キャロル・オコンネルのレビュー一覧

  • 修道女の薔薇

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    読み終わってからだいぶ時間が経つが、コメントをする価値があるかどうか迷ったからだ。まず、筋を追うのが難しい。子供がなぜ誘拐されねばならなかったのか。市長公邸の庭になぜ死体が置かれていたのか、投資に絡む事件だとは思うが、はっきりとした理由が分からない。最後まで読んで、なんか損をした様な気分がした。こんな筋にしては長過ぎる。

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    2020年08月03日
  • 修道女の薔薇

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    すみません、、。超絶スリリングな小説の後に読んだため、落差がありすぎてほとんど乗れませんでした。文学チックな表現がちょくちょく出てくるところで途切れてしまったかも。この作家さん二作目、前回もそう思ったから合わないのかなあ。

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    2020年06月13日
  • 氷の天使

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    処女作なので、どの作家でもそんな気がするのだが、ストーリーと文章が硬いような。もっと話を整理出来たら、リーダビィリテイーが高くなるきがした。基本的なところは面白かったんだが、

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    2020年05月04日
  • 修道女の薔薇

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    キャロル・オコンネル『修道女の薔薇』創元推理文庫。

    マロリー・シリーズの最新作。『初期の名作を彷彿とさせる』と本作の紹介文に書いてあったが、全くそんなことは無かった。初期作品のような切れ味のあるストーリー展開は無く、マロリーの人物造形も今一つ。

    教会の神父から失踪した修道女を探して欲しいと依頼されたマロリーは数日後に修道女が殺害され、何体かの死体と共に市長官邸の正面階段下に置かれていたことを知る。さらに修道女の甥の盲目の少年も姿を消し……

    本体価格1,480円
    ★★★

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    2020年04月06日
  • ゴーストライター

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    キャロル・オコンネル『ゴーストライター 』創元推理文庫。

    シリーズ第11作。竹書房文庫から第1作の『マロリーの神託』が刊行されたのは今から25年前の1994年のこと。出版社が創元推理文庫に変わってからも長らく続く人気シリーズである。

    可もなく不可もなく。まあまあだろうか。

    劇場で起きた連続不審死事件をマロリーとライカが捜査する。勝手に脚本を変える謎のゴーストライターからマロリーへの挑戦状……

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    2019年03月21日
  • 天使の帰郷

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    キャシー・マロリーシリーズやっと4弾まできた。
    マロリーがなぜマロリーなのかがわかる一作。

    しつこく書くと当シリーズはマロリーが嫌いだと読めない。
    わたしは許容範囲内。

    だんだん人間らしくなるなどという甘い期待はもたないほうがいい。
    そういうことを期待しないさせないのが著者との暗黙の了解じゃないかと思う。

    キャラが練れて独り立ちしだしている。

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    2018年11月21日
  • 生贄の木

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    物騒なタイトルで気が引けるが、警察ものやハードボイルドはこうなる。
    舞台はニューヨークはセントラルパーク。
    その公園の森の中で事件が起こる。宙吊り人間袋詰めが三つ発見される(うわ!)
    おまけに幼女誘拐も加わって・・・。

    セントラルパークはもちろん新宿御苑より広いんでしょうね。
    森がやたらと広く、木々がうっそうとしている描写があり、
    いかにもおぞましいことが起こりそうな・・・
    さすがにニューヨーク!って、知らないんだけど。

    そこに登場して活躍するのはキャシー・マロリー=ニューヨーク市警ソーホー署巡査部長。
    知らんかったけれど、これシリーズもので10作目、4半世紀も続いているとか。

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    2018年10月13日
  • ルート66 上

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    う~ん、なんだか情景が湧かない。翻訳のせいなのかこちらの想像力の問題なのかわからないけれども、何度も戻らないと内容が頭に入らず、なかなか読み進まない。 でも最後まで読む。 ルート66、是非行ってみたいねぇ。

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    2018年06月08日
  • ウィンター家の少女

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    ネタバレ

    大邸宅で起こった大量殺人、そして行方不明になってしまった少女。
    残された幼い兄妹。
    長い年月の後に戻ってきた老女。
    そこにからんでくるアイスピックでの連続殺人。

    舞台設定も良いし、
    登場人物がみんな怪しく見えるところや、
    家から連れ出された少女と残された兄妹のそれぞれの誤解の過酷さも心を打つ。

    マロリーを見守るポーカーメンバーも良いんだけど、
    どうしてもマロリーの冷徹なキャラクターが受け入れられないのか、
    面白く感じられない。

    それにしても気になるのは、マロリーとチャールズの今後。
    正確に言えば、チャールズの今後だ。
    彼は変わってしまったのだろうか。

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    2017年03月16日
  • ウィンター家の少女

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    「氷の天使」マロリーは、「ミレニアム」のリスベットと並んで好きなヒロイン。オコンネルのクセのある作風も好み、ではあるんだけど…。うーん、これはどうかなあ。

    ちょっと思わせぶりが過ぎるというか、展開がもどかしくてイライラしてしまった。終盤の迫力はさすがだとは思うが、どうもスッキリしないものが残る。マロリーの「神通力」の描き方もちとオーバーでは?

