鈴木裕子のレビュー一覧

  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    これはちょっとやばいかも

    というわけで三宅香帆さんの『妄想古文』で気になった『とりかへばや物語』を早速
    ただし、ちょい逃げでビギナーズ・クラシックスです

    まずもう『とりかへばや物語』がおもろー!いやマジすごいわ!平安時代すごいわ!
    まぁちょっとこの時代の特徴でもある男女関係の乱れがエグいんだけど、1個々々の関係性自体はまぁそれなりに心が通っているので許せなくはない

    自分らしくあるってことはどういうことなのか、そして人間の本質ってなんなの?幸せってなんなん?ってことを考えさせられるすんばらしい物語でした

    そして、やばいのはビギナーズ・クラシックスよ
    いわゆるダイジェスト版って感じなんだけ

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    2024年06月02日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    性とは一体どうあるべきなのかを強く訴えかけている本だと思う。
    所謂男らしさ、女らしさに縛られているこの社会で兄弟はそれぞれの性格とのギャップを感じ、父親が性を偽装し別々の性別で人生を送っていく。

    女君は男の姿であるときの果断に富んだ性格が本来の女君の姿になることで一変しステレオタイプの男を待ちわび苦悩し
    男君においては引っ込み思案な性格から宇治の女にもアタックする疑いようのない色男へと変貌した。

    このように考えると男はこうあれ、女はこうあれという規範が確固たるものとなりすぎているあまりに、幼少期の性格がどうあれ型にはまった性格に変わっていってしまうのだとも思った。

    また元の性別に戻る引き

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    2020年04月22日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    びっくりするぐらい現代的だなと思わせる箇所があり、それだけでも読んでよかったと思う。作者不詳とのことだけど、男性によって書かれたなんてありえないと思う…。

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    2019年09月08日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    息子と娘を入れ替えるという王朝物語です。
    あまり知られていないですが、面白おかしく、ドキドキ
    しながら読めました。
    実際にこんなことがあったら大変ですが、兄妹のラブコメと解釈するとますます思いロイです。所々飛ばしているのは
    ご愛敬という事で。

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    2016年05月10日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    男君と女君で入れ替わる
    現代でも漫画やアニメでありそうな物語
    面白そうな所がダイジェストで読め
    解説文 現代語訳 古文 用語説明も
    ばっちりついてるので分かりやすい

    ご都合主義の面白半分で
    描かれてた物語なんだろうな〜
    と勝手に思っていたけど
    そうでは無く当時の価値観や
    常識に縛られるさまの描写...
    男君は戻った後の世界に
    すんなり馴染んだのとは対象的に
    女君はその後生きていくのが
    しんどいなぁと思った
    快活さが薄れて物思いに塞がれ
    自分の意思で殿方と結ばれる訳ではなく...

    「日出処の天子」の刀自古ちゃんを
    ちょっと思い出してしまった

    これNHKでドラマ化してくれないかな?
    森下佳子

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    2025年06月16日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    男女の入れ替わりを通じてジェンダーに苦しむ女性を書く、平安時代とは思えない先進的な作品。コラムや豆知識も書かれていて楽しく読める。ただ最後が消化不良かも。

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    2024年11月16日
  • まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う

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    モンゴルに大使公邸付き公邸料理人が学んだモンゴルの文化、特に食の話。
    ラクダ肉は味がなくまずいので、基本羊。鳥ヤブタは放牧ではないので、基本輸入も野菜も都市以外ではないため、冬は肉、夏は乳という赤か白の料理が基本。羊は焼かず、塩でゆでるが基本。乳も過熱して塩でスープ、チーズにする。

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    2024年08月10日
  • まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う

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    タイトル通りモンゴルで
    肉も食べるが、それよりモンゴルを身体中で感じ、何もかも自分の中に取り込んでいったようなエピソード満載のエッセイ。食べることは生きることだ!生き生きとした文章でとても楽しく勉強にもなる。

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    2023年06月15日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    最近、古典の話を読むのにハマっている。
    なぜかというと、思ってた以上に面白いからだ。
    平安時代などという雰囲気もそうさせてる要因かもしれないが、何より話の内容が面白い。
    時を超えて読み継がれる話には、それ相応の理由があるらしい。
    今回も、とても面白かった。

