キャロル・オコンネルのレビュー一覧

  • 死のオブジェ

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    ヒロインのマロリーが魅力的で、このシリーズが大好きです。
    本書はシリーズで最もミステリーらしい良い作品だと思います。

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    2014年04月30日
  • 愛おしい骨

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    ネタバレ

    20年ぶりに故郷に帰ってきたオーレン・ホッブス。20年前にオーレンと共に森に入った弟のジョシュアはそのまま行方不明に。ジュシュアの骨が帰ってくる。ジョシュアの骨以外に別人の骨も。否応なく捜査に関わることになったオーレン。オーレンのためにアリバイを証言した2人の女。オーレンと肉体関係にあったホテルの女主人イヴリン・ストラウブ、オーレンに恋するイザベル・ウィンストン。発見されたジョシュアの遺体と謎の女性の遺体。現場に残された黄色いレインコート。元警官のウィリアム・スワンの捜査。かつてスワンをはめたロス警察との裏取引を主導したイザベルの義父アディソン。保安官ケイブル・バビットと対立しながら捜査をする州捜査官サリー・ポーク。かつてジョシュア、オーレンと乱闘騒ぎを起こした副保安官デイブ・ハーディ。

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    2013年04月23日
  • 愛おしい骨

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    ネタバレ

    敬愛する杉江松恋氏の昨年のベストワンなので、読むことに。

    最初は文学的な香りのする文章に二の足を踏んだものの、
    徐々に暗示的な描写や台詞がたまらなく面白くて惹き込まれた。
    人物描写や人間関係が濃密に描かれているのがいい。

    この狭い田舎町にこんなに多くの奇人変人曲者達がいて、
    誰もが亡くなったジョシュに関係していて、
    誰もが異様な程怪しく、そして森に秘密が隠されているなんて、
    昔ハマった「ツインピークス」のよう。

    ひょっとしたらこれは「バ○ミス」(※)なのかと
    中盤を過ぎてもただひたすら疑念は増すばかり…。

    そんな感じで、後半までフーダニットを楽しめる。
    が、ラストでは「バ○ミス」との期待は見事裏切られ、
    ラスト100ページは場面展開も加速し、 一気にゴールへと突入する。

    ストーリーには直接関係無い小遊び的な設定も多々あり、
    暗示的な文章と共にその辺が私にとっては魅力的なポイントだった。

    それと、悪い癖で、また見つけてしまった。
    「」の括りがおかしかった箇所が1点と、
    ジョシュのカメラの機種が 「キャノンFTb」となっている点。
    (正しくは「キヤノンFTb」。)
    「キユーピー」や「シヤチハタ」、「富士フイルム」など
    発音と表記が違う企業はわりとある。

    ミステリーとしては珍しく再読したくなる素敵な小説だった。

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    2012年06月30日
  • 愛おしい骨

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    カルフォルニア州北西部にある広大な森に隣接した小さな町『コヴェントリー』。当時一七歳の『オーレン』は二つ下の弟『ジョシュア』と共に森へ行き、戻ってきたのは兄一人だった。
    二十年ぶりに呼びもどされたオーレンは、誰かが玄関先に死んだ弟の骨を一つづつ置いていくことを知る。彼を疑う保安官に協力を強要され調べ始めたオーレンと、次第に明かされる町の人々の秘密。
    二十年の時を超えて、止まっていた時間が再び動き出す。



    海外物はどうしても人物名が頭に入ってこない。しかも場面によって役職で書かれていたり、一つの省の中で視点が次々に入れ替わるので、何度人物紹介を見返したことか・・・。しかも事件との関連が見えてこないことの描写が多く、正直前半は中々読み進めるのに苦労しました。
    ですが、物語が進むにつれ、引き込まれ最後は一気に。
    ミステリー要素としてだけではなく、親子・友人・男女など色々な愛情がテーマであり、中でも不思議な家政婦の『ハンナ』は魅力的に書かれています。血のつながりがないどころか身元さえ不確かな彼女を受け入れた家族との間に築かれた深い心の繋がり。
    「家族の死には罪悪感がつきもの」というかに序の言葉は深く残りました。

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    2012年05月21日
  • 愛おしい骨

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    ネタバレ

    2011年の「このミス」海外編1位の作品。
    20年前に死んだ弟の謎を解き明かすというミステリーだが、推理を楽しむというよりも「コヴェントリー」というカリフォルニアの小さな町に住む人々の複雑怪奇な人生を描くことが中心となっている。言うならば、デヴィッド・リンチのテレビドラマ「ツインピークス」のような作品である。

