あらすじ
30年前の魔神との戦いの傷も癒え、平和の続くロードス島に、新たなる戦乱の兆しが現れ始めていた。暗黒の島マーモの皇帝ベルドが、カノン王国を攻め滅ぼしたのだ。しかも、彼の背後には強大な力を秘めた謎の魔女、カーラの姿があった! その頃、辺境の村ザクソンの青年パーンは、己の正義感の赴くまま、神官のエト、ドワーフの戦士ギム、魔術師スレインらとともに、故郷の村を旅立とうとしていた。自分の前に立ちはだかる、大いなる運命も知らずに……。これぞ日本ファンタジーの金字塔! 刊行当時の魅力そのままにお届け!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中学生の時に、コンプティーク連載が終わって小説が出ました。世界観がシンプルで、読みやすい。自習時間によく読んでました。漫画禁止の寮生活の楽しみのひとつでした。教えてくれたE先輩に感謝します。
ワクワクドキドキ ファンタジー
小学生の時、夢中で呼んだ小説を大人になって読み返して、こんなにも面白く感じれるものかと驚きました。
やはり、この世界観、キャラクター、冒険ストーリー。
いくつになっても胸躍るものですね。
Posted by ブクログ
『指輪物語』よりもオイラにとっての剣と魔法とエルフの出てくるファンタジーはこれをおいて他になし。何度読んだことか。そして現在までシリーズは続いており、今も読んでいる。
Posted by ブクログ
ファンタジー小説が好きにななったきっかけの本です。主人公パーンの長い旅立ちの話。ここから全てが7巻まで、カーラという魔女を追いかける事も続いていきます。エド・スレイン・ディード・ウッド・ギム。それぞれの背景もしっかりしています。また、パーンだけではなく、この後の巻で他のキャラ達もそれぞれの方向で戦いに挑み、決着をつけていく。その最初がこの1巻です。
Posted by ブクログ
ファンタジー小説の名作。ライトノベルの先駆けとなった作品と言えるけれども、メディアミックスされた展開や、そもそもが『ソードワールド』というTRPGの世界観を踏襲した小説として、この作品が切り開いた地平はかなり大きいと思う。
私が注目したいのは、巻頭の登場人物の紹介がイラスト付きで書かれているということ。この工夫によって、「ファンタジー」という当時は一般的ではなかったジャンルについて、ある程度のイメージが描ける作りになっている。たぶん、これはTRPGの方法論から導入されて、そこから一般化した方法だと思う。今はそこからもう一歩進んで、象徴的なシーンを描くという方法に変わっているけれど。
物語的には「(パーンが)行って行ったままの物語」になっているのは、最初から何巻も刊行することが前提だったからだと思う。田舎の若者が仲間や英雄と触れ合うことで成長する物語だけれど、単体として読めば、あまり上手い構造になっているとは思えなかった。やはり登場人物が多すぎるし、ロードス島を右上から左下まで移動するにしても展開がアッサリしすぎな気がする。
でも、作者の文章力で救われている。見せ場を見せ場として書く能力は突出していると思う。特に、冒頭のゴブリン退治は、これ以上のゴブリン退治は読んだことがないなぁと思うくらい、物語に入り込む入り口として申し分なかった。
Posted by ブクログ
私のファンタジーの原点。
初めて読んだのは小学生の頃で、
当時はまっすぐなパーンと美しいディードに憧れたものですが…
大人になって読み返すとスレインが男前過ぎて泣けます。。。
Posted by ブクログ
「D&D」の後に目にした「ソードワールド」であり「ロードス島」であった。ワクワクしましたねぇ♪自分とは違うキャラクターになってスーパーヒーロー並に活躍して・・・・。この、本でエルフって美しくて賢い印象が蔓延したんですよねぇ(笑)そんなに、賢明なら種が衰退する事も人間に闊歩させる事も無いはず(笑)なのにねぇ・・・でも、ディードリットは好きですよ冬馬由美さんの声がまた良かった。