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    2016年04月25日
  • クリスマスに少女は還る

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    2015.7.10.とにかく長くて読み終えるのに苦労した。それなのに、一回読んだだけではよくわからない。いつか、再読してからかな…。評価できるのは…。

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    2015年07月10日
  • クリスマスに少女は還る

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    前半が退屈で読み始めは苦労した。
    脇役が誰が誰だか、て感じになって読み進めるたび戻ったり。。
    後半は夢中になって読めた。ラストは感動的。

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    2015年03月15日
  • クリスマスに少女は還る

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    長かったー。
    訳のせいもあるかと思いますが、登場人物が多く人間関係を追っていくのが大変でした。
    でもエピローグは予想外でした!
    伏線でもあるかと思いますが、個人的にはもう少し集約してもらいたかったです。

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    2015年02月07日
  • 魔術師の夜 下

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    ネタバレ

    (上巻より続く)

    チャールズやライカ―との緊張関係も相変わらずで、
    楽しくない。
    コフィー警部補には憎まれ役でいてほしいのに、
    そこらへんも怪しいし。

    そして、いくら容疑者だといっても、
    お年寄りを脅しつけてばかりのマロリーにも
    ちょっと辟易。

    ああ、でも最初の方のネズミを撃った話は面白かった。

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    2015年04月21日
  • 魔術師の夜 上

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    ネタバレ

    いよいよチャールズ本領発揮の奇術師の話。
    老いた奇術師たちの昔話もあまり面白くないし、
    次々と繰り広げられるマジックもあまり面白くない。
    マジックを言葉で説明するのが難しいからか、
    私に想像力がないからか。

    (下巻に続く)

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    2015年04月21日
  • 愛おしい骨

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     うーん、私には余り合わなかった。
     いいな、と思う表現は度々あったのだけど、全体的に冗長に感じてしまった。
     時間を掛けて小出しに読んでしまった所為もあると思うが、徐々に謎が解明されていくとか、謎が謎を呼ぶとか、そういう感じではなく、延々と冒頭部分が続いて、後の数十ページにパラパラパラッと全てが唐突に明らかになった感じ。これならこんなに長い話にしなくても良かったんじゃないかと思ってしまった。
     正直、オーレンとイザベルの関係に関しては、どうでも良かった、というかむしろストーリーの邪魔に感じた。あの2人の関係をユーモラスと感じる人もいるだろうけど、私には「いい大人が馬鹿みたい」としか思えず。

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    2014年04月24日
  • アマンダの影

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    シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。
    最初から読んだ方が感情移入できるらしい。
    中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが
    亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ
    伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす
    少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。
    一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ
    この話が絡み合ってくるのですよ。
    さすがに結末には驚きました。
    ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。
    やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。

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    2013年08月05日
  • 氷の天使

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    最新作「吊るされた女」がとても面白かったので、シリーズ一作目から読むことにした。ヒロインの刑事マロリーがほれぼれするくらいクールでカッコイイ。それ以上に、ストリートチルドレンだった彼女を引き取って育てたマーコヴィッツ夫妻との温かな絆が胸を打つ。

    本作冒頭でそのルイ・マーコヴィッツは捜査中に殺されてしまうし、妻のヘレンもすでにこの世の人ではない。でも、第六作である「吊るされた女」でも、この養父母の存在感はとても大きい。協調性などかけらもなく、我が道を行くマロリーだが、犯罪捜査においては頭の中に常にルイがいて彼女を導き、無償の愛を注いでくれたヘレンの思い出が彼女を支えている。

    マロリーは、ちょ

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    2012年09月20日
  • 愛おしい骨

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    家政婦ハンナの求めに応えて20年ぶりに故郷に戻ってきたオーレン。夜、戸口の外に骨がこつんと置かれていた。それはここのところずっと続いていると言う。どうもその骨は森で行方不明になって亡くなった弟のものらしい。
    そしてドアには内側から閉める3重の鍵が取り付けられていたり、家の車の鍵をハンナはなぜか戸棚の缶の中に閉まっておいたり。この家でいったい何が起きているのか。弟の死の真相はいったい?! 戸惑いを隠せない『10代の頃から熟女キラー』のオーレン! 

    序盤、それぞれの登場人物の行動の意味がよく分からないところが多くて、伏線だとしても回収されるときには覚えていないだろうな~と思ったのと、文章の人物の

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    2012年04月02日
  • 氷の天使

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    レビューを読んで安心。
    読みづらい作品だと声を大にして言おう。
    多分、作者が手探りしながら書いたからだと思う……。
    ただ、素敵なキャラクターと面白いストーリー展開。
    とりあえず、キャシー、はやくチャールズの手を取ってあげろよ。
    ラブ要素がもうちょっとあれば……。
    面白いのは事実。

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    2011年08月20日