    悪くはないのだが、結構な数の登場人物を把握して、その独特な世界観にはまっていくまでがちょっとしんどく、半分くらいまでは、なかなかページが進まなかった。

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    2011年12月19日
  • 愛おしい骨

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    タイトルに惹かれて。
    ミステリーというより、家族(地域?)ドラマのミステリー仕立てという感じでした。
    あまりその辺にこだわりがないので、人物関係が絡み合って二転三転するのが面白かったです。
    脇役なんだけど、何を考えてるかわかるにつれ、父親に愛情が湧いてくる。
    あとハンナはほんといいキャラクターですね。

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    2011年09月29日
  • 愛おしい骨

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    誰かが玄関先に死んだ弟の骨を置いていく、というシーンから始まるストーリー。過去の事件が暴かれることで田舎町の秘密が明らかになり、人々が再生していく。話的にはなんとなくカードの「死者の代弁者」を思い出した。アメリカの田舎町ってなんでこう閉塞的な雰囲気を醸し出してるんだろうなあ。まあ面白かった。

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    2011年08月21日
  • 愛おしい骨

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    それぞれの登場人物たちが過去を引きずりながら、生きている。しっかり現実を見据え、未来を考えているのは家政婦のハンナだけ。そのハンナから手紙をもらったオーレンが帰省するところから極上のミステリーが始まる。

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    2011年07月02日
  • 愛おしい骨

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    良質な小説ですが登場人物の名前がどうしても覚えられず、何度も名前の読み返しをしてしまいました。全体的に暗い雰囲気がある小説なので読み進むのが結構大変でした。

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    2011年06月28日
  • クリスマスに少女は還る

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    『愛おしい骨』がつまらなかったので、著者の別の作品をと思い、ネットの書き込みでも評価の高いこの本を読んでみた。確かにこっちのほうが数段面白い。

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    2017年08月15日
  • 愛おしい骨

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    相変わらず、犯人はどうでもいい。登場人物がよく書けているので、ミステリーにしては、ストーリーが良い。主人公とイザベルの恋愛は、ちょっとやり過ぎ。もっと早く仲直りするだろうな、普通。

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    2011年06月18日
  • 愛おしい骨

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    登場人物みんな弟の失踪にかかわる秘密を持っているそぶりで、ドキドキしながら読んだけど途中からドキドキし疲れた!
    どんでん返しとか叙述トリックとか、鮮やかなギミックのミステリーを読み慣れた若者には少々退屈かもしれないけど、なんともいえない味わいがあり私は好きだな

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    2011年02月08日
  • 魔術師の夜 上

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    「氷の天使」に始まるマロリーのシリーズ5作目。
    ニューヨーク市警の巡査部長キャシー・マロリーは冷たい緑の目に金髪の美女。浮浪児として育った凄惨な過去のため、社会病質者とまで評価されたこともある特異な性格。
    頭の良さはもっぱらハッカーとして生かされ、養父のマコーヴィッツ警部亡き後は、身近な人々には心配されています。
    クールな態度に情熱を秘めたマロリーがカッコ良く、切れの良いきらきらした文章も相変わらずです。

    マジックの大きな催しで、著名なマジシャンがニューヨークに集合!
    幻のイリュージョンを復活させようとしたマジシャンが公衆の面前でクロスボウに貫かれて死亡。マジックの失敗だったのか?殺人と睨んだマロリーの孤軍奮闘が始まります。
    周りの人間との衝突は何かと絶えないのですが…

    マロリーの非公式の相棒チャールズは人の良い大男。チャールズの叔父のマックスが伝説的なマジシャンだったので、第一作からマジックの話は絡んでいましたが、今回は全体的にちりばめられていて、舞台効果のような大人っぽいムードを盛り上げています。



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    2009年10月07日
  • 氷の天使

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    結局この世はカネと快楽なんだなぁ

    「人生ってのは、ひどいもんだよな、キャシー?」

    ニューヨーク市警キャシー・マロリーは、最低の生活から救い出してくれた養父マーゴヴィッツ刑事が死に、その事件の謎を単独で探る。

    鍵となるのはグラマシー・パークに住む裕福な老婦人たちと怪しげな霊媒師

    クールビューティーの代表マロリー刑事の第一作
    前に読んだ『ルート66』に比べてややマッタリとしたペースで、ラスト50ページまではグズグズした。
    主人公マロリーもまだどことなく人間的で幼く、これはこれで魅力的なのかも……。