Posted by ブクログ
ご存知ロードス島戦記。日本ファンタジーはここから本格的になったと言っていいんじゃないんでしょうか。この作品で出渕裕が日本でのエルフのイメージを作った。今読んでも普通におもろい。
Posted by ブクログ
TRPGが原型のハイ・ファンタジー小説。エルフも精霊も神も魔法も存在する、典型的なファンタジー世界が舞台。
第一部(全7巻)のパーンやディードリッヒが主人公の話が一番良い・・・と思う。
Posted by ブクログ
ライトなファンタジー
というか、最もスタンダードな形での
D&D的ファンタジー世界のオタク文化圏への翻訳。
つまりは
トールキン→D&D→ロードス→現状のラノベファンタジー
という経路なわけだな。
『ドラゴンクエスト』と並んで、現状の日本における
ファンタジーの裾野を支える古典とも言える。
ファンタジーというジャンルに、キャラクターや物語だけではなく、
「世界」と「歴史」を創出してこそなのだという
黎明期に必要な明確な指針をもたらした。
Posted by ブクログ
ひまわりめろんの青春を振り返る旅
グループSNE祭りは、初期メンの水野良さんの『ロードス島戦記』だ!
グループSNEと言えば『ロードス島戦記』というバリバリの代表作
もちろん再読
そして角川スニーカー文庫と言えば『ロードス島戦記』
そして『ロードス島戦記』と言えばイラストレーターの出渕裕さんなのよねー
『ロードス島戦記』はメディアミックスの大大大ヒット作品なんだけど、出渕裕さんのイラストなくしてこの大大大ヒットはなかったのは確実だと思うんよね
『ロードス島戦記』の他にも『機動警察パトレイバー』とかな
そして出渕裕さんと言えば、日本のファンタジーにおけるエルフ族の容姿を決定付けた人なんよね
あのアホみたいに長い耳は出渕裕さんなのよ
それまでは長い耳と言うよりは単にとがった耳というのがエルフだったんよ
あ、小説そのものね
うん、すんごい久しぶりに読んだけど…なんか拙いw
Posted by ブクログ
かつて自分をファンタジー小説の世界へ引きずり込んでくれた大恩ある一冊。
うん十年ぶりに再読。さすがにいろいろと首をかしげたくなるところも。
まずロードス島。島というには王国が何個もあったりして、大陸レベルなんじゃないかなぁ。
あと集団の戦争で王同士が一騎打ちってねえ。ありえないでしょ。
ウッドチャックをみすみすとり逃がすのもありえないかな。スレインかディードが足止めできたはずでしょうに。
とまあどうでもよい文句書いたけど、それ以上の魅力があることは間違いないです。
Posted by ブクログ
ロードス島を舞台に島中旅をし、灰色の魔女を追いかける物語。
自分がライトノベルにはまるきっかけを作ってくれた作品。
この小説を読んでいなかったら、ここまで読書を好きになれなかったと思う。
Posted by ブクログ
私がテーブルトークRPGを知るきっかけとなった作品です。最初は、闘うゲームマガジン「コンプティーク」に「リプレイ」という形で連載されていました。「リプレイ」とはゲームを行なったやり取りを、文章として起こしたものです。そのストーリーが小説になったものが、これです。日本のファンタジーの源泉ともいえる作品です。ロードス島戦記、ロードス島伝説、新ロードス島戦記、その他の外伝と続いています。
Posted by ブクログ
読書好きになった原体験の本を再読してみようと思い立ち手に取ったら、まず文字の小ささに衝撃を受けた。老眼が始まってるから、だいぶ遠くに離さないとと読めない。
あと、懐かしかったけど、やはり大人が楽しめる内容ではなかったな。
Posted by ブクログ
冒険者…といえば聞こえはいいけれど
