キャロル・オコンネルのレビュー一覧
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ネタバレ20年ぶりに故郷に帰ってきたオーレン・ホッブス。20年前にオーレンと共に森に入った弟のジョシュアはそのまま行方不明に。ジュシュアの骨が帰ってくる。ジョシュアの骨以外に別人の骨も。否応なく捜査に関わることになったオーレン。オーレンのためにアリバイを証言した2人の女。オーレンと肉体関係にあったホテルの女主人イヴリン・ストラウブ、オーレンに恋するイザベル・ウィンストン。発見されたジョシュアの遺体と謎の女性の遺体。現場に残された黄色いレインコート。元警官のウィリアム・スワンの捜査。かつてスワンをはめたロス警察との裏取引を主導したイザベルの義父アディソン。保安官ケイブル・バビットと対立しながら捜査をする
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ネタバレ敬愛する杉江松恋氏の昨年のベストワンなので、読むことに。
最初は文学的な香りのする文章に二の足を踏んだものの、
徐々に暗示的な描写や台詞がたまらなく面白くて惹き込まれた。
人物描写や人間関係が濃密に描かれているのがいい。
この狭い田舎町にこんなに多くの奇人変人曲者達がいて、
誰もが亡くなったジョシュに関係していて、
誰もが異様な程怪しく、そして森に秘密が隠されているなんて、
昔ハマった「ツインピークス」のよう。
ひょっとしたらこれは「バ○ミス」(※)なのかと
中盤を過ぎてもただひたすら疑念は増すばかり…。
そんな感じで、後半までフーダニットを楽しめる。
が、ラスト -
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カルフォルニア州北西部にある広大な森に隣接した小さな町『コヴェントリー』。当時一七歳の『オーレン』は二つ下の弟『ジョシュア』と共に森へ行き、戻ってきたのは兄一人だった。
二十年ぶりに呼びもどされたオーレンは、誰かが玄関先に死んだ弟の骨を一つづつ置いていくことを知る。彼を疑う保安官に協力を強要され調べ始めたオーレンと、次第に明かされる町の人々の秘密。
二十年の時を超えて、止まっていた時間が再び動き出す。
海外物はどうしても人物名が頭に入ってこない。しかも場面によって役職で書かれていたり、一つの省の中で視点が次々に入れ替わるので、何度人物紹介を見返したことか・・・。しかも事件との関連が見えて -
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「氷の天使」に始まるマロリーのシリーズ5作目。
ニューヨーク市警の巡査部長キャシー・マロリーは冷たい緑の目に金髪の美女。浮浪児として育った凄惨な過去のため、社会病質者とまで評価されたこともある特異な性格。
頭の良さはもっぱらハッカーとして生かされ、養父のマコーヴィッツ警部亡き後は、身近な人々には心配されています。
クールな態度に情熱を秘めたマロリーがカッコ良く、切れの良いきらきらした文章も相変わらずです。
マジックの大きな催しで、著名なマジシャンがニューヨークに集合!
幻のイリュージョンを復活させようとしたマジシャンが公衆の面前でクロスボウに貫かれて死亡。マジックの失敗だったのか?殺人と睨ん -
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ネタバレ第二章(60ページ)まで読んで、もうやめようと思った。
日本語訳が酷すぎるし、(そのせいで)話がよくわからず面白くない。
文庫本で600ページ以上ある小説なので、時間の無駄は最小限にとどめたい。
ってことでとりあえず、解説を読んで終わりにしようと決める。
その解説に書いてあったことは、本書の読者評価が高いということと、監禁されたホラー映画好きな女の子が友達と窮地を脱出するために活躍する、という内容。悪くない。
そして、再読開始。
その後日本語訳もだんだんこなれてきて(第二章まで別人が訳してた?)、ホラー映画の騙しテクニックを駆使して少女たちが犯人を煙に巻く展開を心待ちにして読み進める。
昔の -
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