藤沢数希のレビュー一覧
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購入済み
納得できた
反原発の問題点について、理路整然と書かれている。健康被害の話、代替電力のコスト的な問題点等、凄い納得できた。
当時(今もか)の反原発の空気の中、この本を出した関係者の勇気に敬意を表したい。
併せて反原発の本と読み比べてみると、エネルギー問題をより深く考察する助けになるかなと思った。 -
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ネタバレ日本の発電は、火力、原子力、水力、太陽光、風力などがありますね。
本書には、各発電方法の比較、地球環境問題、放射線、原子力の仕組み、将来のエネルギー開発について書かれています。
個人的には、地球環境や原子力の仕組み、次世代原子力発電に関して大変参考になりました。
地球環境問題に興味がある方にもオススメしたい1冊です。
この本を読んで思ったことは、今まで東日本大震災時の原子力発電所の事故はテレビや新聞からの情報に対する第一印象で感情的に判断していた事に気づきました。
大気汚染に関しては、やはりもっと問題視するべきだと思います。2015年末にフィリピンに行きましたが、首都マニラの大気 -
Posted by ブクログ
原発を止めろと言う人も、再稼働しろと言う人も、もしかして、ただただ放射能が怖いだけだったり、景気の沈滞が怖いだけだったり、要するに目先のことしかみていないんじゃないかと心配になる。タブーを作らず、反対意見も聞いて、冷静に考えねばならないときが来ていると思うのだが、これでいいのか。ちょっと冷静さを欠くタイトルではあるが、「日本の反原発の風潮に一石を投じよう」という本書を読む。記述には、感情的にならずに、引用文献を示しつつ、事実に即していこうという姿勢が感じられる。
原発を止めて、これまでよりも少ない電力で生活していくというのはひとつの見識ではある。田舎に引っ越して、再生可能エネルギーを最大 -
Posted by ブクログ
教科書チックな本ではない(例えば用語が太字になっているなど)が経済の入門書としてはかなりの良本であると思えた.
各種経済指標の間に成り立つロジックや原理などについて分かりやすく解説してある.たまに数式の変形等も出てくるが読み飛ばしても特に問題ないだろう.特にリーマンショックや日本が長年陥っているデフレなどをはじめ具体的な過去の事例に触れつつ,発端となった経済政策や影響の波及について解説している部分は分かりやすく読んでいておもしろい.また最後の章では日本が行うべき経済政策について筆者の意見を述べている.
これ一冊読むだけで新聞やニュースの内容がチンプンカンプンという人もとっかかりがつかめそう. -
Posted by ブクログ
藤沢数希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」ダイヤモンド社(20006)
*JRAはその馬にいくらかけられているかを見てからオッズを決める≪後出しじゃんけん≫方式であるため彼らは絶対に損をすることはありません。しかも丁半博打のテラ銭が実質5%なのに、その5倍の25%も強欲にもっていっているというのが現在のJRAです。
*一方で宝くじの還元率は、無慈悲なJRAが開催する競馬より断然悪くて40-50%です。つまり、宝くじを買う方からすれば期待値ではかけた金額の半分も戻ってこないのです。
*生命保険では、保険会社がひとの死ぬ確率を過去のデータなどから統計的に推定して、保険会社のもうけを引いた -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資というキーワードに対してまず読むことをオススメする本。
個人のレベルでは投資に対する姿勢、もう少し大きなくくりで言えば金融業界周辺のお金の流れ方を学べる。
日本で普通に学校で過ごしてきてもこういうお金に関する知識は誰も教えてくれないのが現実だと思うので、基礎の部分を理解するためにはとてもいい本だと思う。
この本に書かれている内容が自分の身体の一部になるまで定期的に読み返して、自分が取ってるお金に関する行動が果たして良いことなのかどうか、を振り返るといいのでは。
ざっとキーワードを抜き出してみるだけで下記のような内容が書かれている。
クレジットカードの金融的な意味
生命保険の意味
ローン -
Posted by ブクログ
話自体は大変面白かった。
結婚自体を金融商品のように扱い、
結婚による金銭的価値を最大限にするための数字が具体的に記されていた。
ただし、女性の立場から物申すと、
例えば旦那よりも2倍以上給料ある人の愛人として子供を産めば、旦那と離婚するより金銭的に得られる金額が多くなることや、2人以上産めばもっと多くなる。
また、男性側はDNA検査を受けないと自分の子供であるかどうかわからない。
など、女性が子供をお腹の中で育て、産む苦労が一切考慮されていないことがひっかかった。
これらの苦労を数値化し、上記の金額と相殺までしてくれれば文句のつけようがないと思う。
とはいえ、上記の苦労は人によっても異なる