サラ・パレツキーのレビュー一覧

  • ミッドナイト・ララバイ

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    しぱらく会っていなかった旧友に、ひさしぶりに会えた気分。向こう見ずなところは相変わらずだね。だけど、あなたの生き方は大好きだし、尊敬もしてる。これからもよろしくね。

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    2013年06月13日
  • ナイト・ストーム

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    ヴィク、墓場でティーンエイジの少女たちと同業者の死体と出会う。カーミラブーム、アメリカの保革対立、移民問題、ナチスのユダヤ人迫害からんで、ストーリーは複雑に展開。一気に読めるのはさすがです。最後はヴィクが死体になったかと怖かったー

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    2013年04月08日
  • ナイト・ストーム

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    ひさしぶりのVI。健在。相変わらず強くて、愛情深くて、無鉄砲で、正義の味方。事件のストーリとともに、彼女の日常が、周りの人々が、生き生きと描かれているのが魅力。二頭の犬と、お隣さんも相変わらずいい味出してる。大満足。

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    2012年12月05日
  • ナイト・ストーム

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    ネタバレ

    シリーズを通じて、「理不尽なことや、それを押し通そうとするような勢力には激しく立ち向かい、他方で“弱者”を決して切り捨てようとせず、温かい目線を向けようとしている人物」として描かれてきたと思うが、本作でも彼女のそういう姿勢は健在である。愛すべきヒロインだと思うが…本作の最終盤では「シリーズを止める気か?!」と本気で思った場面が…

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    2012年11月09日
  • ウィンター・ビート

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    ヴィクは女性探偵の活躍する4Fミステリ、つまり書き手も読み手も、翻訳者も女性で、主人公は女性という作品の中でも、長く人気を誇る主人公です。おそらく今になっては、男性のファンもたくさんいることでしょう。

    このお話では、イラク戦争で心に傷を受けた帰還兵の青年と民間企業を通じてイラクに行き、そこで戦闘に巻き込まれて亡くなったとされている女性の家族に降りかかった相次ぐ不幸の謎に、ヴィクが挑みます。物語としてきちんと収まるところへ収まる、見事な構成ですが、これは、原作者である、サラ・パレツキーさんの、作品を通じたイラク戦争と、戦争後のアメリカに対する批判が込められていると感じました。

    声高な書き方は

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    2020年01月26日
  • センチメンタル・シカゴ

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    ロジャーがカッコよすぎ。
    主人公のヴィクは、もう少し「柔をもって剛を制す」を取り入れたら良いんじゃないかなと余計なお世話を言ってみる。
    女性の私から見て「あんた、それは言い過ぎよ!」と思う事がしばしば。もちろん、そんなヴィクが好きなんですが。

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    2012年07月29日
  • ダウンタウン・シスター

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    ヴィクは私の永遠の憧れさ!

    日本にハードボイルドが無いのは、日本が平和だからだなぁ~と、思わされる一品。「動機や犯行トリックに無理がある日本のミステリーはもう嫌!」っていう人にお勧めしたい。

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    2012年07月27日
  • ミッドナイト・ララバイ

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    ネタバレ

    初めて読んだのは「バーニング・シーズン」。で、ファンになって1作目から読んでいます。

    ずいぶん久しぶりですが、面白かったですね。だけど、長いシリーズなので既読の方でないとわからないニュアンスもあるかもしれません。

    相変わらずのヴィクのタフさや、不正から目をそらさないところは大好きです。たとえそれが自分の心の聖域であっても、甘えないで向かっていくところが好き。人間関係に悩むところも、同じ女性として共感できるし。

    ゲストキャラのシスター・フランシスが亡くなるのがとても辛くて。修道女達の人間らしさが本編に生彩を添えていると思います。

    しかし、昔のヴィクって、すっごくよく怒る女性だったんだけど

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    2019年03月22日
  • レイクサイド・ストーリー

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    原題:DEADLOCK
    著者:Sara Paretsky
    訳者:山本やよい
    初版:1984(US),1986(JP)
    ハードボイルド、サスペンス
    V・I・ウォーショースキー・シリーズ第2弾
    五大湖の運送業界が舞台。
    何故殺されたのかという動機がメインで、良質のサスペンス。
    犯人と動機は途中で気付くが、終わらせ方が意外で最後がとても印象的。
    これは面白い。

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    2011年12月18日
  • バースデイ・ブルー

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    内容が思い出せなくて再読。
    シリーズ8作目。
    40歳を前にしたヴィク。
    事務所が入っているビルは取り壊しを前提に、管理人がもはや何もしてくれないという状態で、孤軍奮闘。
    安い賃料のところにいるしかない状態だったのだ。
    大事な年上の友人ロティを前作で危険に巻き込み、ぎこちない関係が続いている。
    警官の恋人コンラッド・ローリングズとはいちおう上手くいっていて、家族の集まりに招かれたりはしている。
    だがヴィクが白人なので、黒人一家の母親には強く反対されている。
    コンラッドには、父を早く亡くした家の長男でただ一人の男子という立場もあった。

    住んでいるビルの地下で、ホームレスの母子を見つけたヴィク。

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    2013年10月09日
  • ウィンター・ビート

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    本作は飽くまでもフィクションで探偵小説だが…何か昨今の“イラク”を巡って在った、或いは在る様々な“問題”を指摘する作品ともなっている感で、少し考えさせられた…

    事件の謎が明かされる最終盤の演出!!これがなかなかに好い!!やや厚めの文庫本だが、終盤まで一気に進んでしまう…

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    2011年09月19日
  • ブラック・リスト

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    9.11後、まだ半年の2002年3月のアメリカ。
    空気が変わったことを危ぶみながら過ごす〜女私立探偵のヴィク。

    恋人のモレルはジャーナリストで、アフガニスタンにいるため、なかなか連絡が取れないという不安もある。
    顧客のダロウ・グレアムからの意外な依頼で、高級老人ホームに暮らす母ジェラルディンが向かいに見える自宅(もう誰も住んでいない)に不審な灯りが見え、警察に取り合ってもらえないために調査して欲しいということ。
    大金持ちの暮らす大邸宅が並ぶ土地に潜入。
    ヴィクは死体を発見してしまう。黒人ジャーナリストが何故そんなところに?