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    2022年08月30日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ストーリー展開が面白く、源氏より読みやすい。
    男君よ、尚侍として出仕した途端に目覚めちゃって。入れ替わり後の色男ぶりは何なのかしら。それに比べて女君の苦悩の深さよ。

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    2020年08月26日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    初めて粗筋把握した。こんな話しとは知らんかったわ。
    ストーリーも凝ってるし文章もこなれており、これは源氏なんかよりよっぽど中高生に読ませるべきなんじゃないかと。

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    2017年12月20日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    わかりやすいですが、ところどころ飛ばしています。
    内容ですが・・・なんか、こう、頭が良くて才能がある人が、自分ではどうしようもない理由(性別など)で思うように生きられない話はなんだかモヤモヤする。
    あ、話としてはとても面白いです。斬新な着眼で。

    あと、好色手籠め男には本気でイラッとした。
    チ○ポもげてしまえ!

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    2013年12月25日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    概要だけなのが勿体無い。全文読みたかった。導入にはオススメです。平安王朝のジェンダー論的一冊でないかと思います。

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    2013年05月01日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    読みやすかったですね。
    現代文だけまとめて読みました。
    今から千年も前の人たちが考えていることは、今とあまり変わらない。

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    2013年04月05日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    『本来そうであるべき姿』を強制する社会はずっと変わらなかったから、今もこの物語が生き続けている気がする。女君が内向的になっていくにつれ、男君が社会に順応していくのが対照的。

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    2012年09月02日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ずっと読んでみたかった『とりかえばや物語』。
    いきなり古典は難しいので、ビギナーズ版から。

    主要な場面を抜粋して、前書き(状況説明)と現代語訳、原文、解説の順に載せてくれている。非常にわかりやすく、興味が持てる構成になっている。
    とくに現代語訳のあとに原文があるから、内容が頭に入った状態で原文に当たれて、なんだか古文をスラスラと読める気分になれる。

    肝心の内容は、男女のきょうだいが、幼いころに女の子が活発で”男らしく”、男の子は内向きで”女らしく”育ったため、女の子は男として、男の子は女として世間にでていき、思春期を過ぎ、成年となったあたりで女の子(男として生活)の妊娠をきっかけに、もとの

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    2012年01月15日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    女君は女の姿に戻ってから幸せになれたのか。
    そうじゃない気がする…。
    奇抜な発想の物語だけど、(当時において)典型的な女性像に疑問を呈しているとも言えるお話。

    ビギナーズクラシックスは表紙がどれも可愛いから好き。

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    2011年09月22日
  • とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    なんでやねんっ、という展開が多く、いい意味で(?)ヒドイ話でした(笑
    また、展開が早く、結構読みやすかったです。

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    2011年09月10日
  • まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う

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    五畜:羊、牛、馬、山羊、ラクダ  鶏肉、豚肉は寒さに適さず流通が少ない
    ボルツ:牛肉を厚めに切り、冬の半年干したもの 塩なし カサカサのフェルト状

    寒羊 寒さと乾燥に強い種類  尾の肉
    ホルホグ:内臓を取り 毛を焼き切った丸ごとの羊と野菜と塩 焼き石で蒸し焼き
    冬は赤い食べ物=肉  夏は白い食べ物=乳製品 
    オーラック:初乳を蒸して固めたもの 豆腐状
    アールツ:発酵乳からシーミン・アルヒという酒を蒸留した粕でつくった甘酒
    アイラグ:馬乳酒
    アーロール:乾燥チーズ 
    ボーズ:肉饅頭、バンシ:スープの具、ホーショル:揚餃子、ツォイワン:焼そば

    匂い:湿度がないと匂いが枯れる 湿気は匂いの運搬者

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    2024年10月19日
  • まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う

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    公邸料理人の仕事についてはほんの少しで、どちらかというと「食いしん坊のモンゴル滞在記」でした。
    地味に一番衝撃だったのは「モンゴルでは肉を切ったまな板を洗わない」こと。

    水は貴重だし、乾燥しているから細菌もいなくて、そもそも火を通さない料理がないから、らしい。慣れるのに時間がかかりそう。。

    バンタンという羊肉の入った小麦のお粥みたいなやつ、食べてみたいなぁ…

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    2024年09月12日