藤沢数希のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・文章が橘玲っぽいので好きな人にはお勧め
・ファイナンス理論の解説が分かり易い(雰囲気を掴むのに良い)
・投資と投機に区別はない(区別しても、しなくてもどちらでも良い)
→投資と投機の区別を必死に説明するのは、主に金融機関の関係者
金融商品を一般人に売る為に、「投機=ギャンブル、危険」、「投資=社会的に立派、安全」と区別して、投資の素晴しさをアピールする
※投資家が投資を主張する場合、自己欺瞞(自己正当化、損失回避)の要素もあると思う ←偽悪趣味の人はあえて投機を主張するかもw
・投資、投機、ギャンブル、お勧めは「投資」、理由はコスト(長期投資は、手数料、税金の面から有利=買う時と -
Posted by ブクログ
結論から言うと、哀を感じられる本だった。
なんというか最終的に可哀想が感想になる気がした。
内容的には全く共感出来無いものではあったが
フィクションとして別のこういう世界もあるし
実際そういう人もいるのかもなと思えた話だった。
順当な恋愛系が好きな元理系なので、
「愛」や「証明」という言葉に惹かれて手に取った。
ターゲット層的には丁度20代前半〜後半の男性になるのかなと思った。
この本の内容で言えば
自分は「非モテコミット」に該当するけれど
今は好きな人もいて恋愛真っ只中なのでちょっと自分には刺さらない話だった。
浮気したい人や浮気した事あるみたいな人なら楽しめる話なのかなとも思った。
-
Posted by ブクログ
結婚と離婚、時代なのか、結婚は少なく離婚が多くなっている。
「結婚は人生の墓場」や「結婚生活は我慢」という近年から現代までの価値観の継承も結婚を躊躇う傾向があるのではないかと時代を眺めてはそう思い感じる。
さて、本著では、結婚は財産の共有であり、離婚したら相応の対価を払い、高収入側が大きな負担を強いるという主張の本である。
離婚時の経済的な負担の制度が決まったのは、90年代、そして今の形になったのが、2007年時である。
世代ごとで離婚時の運用が変更している点で、今後も結婚や婚姻、夫婦の在り方も多様性という概念も含めて時代に合わせて改善していくことだろう。
心しておかなければならないのは、結婚 -
Posted by ブクログ
星:3/5つ タメになった
◎ひとこと
結婚は実家の太さは関係ない、女性は自分より稼ぎがある男との結婚じゃないと損をする
【感想】
結婚を制度として捉えていて新しい視点で考えることができた。文章もわかりやすかったが繰り返しの点が多かったり、自分には興味ない部分もあったりしてそこは読み飛ばした。
結婚前に読めてよかったと思う一方で今後もっともっと打算的に考えてしまいそうで怖くなった。
【印象に残ったフレーズなど】
・離婚で大きなお金が動くのは財産分与と婚姻費用であって、どちらが浮気などで離婚の原因を作ったとかは関係ない(浮気などの慰謝料は精々100〜200万)
・親がお金持ちのボンボンと -
Posted by ブクログ
3.11の東日本大震災後、反原発が正義となり、原発推進派はそれだけで邪悪な存在となってしまった。
マスコミでは、反原発のデモが繰り返し垂れ流され、科学的知識を持ち合わせた専門家の意見は一切取り上げられなくなった。
こんな風潮に警鐘を鳴らす一冊となっている。
そもそもの前提として、絶対安全、人間社会に全く害のないエネルギーというのは存在しない。また、現代社会において、私たちの生活にエネルギーは必要不可欠な存在となっている。
この前提をはき違えた感情論が先走りしているのが昨今の反原発論調である。
全く無害のエネルギーが存在しない以上、どのエネルギーがよりましなのかという議論にならざるを得ない。