇想天外な発想で意表を突かれるのですが、特に今巻は登場獣(?)たちのそれぞれの立ち位置、台詞に驚きの連続でした。
また、表情も更に効果的な描き方がなされていて、心にグッと迫り来るものがあり、ページを何度もめくり返しました。