鈴木裕子のレビュー一覧
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人間という同族.同族同士だから分かり合えるし怖くない広大な草原や砂漠で出会う同族としての私たち,人々。今の世界中戦争紛争騙し合いをなんとみるか。
自然と共に暮らすモンゴルは周知だが、なにひとつあますことなく、、
羊や山羊の体をそのまままるで鍋やオーブンのようにして料理し食べるボードクなる食べ物はその真骨頂。
人間も動物も食べ物を入れて排出するツツである、
そしてこの草原の人々は、余すところなく捨てるところなく,季節と家畜のよいところを良い時に食したり食べさせたりする。
サインシャイド
ウランバートルから縦貫鉄道で行ける
モンゴル初の劇場
有名なパワースポット
ダンザンラブジャー僧侶の博物館 -
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古文のテキストや日本史の中で名前を聞くこともある古典。
ビギナーズ・クラシックスゆえ全訳ではなく、要所を選んで訳し、残りの部分はあらすじで補うという形なのですが、現代語訳の後に寸評がついているため、物語の展開が分かりやすいものとなっています。
さて、容貌も信望も優れる権大納言。
しかし彼の二人のこどもは、男君は内気でおしとやか、女君はとても活発であったため悩みは尽きない。
設定として、男君・女君とも性自認のズレということではないようですが、男女のステレオタイプから外れていたので、「とりかへばや(とりかえたい)」と嘆く親のもと、男君は女性として、女君は男性として育てられる、というところから物語が展開。
読み進めるごとにどんどん面白くなっていくのですが、ストーリー中、やたらと契りは結ばれるし、もとの姿に戻った男君は実は普通に好色だったとか、なかなかぶっ飛んだ内容でもあります。
宗教的に性のタブーがなかった日本ならではの物語なのかもしれませんが、契りの描写では歌を詠じるシーンが頻繁に出てくるのも「いとをかし」く、高尚にすら思えてくるのが古典文学の面白いところです。
物語の結末は大団円。
男君と女君は巧みに偽装を解いて入れ替わり、男君は関白に、女君は中宮(皇后)にまで上り詰めハッピーエンド、なのですが、男君はいいとして、入れ替わり後の女君の苦悩の様子には妙にひっかかるものがありました。
ともあれ、千年近くも前の作品とはいえ、主人公たちの心理描写を通じた魅力的なエンターテインメントとして物語は成立しています。
解説によると、この物語には古本(11世紀末頃?)と今本(12世紀末頃)があったとか。
古本版はストーリーに少し不自然さがある一方、今本版は自然な形にアップデートされており、そのおかげで現代まで鑑賞に堪えうるユニークな物語として成立しているのでしょう。
日本の古典は面白い。 -
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これはちょっとやばいかも
というわけで三宅香帆さんの『妄想古文』で気になった『とりかへばや物語』を早速
ただし、ちょい逃げでビギナーズ・クラシックスです
まずもう『とりかへばや物語』がおもろー!いやマジすごいわ!平安時代すごいわ!
まぁちょっとこの時代の特徴でもある男女関係の乱れがエグいんだけど、1個々々の関係性自体はまぁそれなりに心が通っているので許せなくはない
自分らしくあるってことはどういうことなのか、そして人間の本質ってなんなの?幸せってなんなん?ってことを考えさせられるすんばらしい物語でした
そして、やばいのはビギナーズ・クラシックスよ
いわゆるダイジェスト版って感じなんだけど、一節が「あらすじ」「現代訳」「原文」「解説」「平安時代の豆知識」って構成になっていて、もうめちゃくちゃに読みやすいのよ
まさにビギナーズ・クラシックス(初心者のための古典全集)なのよ
これはほんとハマりそう
次は『枕草子』か『土佐日記』かな〜 -
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ネタバレ性とは一体どうあるべきなのかを強く訴えかけている本だと思う。
所謂男らしさ、女らしさに縛られているこの社会で兄弟はそれぞれの性格とのギャップを感じ、父親が性を偽装し別々の性別で人生を送っていく。
女君は男の姿であるときの果断に富んだ性格が本来の女君の姿になることで一変しステレオタイプの男を待ちわび苦悩し
男君においては引っ込み思案な性格から宇治の女にもアタックする疑いようのない色男へと変貌した。
このように考えると男はこうあれ、女はこうあれという規範が確固たるものとなりすぎているあまりに、幼少期の性格がどうあれ型にはまった性格に変わっていってしまうのだとも思った。
また元の性別に戻る引き金を引いた内大臣が女を得られなければ渇望し、得られればまた次へと「ゲームのような感覚」で、そして行方のわからなくなった女をいつまでも思い恋慕に浸り続ける滑稽さとそのゲームへ取り組む真面目さを感じられる。 -
Posted by ブクログ
男君と女君で入れ替わる
現代でも漫画やアニメでありそうな物語
面白そうな所がダイジェストで読め
解説文 現代語訳 古文 用語説明も
ばっちりついてるので分かりやすい
ご都合主義の面白半分で
描かれてた物語なんだろうな〜
と勝手に思っていたけど
そうでは無く当時の価値観や
常識に縛られるさまの描写...
男君は戻った後の世界に
すんなり馴染んだのとは対象的に
女君はその後生きていくのが
しんどいなぁと思った
快活さが薄れて物思いに塞がれ
自分の意思で殿方と結ばれる訳ではなく...
「日出処の天子」の刀自古ちゃんを
ちょっと思い出してしまった
これNHKでドラマ化してくれないかな?
森下佳子さんの脚本で
セットは去年の「光る君へ」を流用して -
Posted by ブクログ
ずっと読んでみたかった『とりかえばや物語』。
いきなり古典は難しいので、ビギナーズ版から。
主要な場面を抜粋して、前書き(状況説明)と現代語訳、原文、解説の順に載せてくれている。非常にわかりやすく、興味が持てる構成になっている。
とくに現代語訳のあとに原文があるから、内容が頭に入った状態で原文に当たれて、なんだか古文をスラスラと読める気分になれる。
肝心の内容は、男女のきょうだいが、幼いころに女の子が活発で”男らしく”、男の子は内向きで”女らしく”育ったため、女の子は男として、男の子は女として世間にでていき、思春期を過ぎ、成年となったあたりで女の子(男として生活)の妊娠をきっかけに、もとの性のとおりの人生に踏み込んでいく、という話。
この、平安当時の女らしさ、男らしさというのがミソ。
世間一般の考える型にはまらなかった人たちの、なんて生きにくい様よ、と辛くなる。
結局はもとの性の通りに生きていくわけだけれど、あとがきにもあるように、帝に寵愛され子もたくさんもうけ、それなりの環境が整っても、自分らしく生きられなくなってしまった女君には、不幸の影が寄り添う。
男女にとらわれない生き方のできる(人によって程度はあれども)現代の、なんと幸せなことよ。
非常に示唆に富んだ一作。
古典って、面白い。
これをきっかけに、今度は原文に当たりたい。
それにしても、権中納言は好色すぎる!!
源氏物語の光源氏もそうだけど、現実に近くにいたら勘弁、の一言に尽きる。腹が立って仕方が無い。