キャロル・オコンネルのレビュー一覧
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物騒なタイトルで気が引けるが、警察ものやハードボイルドはこうなる。
舞台はニューヨークはセントラルパーク。
その公園の森の中で事件が起こる。宙吊り人間袋詰めが三つ発見される(うわ!)
おまけに幼女誘拐も加わって・・・。
セントラルパークはもちろん新宿御苑より広いんでしょうね。
森がやたらと広く、木々がうっそうとしている描写があり、
いかにもおぞましいことが起こりそうな・・・
さすがにニューヨーク!って、知らないんだけど。
そこに登場して活躍するのはキャシー・マロリー=ニューヨーク市警ソーホー署巡査部長。
知らんかったけれど、これシリーズもので10作目、4半世紀も続いているとか。
こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大邸宅で起こった大量殺人、そして行方不明になってしまった少女。
残された幼い兄妹。
長い年月の後に戻ってきた老女。
そこにからんでくるアイスピックでの連続殺人。
舞台設定も良いし、
登場人物がみんな怪しく見えるところや、
家から連れ出された少女と残された兄妹のそれぞれの誤解の過酷さも心を打つ。
マロリーを見守るポーカーメンバーも良いんだけど、
どうしてもマロリーの冷徹なキャラクターが受け入れられないのか、
面白く感じられない。
それにしても気になるのは、マロリーとチャールズの今後。
正確に言えば、チャールズの今後だ。
彼は変わってしまったのだろうか。 -
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Posted by ブクログ
うーん、私には余り合わなかった。
いいな、と思う表現は度々あったのだけど、全体的に冗長に感じてしまった。
時間を掛けて小出しに読んでしまった所為もあると思うが、徐々に謎が解明されていくとか、謎が謎を呼ぶとか、そういう感じではなく、延々と冒頭部分が続いて、後の数十ページにパラパラパラッと全てが唐突に明らかになった感じ。これならこんなに長い話にしなくても良かったんじゃないかと思ってしまった。
正直、オーレンとイザベルの関係に関しては、どうでも良かった、というかむしろストーリーの邪魔に感じた。あの2人の関係をユーモラスと感じる人もいるだろうけど、私には「いい大人が馬鹿みたい」としか思えず。
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Posted by ブクログ
シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。
最初から読んだ方が感情移入できるらしい。
中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが
亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ
伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす
少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。
一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ
この話が絡み合ってくるのですよ。
さすがに結末には驚きました。
ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。
やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。 -
Posted by ブクログ
最新作「吊るされた女」がとても面白かったので、シリーズ一作目から読むことにした。ヒロインの刑事マロリーがほれぼれするくらいクールでカッコイイ。それ以上に、ストリートチルドレンだった彼女を引き取って育てたマーコヴィッツ夫妻との温かな絆が胸を打つ。
本作冒頭でそのルイ・マーコヴィッツは捜査中に殺されてしまうし、妻のヘレンもすでにこの世の人ではない。でも、第六作である「吊るされた女」でも、この養父母の存在感はとても大きい。協調性などかけらもなく、我が道を行くマロリーだが、犯罪捜査においては頭の中に常にルイがいて彼女を導き、無償の愛を注いでくれたヘレンの思い出が彼女を支えている。
マロリーは、ちょ -
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家政婦ハンナの求めに応えて20年ぶりに故郷に戻ってきたオーレン。夜、戸口の外に骨がこつんと置かれていた。それはここのところずっと続いていると言う。どうもその骨は森で行方不明になって亡くなった弟のものらしい。
そしてドアには内側から閉める3重の鍵が取り付けられていたり、家の車の鍵をハンナはなぜか戸棚の缶の中に閉まっておいたり。この家でいったい何が起きているのか。弟の死の真相はいったい?! 戸惑いを隠せない『10代の頃から熟女キラー』のオーレン!
序盤、それぞれの登場人物の行動の意味がよく分からないところが多くて、伏線だとしても回収されるときには覚えていないだろうな~と思ったのと、文章の人物の