あらすじ
ファンタジーの金字塔が新ビジュアルカバーで蘇る!【解説:岩井恭平】
旧版カバーイラストも電子特典として収録!
カシュー王に「アラニア王となれ」と焚きつけられたパーンは、王の資質について悩みながら混乱の極みにあるロードス南部に向かう。戦乱の渦中にある三つの王国で、パーンは王たちの戦いを目の当たりにする!
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Posted by ブクログ
「王になれ」と周囲から再三勧められても固辞して冒険者としてロードス島の平和のために奔走するパーン。シリーズを通して、目先の正義に囚われて暴走することもなくなりましたし、剣技で自分よりも優れた相手とまみえて敗北を知ったことでより戦士として強くなっているように思います。
「皆を助けたい」と願うあまり、国のためには犠牲もやむを得ないと判断しなければならない場面がある王位という立場には抵抗があるのかもしれません。共に戦った冒険仲間たちも、王位についたり宮廷魔術師となったりそれぞれの道を歩み始めています。
次がシリーズ第一部の最終話になりますが、これまでの冒険で育んできた絆がどのように実を結ぶのか、というところを楽しみにしたいと思います。
Posted by ブクログ
ロードス島南部のモス、ヴァリス、カノンでの戦いに身を投じ、3人の王たちのあり方に触れながら周囲から求められる「自らも王として立つべきか」という問いに向き合っていくパーンの姿が描かれる。シリーズ全体の中では「転」の位置付けなのでやや落ち着いているが、エトが久々に登場したり、巨人との戦いが描かれたり見どころも多い。
Posted by ブクログ
パーンが国王になるかどうかの選択を迫られる第5巻。いい王たちに囲まれているパーンだけに早く国王になっちゃいなよ、と。
そんなこんなでロードス島も最終部に突入。この新装版も残すところラスト2巻です!
Posted by ブクログ
またもや解説に共感してしまった。
「読者はこの第5巻でわが身のごとく悩むことでしょう。何しろパーンが身近な戦士に留まるか、それとも遠い立場である王となるかの選択を迫られるからです。」
「ぼくはパーンに対するあこがれが強かったので、はっきり言ってしまえば、王様になってくれ!と切に願いました。」
とムシウタの岩井恭平。
私も昔は王になってほしいと願っており、しかし今ならパーンの考えも理解できる。
大人になったな、自分。
と、自分の成長を確認させてくれる物語。ロードス島戦記。
転換の巻
今までと少し趣きが異なってくる巻。冒険!から「王とは」というテーマへ。久しぶりのエトは変わっていないような変わったような。