    「磨かれぬままの高貴、人目をあざむく義侠の勇者、汝の名はマロリー」
    ここから始まる。

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    2026年10月01日
  • クリスマスに少女は還る

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    外国の翻訳の関係でなかなか難しいです。
    また、キャラクターあるあるで誰が誰かと登場人物を見直していく作業が大変。
    作品としては、主人公が脱出をはかる展開が良い。
    個人的にはルージュに頑張って欲しかった。


    驚愕と、それを凌ぐ感動!
    『このミス』第1位作家の、衝撃の物語

    クリスマスも近いある日、二人の少女が町から姿を消した。州副知事の娘と、その親友でホラーマニアの問題児だ。誘拐か? 刑事ルージュにとって、これは悪夢の再開だった。十五年前のこの季節に誘拐され殺されたもう一人の少女――双子の妹。だが、あのときの犯人はいまも刑務所の中だ。まさか……。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れて言う。「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、何者かに監禁された少女たちは、奇妙な地下室に潜み、力を合わせて脱出のチャンスをうかがっていた……。一読するや衝撃と感動が走り、再読しては巧緻をきわめたプロットに唸る。では、新鋭が放つ超絶の問題作をどうぞ!
    解説=萩原香
    ※紙書籍版とはカバー画像が異なります。

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    2026年08月03日
  • クリスマスに少女は還る

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    ネタバレ

    第二章(60ページ)まで読んで、もうやめようと思った。
    日本語訳が酷すぎるし、(そのせいで)話がよくわからず面白くない。
    文庫本で600ページ以上ある小説なので、時間の無駄は最小限にとどめたい。
    ってことでとりあえず、解説を読んで終わりにしようと決める。
    その解説に書いてあったことは、本書の読者評価が高いということと、監禁されたホラー映画好きな女の子が友達と窮地を脱出するために活躍する、という内容。悪くない。
    そして、再読開始。
    その後日本語訳もだんだんこなれてきて(第二章まで別人が訳してた?)、ホラー映画の騙しテクニックを駆使して少女たちが犯人を煙に巻く展開を心待ちにして読み進める。

    昔の少女誘拐事件で一卵性双生児の妹を亡くした少年は、いつしか地元の警察官となっていた。
    そして、今回もよく似た誘拐事件が発生、警察官としての主人公の活躍と並行して、監禁された少女たちの戦いを、かなりリアルに描写してゆく。しかしそこに、奇跡は起こらない。あくまでも、現実の厳しい状況と悲しい結果のみ。とはいえ、一人だけ助かる事実がまた辛い。

    少女たちの犯人を欺く八面六臂の活躍からの生還というストーリーを期待していたから、その悲しい結末に驚く。本作は現実離れした面白ストーリーよりも、リアリティ重視の人間模様を優先したミステリーとなっている。
    2000年度「このミス」海外ミステリー部門第6位。

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    2025年11月30日
  • クリスマスに少女は還る

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    623頁となかなかのボリュームで読み応えもある。だが残念ながらそこまで響かなかった。こればかりは好みや嗜好の問題なので深くは言わないけれど、確かに物語として引っ張る力はあるのだが何となく先の想像がついてしまう。そこまでの分量は必要でなくてもよかったと感じた。

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    2025年05月03日
  • 氷の天使

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    登場人物の多さと様々な事件の数々に読むのに少々苦労した。それでもスピーディーな展開は面白いし、結末がどうなるのか頁をめくった。
    正直、この結末ならばここまで複雑にする必要はなかったのでは? と思いつつも映画でも観ているかのような雰囲気がとても良かった。ミステリではあるが、エンターテインメントの雑多さ、楽しさがある。

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    2025年04月17日
  • 修道女の薔薇

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    ストーリーにスッキリ感がないのはどうしたものか
    キャラ通しのツーカーが多すぎてわかりにくい内容になってしまったのが残念

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    2024年07月21日
  • クリスマスに少女は還る

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    クリスマス目前に誘拐された少女達の物語。
    登場人物が多く理解が大変だが、少女達が懸命に戦う姿、助けたい大人達の奮闘、そして15年前の事件など、どれも続きが気になりスイスイ読めました。
    結末には驚愕と感動と喪失感…すごい小説でした。

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    2024年04月21日