鈴木裕子のレビュー一覧

  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    芥川も元ネタとして使うほどどれもこれも面白いストーリーばかり。文学は古典を超えることはできないのか、と思わされる。
  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    武士であったのに出家したこと、容姿端麗であったことに加えて、
    「願はくは花のしたにて春死なん その如月の望月のころ」
    「花に染む心のいかで残りけん 捨て果ててきと思ふ我が身に」
    など、花と月を多く歌に詠んでいるところから、西行には繊細でナイーブなイメージを持っていました。
    でもこの本を読むと、意外と...続きを読む
  • 古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナー用とのことでとても分かりやすい本でした。
    解説は歌についてのみではなく、歌人の背景や当時の事情などにも及んでいて、最後まで歌の世界に入り込めました。
    次はすべての歌が収録されている本を読みたいです。
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    とても読みやすく、わかりやすい。
    そしてそれぞれ章の最後に書かれている川村さんのコメントにはハッとするものがあります。
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    今昔秀歌百撰と、平成百人一首などの和歌の出典、背景を調べるために、日本の古典を調べ始めました。
    「角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス」
    は古典を学ぶのにちょうどよい難易度,価格,装丁の三拍子が揃っています。

    古事記,日本書紀,続日本紀を読破すれば、日本の原点が見えて来るかもしれないと思い読...続きを読む
  • 堤中納言物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    虫愛づる姫君で有名。解説にもあるが堤中納言物語が散逸しなかったのはそれぞれの話が持つ意外性だと思う。結果が予想できなくて、ページをめくる手が止まらなかった。
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    古文でおなじみ竹取物語。角川のこの古典のシリーズは好き。物語の いでき初めの祖と称する紫式部の気持ちがよくわかった。構成が本当にうまくできている。
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    日本最高の文学と言われるのは伊達じゃない。紫式部一人で書き上げたのか怪しくなるほどの重厚さ。源氏物語の入門にはもってこい。
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    非常に読みやすい構成。平家物語を読んでみたいけど古文はあんまり…という人に是非おすすめしたい。このシリーズは表紙も可愛くて集めたくなる。
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ゆえあって、感想を書くために購入しました。
    全編通して読むのは初めてですが、意外といろいろな要素が詰まった、なおかつ骨のあるストーリーです。
    恋愛、喜劇、風刺、SF、成長物語、それに英雄物語の要素も入っています。
    簡潔な言葉と短いストーリーでも、これだけの物語を充分に詰め込むことは可能なんだなと勉強...続きを読む
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    とても読みやすく、断片的だった日本神話を繋ぎあわせることができ、たいへん面白かった。読後あらためて『古事記』史跡を訪れたくなった。また、本書コラムにあるように是非『日本書紀』と読み比べしたい。
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    源氏物語の原作者紫式部が彰子中宮の元で宮仕えをしていた3年程の記録及び体験記とも言える「紫式部日記」の解説本です。

    原典と口語訳とを併記されておりまずはとてもわかりやすいです。
    タイトルにビギナーズ・クラッシックスと銘打ってあるだけのことはありますw
    残念ながら原典の全てが掲載されているわけではな...続きを読む
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    自分では言葉にできなかったモヤモヤとした感情を、たった三十一文字で表現してくれている。昔の人も、私たちと同じようなことで悩んだり苦しんだりしていたんだと思うと、本当に勇気づけられる。

    「うらうらに 照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば」
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    文庫は、安価で持ち運びが楽で、通勤や旅行の時に読めるのでうれしい。

    万葉集は、5回や10回読んだだけで、内容が分かるほど、平易ではない。
    そのため、100回、200回読むためにも、文庫本がよい。

    角川のソフィア文庫は、日本の宝だと思う。
  • 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    NHK TV Jブンガクの2009年6月に紹介がありました。

    11世紀の日本文学の代表作。
    「春はあけぼの、やうやうしろくなりゆく山ぎは」

    日本語よりも、英語の方が内容が分かるかもいしれません。

    英語では、The Pillow Bookという名称で、直訳っぽい気もします。
  • 土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    なのめのネカマのブログならむと思ひて読み始めたてまつれど、さしもあらず。まうけたまふネタの数々、自身の待遇を心うく思ひたまへるさま、道すがら海賊のむくひもこそすれなどとおびえたまふさま、そして今は帰らぬわが子を思ひたまへるさま…。いづれをとりても、いとあはれにをかしかりき。解説もゆかしかりき。
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    これはやばい!
    かぐや姫ってこんなに面白かったんですね。

    ビギナーにもそれがわかる名訳でした。
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    昔、竹取の翁というものありけり。
    何度読んでも悲しい話。
    おじいさんでも悲しいし、
    求婚者でも悲しい。

    話を、何度読んでも発見がある。
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    2年ほど前、学校の古典の時間に、ほんの少しだけ読み、「夢見る文学少女なんて素敵!」と思い(笑)とうとう、文庫本買ってしまいました。
    前半は、物語を読みたいと夢見る少女時代の話。後半は大人になり、宮仕え、子育て、旅をする話など。そして最後は夫の死などがあり、重い雰囲気で終わっていきます。
    個人的には、...続きを読む
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
     日本最古の歴史書である『古事記』の主なエピソードを抜粋し、現代語訳と読み下し文を併記、さらに解説と図付きで分かり易く読めます。
     日本神話を知りたいと思う方にはもってこいの入門書です。
     また、昔話などで既に知っているお話も、実は『古事記』からきているものがあると知ることになるでしょう。

     この...続きを読む