板垣巴留のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ平和な演劇部の光景からまさかの事故発生に衝撃。
当事者であるタオと同じくらい動揺していた
ビルとアオバがそれでも草食は離れて、落ち着けタオ
と声掛けをしているところが偉すぎる。
キビが今肉食に触られたくないと思う気持ちは無理もない。
それに肉食が、仕方ないと思いつつ傷つくのもまた当たり前だ。
力のある肉食獣というが、大型なら草食でもキビを運べるのではないのだろうかなどと思ったが。
せめてレゴシなら、とキビが妥協してくれるところが興味深かった。
腕も持ってきてと指示を出したり
お見舞い行くよ、退院したらアリシェイク飲みに行こう
と声掛けをできたりする冷静なレゴシ。
普段から力を意思で抑えて気 -
Posted by ブクログ
ネタバレジャックの予想に反して翌日には戻ってきてくれたのは良かった。
ゴウヒンさんの妙案がまさかの散髪とは。
しかもあそこまで見た目が変わるとは。
ゴウヒンさんは荒いけれどきっちり大人なところは大人なのが良い。
部活のみんなに嘘をついた時、
みんなが心配してくれていてとても優しい。
白レゴシ、一応みんなありなところが笑ってしまった。
ジュノちゃんの反応も可愛い。
草食獣を守る為に草食獣の肉を食べるのは本末転倒
と思うのはよく分かる。
動物を助けたいと思って獣医を目指しているのに、
動物実験で動物を殺さなければいけないことに矛盾を感じている学生さんの話を聞いたことがあるが
それとよく似てていると思っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ評議会からの誰かからのレゴシ視点で
犯人が身近にいることを示す構図が秀逸。
蛇がこの世界観の中では四肢がなく羞恥を覚える種別
という設定とは驚いた。
章タイトルも「イブは林檎を食べたから」で、
イブをそそのかして手足をもがれた蛇ということなのだろう。
「自分の強さに責任を持つ」。この考え方はとても好きだ。
上橋菜穂子先生の『鹿の王』を思い出す。
負担でもあろうに、責任を持とうとするレゴシは本当に偉い。
無法地帯だった裏市を変える。
ルイの存在は最早単なるシシ組のリーダーに留まらぬ勢いだ。
イブキがサラダを買って来てくれるのは嬉しかったが
素直に受け取れないルイの気持ちも分かる。
ジュノ -
Posted by ブクログ
ネタバレここで告白をするレゴシもすごいが、
ハルちゃんの「気づかないふりしてた」という言葉に驚く。
一緒にいるのが楽しかったからだと。
止まっていた時間を動かすという言葉から、まさか
食べられようと動いてしまう展開になるとは。
本能なら逃げ出す方になりそうなのに、この意外性がすごい。
外泊のことばかり指摘する寮母にはやはりモヤモヤする。
そこに割って入れるジュノはやっぱり肝が据わっている。
レゴシ先輩を幸せにできるんですかとハルに言ってしまうところもそうだ。主人公カップルの恋路を邪魔するポジションにありながら
嫌われキャラでは無いのは、こうやってこそこそせずぶつかっていく性格だからだろう。
自分を -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔の文学小説を読むと男性が女性の前で暴力的なことを言って
女性には浴びるというシーンが出てくるが
この世界の肉食も草食に対してそのような紳士的な態度をとっているのが
とても印象に残る。
市長がハルの誘拐の件を揉み消そうとするが
格好をつけて自分が何とかすると言ったところで
ハルが戻ってこなければ何もしていないことがばれると思うのだが。
話を聞いて尻尾を逆立ててるほど怒っていたレゴシが
まずルイを探すというのもハルの本当の気持ちを慮ってのことだし
「ハルは俺がもらう」というレゴシが恰好良い。
「好きにさせろ」頼むと内心思っているルイの苦悩もわかる。
ゴウヒンさんが味方になってくれるのは心強い -
Posted by ブクログ
ネタバレ流血沙汰になっても思ったよりビルとレゴシの関係は悪くならなくて、
確かに野良猫なんかも時々そういう喧嘩をしているよなと思う。
血を飲んだことも、ルイは最初から期待していないとモラル問題で扱っている。
うまく取材を収めたのは流石だけれど、その前に一瞬18歳らしい表情で揺れたというのが印象的。
ジャックは本当に可愛らしい。
レゴシの事も気づいた上で普通な態度なのが、レゴシの友達であり、
陽キャな犬らしさでもあり面白い。
本当に怒らせて怖いと思ったら目の前でつまらない嫌味など言えないと思うが。
君と目を合わせるためなら俺
いくらでも尻尾汚すから
という表現が詩的。
レゴムの玉子サンドの話、短 -
ネタバレ 無料版購入済み
ちょっと不思議なサンタクロース
日本の人口が5000万人で子どもが5万人、気候もおかしくなり、財政等も破綻しているディストピアのようで、この辺は本当にそうなりそう(それにしても人口が減り過ぎているのは何かの伏線か)。
ある中学校で小野さんが行方不明になって半年経っても何も進展がないので、冬村さん、サンタクロースの末裔である三田君の呪いを無理やり解除して、その能力を解放して捜索を依頼する、そんな導入部です。
家がケーキ屋さんの甘矢君にしても彼女にしても、92歳の学園(整形等でアンチエイジング済)長にしても、皆さん随分キャラが濃いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコーポ伏獣の面々のオムニバスにもなっているのが良い。
ブタとクジャクでガーベラが剥製にして欲しいと言い出した時『オウエンのために祈りを』を思い出した。
心配した展開にならず、ガーベラ配るお巡りさんが明るく見えるのは良い。
これは些事であるが、太ったネコに自分は愛嬌は感じないし、犬は太っていてもかわいい。飼い主の神経は疑うが。
シマリスとユキウサギ、何故ユキウサギが括弧書きになっているのかと思ったらなるほどだった。
ハラハラする展開ではあったが、行き過ぎた取材なだけでそんな気は無かったと思いたい。
オオカミとウサギでレゴシたちが出てくるのは嬉しい。
牙落式について5件も誘いがきてるルイ先 -
無料版購入済み
サンタの背景をいったん置いてその世界の設定に主点。
前作は色んなテーマをごそっと乗ったので今回の女子展開には驚かない。描いてくれてよかった!普通の恋愛マンガより複雑。 -
無料版購入済み
ああいつぞやの読み切りがこっちに生まれ変わったのか!狂気が渦巻く(ほぼ冬村のせいで)。いい感じに広げられてる話。面白い発想がどのように伸びるか楽しみ。