あらすじ
魔神戦争から30年、呪われた島ロードスに再び戦火の影が落ちる。武者修行の旅に出たパーンは、エルフのディードリット、魔術師スレインら仲間たちと試練を乗り越えていく。いつしか戦争を操る魔女の存在を知る。日本ファンタジーの金字塔が、25年の時を経て、大幅加筆原稿と新カバーで生まれ変わる! さらに原案の安田均による解説を収録!!
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Posted by ブクログ
呪われた島ロードス。魔神との戦いから30年平和を取り戻したロードスに
再び戦乱が起きる。 王道ファンタジー、ライトノベルと言うジャンルが
誕生したころの作品。
元聖騎士で、謎の死を遂げ、母親とザクソンの村で暮らす一応主人公の
パーンが村の近くに住み着いたゴブリンを倒しに行くことから物語が始まる。
戦士、僧侶、魔法使い、エルフにドワーフ、まさに王道ファンタジー。
発表当時のファンタジー好きの中高生がドはまりするであろう作品と言える。
今読んでも色あせない!?。
OVAやTVアニメとの違いを楽しもうと思ってます。
2巻はアニメ化されてないようです。
Posted by ブクログ
実はロードス島戦記を読んだことはありませんでした。
なので新装版が文庫でも出ると知って、これは読まねば! と。
そして読んで「なぜもっと早くに読んでなかった、自分!」となりました。
すごくおもしろかったです。
王道ファンタジーを読んだのは初めてかもしれません。
小学校の頃は名作と呼ばれているものを読んでいて。
中学でラノベレーベルと出会ってどっぷり浸かって。
もちろんラノベにだってすてきなファンタジー作品はあるけれど、ロードス島戦記とはちと違う感じですし。
冒険があって、絶対的な敵がいて。
読んでいえ、すごく引き込まれてしまいました。
これで勝てるんだ! って思ったときの安堵感。
そしてその後に起こった悲劇。
読後の「……はあ」という寂寥感。
メインキャラたちは最後まで立っていると思っていたからなあ。
だから余計にショックでした。
それが悪いとかじゃなくて。
決していいことばかりじゃない。
悲しみを背負って生きていくこともあるってこと。
困難を乗り越えていく登場人物たちに心を寄せてしまっていました。
水野良先生の作品は「魔法戦士リウイ」シリーズを読んでいまして。
そのシリーズにロードス島が登場したことがあって。
今こうして新装版を読んでみて、ああ、やっぱりそれぞれにすてきな魅力が詰まっているなあ、と思いました。
第2巻も買わなくちゃ(*´▽`)
Posted by ブクログ
物語の面白さはそのままに、更に厚くなってる。何度読んだか分からないけれど、何度読んでもやっぱり面白い。この辺が増えたのかな?と思う部分はあるのだけれど、確信が持てないので、旧版と読み比べてみたいなあ。
Posted by ブクログ
ザ・ファンタジー小説で楽しめました。
甘いだけでは終わらない感じでした。
登場人物が多くてこれは誰だっけ?となったりはしました。
ディードリットが可愛いです。
Posted by ブクログ
1988年に刊行された作品の新装版(加筆あり)ということ
ですから、世に出てから37年が経つということになります。
たしかに「正義とはかくあるべき」という思想がつよい熱血主人公は、令和の時代には違和感を覚える読者もいるかもしれません。登場キャラクターの属性(エルフやドワーフ)といったファンタジー要素も、昨今のライトノベルスと比較すると作り込みが甘く感じるところもあるでしょう。
そうはいっても、まだ「ライトノベル」というジャンルが確立される前に、出版刊行され、一大ブームを生み出した作品として、確かな魅力がある小説だと思います。
シリーズとしても複数の作品群が展開されていますが、まずは「原点」の本シリーズを読み込んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
現在のライトノベル隆盛の幕を開いた重要作品をやっと読みました。
TRPGが主体というこの作品。今読むと当たり前で驚きの少ない作品に感じるかもしれないけど、トールキン的なファンタジーとそこから影響を受けた日本のさまざまなコンテンツの流れを汲んで出来上がった作品で、その後の世代にとっては当たり前となった色々なものがこの作品でこうして結実していたことから時代が作られていったのだなと初めて読んだのに感慨深くなるような読書体験でした。シリーズを読み進めていくの楽しみ。
Posted by ブクログ
風景描写やキャラの行動一つ一つにキャラクターの心理が重ねられており、一緒に旅をしてる様な臨場感が感じられた。
設定等あまり細かく説明されていないけどその分さらさらと読めてしまう。
中立をあえて否定するストーリーテリングは斬新に思えたし、ラストシーンはあるキャラの名前の伏線回収も相まってかなり好きだった。
Posted by ブクログ
その昔、ディードリットという魅力あふれるヒロインがいると聞いたことがある。
「あぁロードスね、ロードス」と何となく敬遠して四半世紀……新装版で復活したのを機に一気読み。
読んでみるとこれが王道ファンタジーの金字塔なんだと改めて実感させられます。パーンとその仲間たちの冒険はRPGみたいでワクワク。
また巻末にあるこの『ロードス島戦記』に影響を受けた豪華作家陣の解説も興味深かったり。
Posted by ブクログ
懐かしい。今読んでも面白かった。プロットがいいだろうな。ただ、キャラはいまいち。特にパーンがダメ。昔読んだ時に感じた一巻の違和感これか。二巻以降、ディードのキャラが立ってくるとパーンが面白くなってくるんだけど。
Posted by ブクログ
名作ロードス島戦記に加筆修正が加えられた新装版。
25年前の作品故古臭さはどうしても否めないんだけど、それが読みづらさには繋がっていないのがすごい。
加筆されたのは、終盤のカシューとベルドの一騎打ちの部分。
カシューの過去を臭わせるようなやり取りで、知っている人にはニヤリとできるかと。
神々が作り人間やエルフ、ドワーフ、モンスターたちが住む剣と魔法の世界を、戦士や魔法使い達によるパーティーで冒険する。
小説にしろゲームにしろ最近では滅多に見なくなってしまった設定だけど、やはり今読んでもとてもワクワクしますね。
Posted by ブクログ
新装版が出たので、ものすごく久しぶりに読んだ。
なつかしいなぁこれ初めて読んだの小学生とかじゃなかったかな…と思いながら読んでいて、気付けば自分がスレインどころかカシューより年上になってたことに驚きを隠せなかった。
元がTRPGだけに、イベントごとにレベルアップしていくなあというのが分かりやすい構成だと改めて思う。そして、初めて読んだ時より自分に知識が増えているので、海外FTからの影響を受けている部分などが分かって面白い。
旧版も読み返したくなった。
Posted by ブクログ
地形や歴史、文化といった世界観はよく作られており、とても好きでした。
ただ主人公の目的が曖昧な状態で、成り行きでやるべきことが決まったのに、まるで主人公が志高い人間かのように描かれていることが不自然に感じてしまい、主人公への共感があまりできませんでした。
Posted by ブクログ
日本の西洋風ファンタジーの草分け的存在、今読むと指輪物語の影響がモロにでた作品ですね。
聖戦をジハードと読んだのはこの作品が初ではないだろうか?
1990年アニメ化。