    遺族から依頼を受けて、調査することになります。
    ベイヤード出版のカ

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    2015年04月06日
  • ウィンディ・ストリート

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    恋人のモレルは怪我をして帰国。
    ヴィクもまた、肉体的危機に見舞われる。
    恩師の依頼で、出身高校のバスケット部のコーチを引き受けたのだが。
    貧しい地域で、自分が育った頃よりも妊娠して中退する女子高生が増えていて、バスケットも奨学金を貰うレベルには遠い。
    地元で発展した大企業の一族に出会い、純情な孫のビリーに好感を持つ。
    悪女役の叔母ジャッキーや、ヴィクに恨みを持つ元同級生など、熟女の印象も強烈。
    ビリーは牧師のアンドレアスと親しくなり、家族とケンカになる。
    工場で何事かが起こっていて、ビリーがバスケ部のジョージーと行方不明になり、やがて殺人まで…?
    正義感と好奇心と行動力でどんどん突き進む。

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    2013年10月09日
  • ビター・メモリー 上

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    シリーズものは、古い友人に再会するようで、とても
    心地よいのです

    しかも、このシリーズは、珍しく、物語の中で主人公
    が成長していって、ちょうど主人公のヴィクとおない
    どしになりつつあります

    なんか、一緒に成長してきた感じが、よいのです

    最近、ヴィクの性格がちょっと丸くなってきたので
    自分も大人にならなきゃと思う今日この頃です

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    2009年10月04日
  • ビター・メモリー 下

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    シリーズものは、古い友人に再会するようで、とても
    心地よいのです

    しかも、このシリーズは、珍しく、物語の中で主人公
    が成長していって、ちょうど主人公のヴィクとおない
    どしになりつつあります

    なんか、一緒に成長してきた感じが、よいのです

    最近、ヴィクの性格がちょっと丸くなってきたので
    自分も大人にならなきゃと思う今日この頃です

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    2009年10月04日
  • レディ・ハートブレイク

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    大活躍する主人公の女探偵さん、なかなかのやり手なんですが、証拠を掴むために不法侵入して書類を盗み出すあたり、ちょっとだけ違和感を感じました。お国柄の違いですね、きっと。
    でも、いい感じです。応援したくなります。
    38年も前に書かれた本ですが、人の営みなんて、そんなには変わりはしないので、全く古さを感じません。本書の次の第5作目は、英国推理作家協会賞受賞作なのでたのしみです。

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    2025年12月20日
  • センチメンタル・シカゴ

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    主人公のお姉さん探偵が、えらくタフで気に入ってます。山本やよいさんの訳もいいですね。最後の@@ページくらいまで、話のゴールが混沌として、ここからどうオチをつけるんだろうと気になって最後は一気読みしてしまいます。それにしても、どうして、訳者の山本やよいさんは、この原題にこの訳を付けたのだろう…謎です。

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    2025年12月06日
  • サマータイム・ブルース[新版]

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    ちょっとツッパリすぎなほど肩に力が入った、覚えにくい名前の主人公V・I・ウォーショースキー

    タフな女性私立探偵の行動に、名推理も特殊技能もない。
    ただ、ひたすらしつこい。

    まだまだ、女性の社会的地位が低い1980年初頭に、男性でもよほどではなければしない「探偵家業」を、たった一人で成り立たせるためには、女性版のフィリップ・マーロウである必要があったのだろう。

    それがこの第一話に色濃く出ている。

    シリーズが進むうちにどう変化し、何を貫き通すのか、読み進めてみたくなった。

    それにしても、カバーの絵がいい。

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    2025年01月01日
  • クロス・ボーダー 下

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    ヴィクの追っていた、ロティの親戚フェリックスの殺人容疑事件と、姪のリノ失踪事件と、二つの事件が繋がった。フェリックスの無実を証明し、リノとハーモニー姉妹を守り抜けるか?

    意外にも考古学の出土品と巨大企業の闇が事件の鍵となります。こんな馬鹿げた動機で、こんなひどいことが起きるものかと驚くところ。

    ラスト近くのヴィクが犯人を追い詰めるシーン。大変な迫力です。圧巻のシーンなので多くは語りませんが、フェリックスがカナダ人青年であることが、ラストで「このためか!そうか!」と効いてきます。

    ヴィクとヤーボローのラスト近くの会話シーン、なぜ二人が別れたのか、立っている地平が全く違うことが、よくわかって

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    2024年12月01日
  • コールド・リバー 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    従兄弟のブームブームが子供の頃犯罪に手を染めかけて、
    警官だったヴィクの父親に怒られた話にはなんだか懐かしささえ感じた。
    新聞記者のマリといつ仲直りをしたんだっけ?と思ったら、
    前作でマリが撃たれたことがあったような。
    悪徳警官たちを罠にかけた時に活躍できなかったと怒っていた
    隣人コントレーラスももはや九十歳代らしい。
    いつまでもお元気でいてほしいものだ。

    今更ながら、ヴィクのアパートメントは事件のたびに大変な騒ぎだ。
    警官が張り込みハンドマイクで怒鳴り、
    それに対してミッチとパピーが吠え、
    一度ならず家宅捜査が行われる。
    ヴィクには活躍してほしいが、同じアパートには住みたく

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    2024年10月26日