要するに、その日ぐらしの若い男が2人組である
しかし「正義」を愛しており
事なかれ主義で揉め事を先延ばしする大人たちのことは嫌っていた
そんな彼らが、村人を脅かすゴブリンの群れを退治するため
これに先制攻撃を仕掛けるところから話は始まる
…ゴブリンとの戦いには勝利するものの
それを成し遂げられたのは、お節介な大人たちの依頼を受けて
救援に来てくれた魔術師とドワーフのおかげで
若者たちは、己の無力を痛感する
しかしそこから始まる縁で、武者修行のパーティーを組んだ彼らは
さらにエルフの女と、盗賊の中年男をメンバーに加え
さまざまな揉め事に首を突っ込んでいく
もとは80年代の半ば
ゲーム雑誌上で展開されたD&Dのリプレイ企画だった
それが人気を集め
小説・アニメ等にメディアミックスされていったものである
「六英雄」なる伝説の実態を目の当たりにした冒険者たちは
仲間のひとりを失いつつも
島に戦乱をもたらした悪の大魔術師を倒すことに成功し
物語は大団円を迎えるかのように思われた
しかしその時
監獄の中で青春を潰された恨みを抱え
仲間内でもどこか浮いてた盗賊が
ある突発的な、裏切り行為に走ったことで
謎と混乱を残しつつ、パーティーは解散することになるのだった
それは、一本気で向こう見ずな若者たちに影響された
遅咲き中年の悪乗りだったかもしれないが
しかしなんというか
80年代日本における、まじめな若者たちの
切実さを含んだ結末でもあった
ただし、ゲームシナリオがベースというだけあって
小説としてはかなりご都合主義的な展開が目立っている
Posted by ブクログ
【ストーリー★★/キャラ★☆/心理★☆/情景描写☆☆/没入度★★】シリーズ第1巻。かなり古い作品のようです。ですが、古さを全く感じさせない作品でした。わかりやすくて面白かったです。わかりやすすぎて、次の展開が読めてしまう。だけどやっぱり面白い。そんな感じでした。主人公パーン一行はある目的のために旅立ち、そしてその旅の結末に待ち受けるものは。。。
Posted by ブクログ
初めて読んだのは中学生のとき。
武者修行に出た青年戦士が大きな事件、戦争にに関わっていくRPG定番の物語。ゲーム小説の古典なので今読んでも面白かった。
ただ2014年現在、この世界関連のゲームは軒並み入手困難なのが残念。
新装版は追加されたカシュー王関連の所が、これまた絶版の本のネタ知ってないと理解できないのが何とも。2巻以降は改定されてないそうなので、無理に新装版買う必要はないと思われる。
Posted by ブクログ
王道のファンタジーですね。超王道です。戦いのシーンは迫力がありました。最強の魔術師をどうやって倒すんだと思ったら・・・まさかそんな展開になるとは。
Posted by ブクログ
竜牙兵やゴブリン、ドワーフ、エルフなど‥
どこかの作者が創造した生物や魔法を借用キャスティングして
物語を作るというゲーム的な手法をとった作品。
元々TRPGの企画が先行だったらしいので
それも当たり前ですが、物語は作者の完全オリジナル
大まかなストーリはすごくいいと思うのですが
王に陛下という敬称をつけない無礼者だらけな会話や
力の限り正面衝突、それぞれの部隊が勝手に行動という‥
戦術もクソもないありえない戦争描写
物語の鍵となるカーラの無茶な主張
できれば、三国志などの戦争史や
中世の騎士の生活、戦い方なんかを勉強してから書いて欲しかった
その戦い方はない‥
Posted by ブクログ
中学生の頃に読んで“冒険”に憧れました。
騎士とか、剣とか、竜とか、魔法とか、エルフとか、ドワーフとか……正当派ファンタジーに興味を持ったきっかけです。
Posted by ブクログ
思い出深い作品です。
ファンタジー好きな自分の原点はここにあると言っても過言じゃない。
これを皮切りに、スレイヤーズやオーフェンなども読み始めたものです(´-ω-`)