サラ・パレツキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2018年にアメリカで、2021年に翻訳発行されたサラ・パレツキーのV・I・ウォーショースキーもの、20作目、後半。
Vはヴィクトリア、通称はヴィク。
女性の私立探偵です。
ロティの甥フェリックスは、中東での遺物発掘をめぐる事件に巻き込まれていた。
元夫の姪リノは、勤め先のパーティーで接待をさせられたらしい。
元夫ディック・ヤーボローは弁護士で、企業の仕事をしているが、フェリックスの事件とも絡みあう要素が出てきます。
ディックの今の妻はなかなかお似合いの嫌な感じの態度を取るのだったが、姪をヴィクの所に行かせたのは、ある意味善意からであったり。
大筋のスケール感と、スリルある展開と、登場人物 -
Posted by ブクログ
ネタバレ探偵ウォーショースキーの20作目。
やはりヴィクはシカゴでないと。
元夫の姪と親友ロティの甥と、
相変わらず身内の事件に奮闘している。
姪の姉妹は姉が行方不明、甥の方は殺人事件の容疑者。
それぞれ、大富豪だちのカリブ海でのいかがわしいバカンス、
シリアの古代遺物の密輸入へと広がり、
ヴィクはオリエント研究所の窓からぶら下がったり、
森林の小屋に閉じこめられたり、
最後にはカナダの国境を超えて川に流されていた。
元夫はお金持ちになっているのに、
その姪たちがホームレスで悲惨な生活を送っていたという設定は、
かなりショッキングだった。
(下巻へ続く) -
Posted by ブクログ
ハードボイルドですねえ!おまけに主人公は女の探偵
親友の甥が 殺人事件の犯人と思われ
同時に 自分の姪が行方不明になる。
同時に捜査しなくちゃいけない。
おまけに 若い子は大人を信用してないから さっぱり本当のことを喋らない。
行方不明になった姪の妹が 目の前で攫われる。
可愛がってた犬が犯人をおって戦い 大怪我をする。
犬好きな私には 犬の安否の方が気にかかる。
しかし この主人公 どこまでそんな体力があるのか?
と思っちゃうんだけど なんかこの人 初めてこの本で会った人のは思われない
なんか 身近な感じがする。
ともあれ 久しぶりの外国の話し
人の名前 覚えられなく -
Posted by ブクログ
シカゴの女探偵ヴィクことV.I.ウォーショースキーのシリーズ。
カンザスでも旋風を巻き起こします。
前作で登場した女の子バーニーに頼まれ、窃盗の疑いをかけられた青年を探すことになったヴィク。
行方をくらませては疑いが深まってしまうのだが、老女優とカンザス州の町へ向かったらしいのだ。
老女優の故郷は、かって核ミサイル配備への抗議行動が行われた町。
初めてのカンザスでの捜査は勝手が違うが、愛犬ペピーを連れていったので、行く先々で可愛がられ、場が和んだり。
女優の暮らした地域を調べようとするが、いきなり死体を発見したのから始まり、次々に過去の出来事の不審な点を探り当てていく。
聞き込みに行った住 -
Posted by ブクログ
シカゴの女探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズも、17作目。
ますます魅力的で果敢なヴィク、また大活躍。
ヴィクが育ったシカゴでも貧しい地域の話や、これまでのキャラが多く登場し、このシリーズらしい雰囲気を味わえます。
昔の隣人フランクから、25年前の事件を再捜査してほしいという思いがけない依頼が来る。
高校の頃に一時、恋人だったこともある彼。
25年前に、彼の母が起こしたとされた事件は冤罪だったと。
彼の母というのがヴィクの一家に嫉妬し、何かといわれのない非難をしていた女性なのだが。
一通り調べようとしたヴィクでしたが‥?
一方、ヴィクのいとこで人気者だったブーム=ブームには親友だった -
Posted by ブクログ
もしかしたら星5は若干甘いかな。
久しぶりに読んだヴィクなので。
でも、お話は破綻がないですし
ヴィクが行動的で、格好いいのは◎。
今回はヴァンパイアの降霊術に嵌った
少女たちが殺人事件に巻き込まれ
それを収拾するところからお話が始まります。
事件をおってゆくと、心を病んだかつての
大学での友人が依頼してきた調査とも
繋がりがあることがわかります。
今回は精神病院が出てきて、そこで療養
する人のためにもヴィクは戦うのですが…
パレツキーらしく、光の当たらない所で
涙を飲んでいる人のことも軽んじないのは
流石です。
今の50代の女性って、まだまだ
魅力的で、発信力がありますね。
ちょ