水野良のレビュー一覧
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ネタバレ「一角獣の乙女」水野良
・ジュディス・ケニー
ラムリアース王国の森林衛士ジュディスは相棒の一角獣アンウェイとパトロール中殺された一角獣を発見。ドルイドのケニーに容疑をかけるが…。
「レプラコーンの涙」水野良
・フレア
オーファン王国の王城に現れるレプラコーン。レプラコーンを退治するために雇われた精霊使いフレア。
「契約の代償」下村家恵子
・ダイン・リック・ライク・アラミア
ティルク島に侵攻してきた敵を倒すため、迷宮に封印された魔物と契約を結んだアラミア。魔物に取り憑かれ敵を撃退した後も別の島へ攻め込もうとするアラミアの変貌。アラミアを救うため迷宮に向かうグラスランナーのリック。
「ジェイ -
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「暗黒の島」マーモの新しき公王となったスパークと、小ニースが中心となる、若い二人の建国奮闘記、という印象です。
これまで、諸悪の根源のように描かれてきていた不毛の土地で、根強く残る「闇」との共存方法を模索ことで成長してゆくスパークの姿は、かつて冒険での出会いと別れを通して成長していったパーンを彷彿とさせます。
むしろ、自分の目の届く範囲のことで一喜一憂していたパーンよりも、君主(領主)として民や領地の事を考えながら自身の行動や決定の一つひとつに思い悩むスパークの方が、ずっと大人びているかもしれません。
かつて暗黒の島を統治していた帝国の復活を目指す勢力との戦いが、このシリーズの軸になるでし -
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ネタバレ3作目にして(上下巻なので4巻目ですが)、壮大な冒険譚でした。
それぞれの目標に向かって旅の仲間がいくつかのパーティに分かれたり、最後の決戦の舞台で終結したり、互いに手に入れることをめざして競っていた宝物が火山の中に消えていったり…と、「指輪物語」のオマージュか? と思われるような場面が多々ありました。
もっとも、だからといってこの作品が面白くなかったというわけではありませんが、トールキンの「名作」が長く読みつがれてきた意味や、その作品のもつ圧倒的な影響力を見せつけられたような気もします。
シリーズが始まった時には「正義一直線」の熱血少年だったパーンが今回の冒険を経てまたひとつ大人になったよ -
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第1作目で滅ぼされた「魔王」の部下が、その遺志を継ぐように活動を始める、というストーリー構成も決して珍しいものではありませんが、むしろこの作品が先駆けだったのではないか、とすると感慨深いです。
今のファンタジーで描かれるドラゴンは短い命を持つ人間の愚かさにあきれながらも、意思疎通も可能で往々にして主人公に味方することが多いように思いますが、本作では「魔物」として問答無用で人類に敵対する存在として描かれています。敵役として登場する人間よりもはるかに邪悪で討伐すべき存在として描かれているのは新鮮でした。
このあたりも「多様性(特に生物多様性)」を認めることが当たり前とされる現代と、30年以上前の -
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ネタバレ(5巻上巻の感想からの続き)
そして下巻となる最終巻6巻では冒頭からかつての主人公パーンとディードリット、そしてシリーズを読んでいる人ならばよく知っているある老人が出てくる。そこからシリーズの出演者のオンパレードである。
正に最後の物語に相応しいオールスターキャスト総出演である。これこそやはりシリーズを読み通した者が得られる醍醐味だろう。
いやあ、堪らないね!
パーン、ディードリット、スレインらの成長した姿と自分の成長とが重なるのだから。
さて、私にとってもこのシリーズは長い旅路となり、20年以上親しんだこのシリーズの最終巻を読み終えた今、感慨ひとしおだ。
しかし、これを機会にシリーズを -
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『ロードス島戦記』、『ロードス島伝説』、そして本シリーズと続いてきたロードス島サーガも本作を以って終焉だそうだ(と書いているが、やはり新シリーズが開幕した)。
最初に読み始めたのが私が確か中学生の頃のことだから、いやはや足掛け20年近くになるわけだ。あの頃、子供だった私が、今では三児の親なのだから、びっくりする。
よく考えてみれば、人生の半分以上の年月だ。
まず本作を読んでいると、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の一連のシーンが浮かび上がってくるのが止められない。あの映画こそ、このロードス島の世界を具現化したものであり、トールキンの『指輪物語』が確かに今、世に蔓延る数々のファンタジーの原形で -
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