鳴海章のレビュー一覧

  • 強行偵察

    Posted by ブクログ

    この手の小説は日本では成立し難い。
    舞台を外国に設定したのは、作者の苦肉の策だろう。
    でも、主人公が日本人だと、どうしてもリアリティがない。
    結局、日本人のスナイパーは、デューク東郷しか認知されないようだ。

    0
    2013年02月01日
  • 夏の狙撃手

    Posted by ブクログ

     主人公石本は警視庁荻窪署に勤務し、射撃でオリンピックを目指していたのだが・・・
     撃てないスナイパーの誕生までを描いた作品。まあ、ね。こういう作品はディテールの色々が好き嫌いを分けるのだろうが、俺は個人的に嫌いじゃない。安心して読める作品だ。

    0
    2013年01月06日
  • 雨の暗殺者

    Posted by ブクログ

    かつて惹かれた男の遺した拳銃を使い続ける女性捜査官の裕子。
    連続して起こる事件。
    その暗部に迫る。
    衝撃的なラスト。
    銃の描写が詳しすぎて、読み疲れた感有。

    2012.10.23

    0
    2012年10月23日
  • マルス・ブルー

    Posted by ブクログ

    面白いけど…。主人公の行動理由が今一つ弱いように感じた。
    なんでだろ。「サムライ」として、愛国者として、戦闘機乗りとして、理屈はわかるけど、「カゲロウ」の意味も良いけど、結婚してこの時期に…やむにやまれぬ感じがどうもしない。
    種明かしが遅い感じもする。最後の最後でいまさらそんな事言われてもってな感じ。操縦感(変な言葉)、リアルさは充分。もっとこういう部分が欲しい。

    ちょいと時間を置いて、また読んでみたら違う感想になるかも。

    0
    2012年09月24日
  • マルス・ブルー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙裏を見て購入。北朝鮮、中国、ロシアの謀略。警視庁公安部・・・
    戦闘機パイロットを絡めた防諜系かと思いきや、かなりリアルな航空系。この手の小説は初めて読んだが、期待を裏切られたにもかかわらず、これはこれでかなり面白く夢中になってしまった。
    カゲロウ、悲しい人生だったな。どんでん返しがあったが伏線がなかったために唐突過ぎて逆効果。無理があったかな

    0
    2012年08月02日
  • マルス・ブルー

    Posted by ブクログ

    空自の日常だったり、空戦のシーンだったり、この作者の得意なところが十分に出ている作品ですね。
    初期の作品群を思い出したりしました。
    ただ、主要登場人物の行動の動機が今ひとつ。
    共感できない以前に、あまりの単純さにびっくりって感じ。
    サスペンスというより、素直に空戦小説として読むべきかな。

    0
    2012年06月24日
  • 強行偵察

    Posted by ブクログ

    「静寂の暗殺者」の登場人物の古橋と澤崎が最初に出会った物語。
    二億五千万円の借金を抱える古橋に、麻薬生産地“黄金の三日月地帯”を支配する君主のネタが持ち込まれた。元警察官僚の古橋は日本政府との関わりを嗅ぎ取り、君主暗殺を企てる。古橋は、「理由あり」の陸上自衛隊狙撃手要員・澤崎をスカウト。彼には、長女の臓器移植手術に充てるため一億円が必要だった。アフガニスタンに渡った二人が直面する驚愕の真実とは!?長編ハード・サスペンス。
    こちらの方が面白かった。

    0
    2012年05月20日
  • 静寂の暗殺者

    Posted by ブクログ

    台北を舞台に組織と組織、そして美貌の暗殺者の激闘が描かれる。

    「桔梗」というキャラクターを忘れていました。「冬の狙撃手」を読んだはずなのに。

    0
    2012年05月19日
  • マルス・ブルー

    Posted by ブクログ

    日常からかけ離れた航空自衛隊や公安の話はイメージがわきにくいながらも面白かった。事の発端の思想的な事がよくわからずちょっと理解できない部分も。

    0
    2012年02月26日
  • バディソウル~対テロ特殊部隊~

    Posted by ブクログ

    さくら銃殺隊サガのどちらかというと外伝的な話?(^^;
    「銃殺隊」元メンバーがハイジャック犯と戦う話です。
    冒頭の港を舞台にした派手な銃撃戦も良かったですね。
    これまでの印象とはうって変わって「銃殺隊」のメンバーの活躍がヒーローっぽいです。
    もっと悪人な印象だったんですけど。(^^;
    メインのハイジャックの話も突入以前の話が細かく描かれていて、作者らしさが出ていましたね。

    0
    2011年12月03日
  • 死の谷の狙撃手

    Posted by ブクログ

    さくら銃殺隊サガって感じのシリーズの一冊。
    ハイジャックに原発襲撃に狙撃に空戦にとサービス満点の一冊。
    アクションの描写はいつも通り細かいところまでしっかりと書かれていて、とても楽しめました。
    前作の「雨の暗殺者」との緩やかなつながりもサービスの一環でしょうか。
    思い出すのにちょっと時間がかかりましたが。(^^;
    最後の狙撃戦と空戦にはちょっとわくわくしますよ。

    0
    2011年12月03日
  • 雨の暗殺者

    Posted by ブクログ

    警察ものにしては、激しい銃撃戦が多いシリーズもの(と言っていいのかな?)です。
    使われる拳銃の描写が細やかなのが作者の特徴ですね。
    銃撃事件から始まった話が、最後にはびっくりするような展開を迎えます。
    風呂敷を広げたなぁって感じ。
    最後はそれなりにすっきりしてあげるべきなのか、引っかかるものを残すべきなのか悩みますね。

    0
    2011年12月03日
  • 鬼灯

    Posted by ブクログ

    敏腕記者が幼女連続殺人鬼を追う。鳴海章流サイコサスペンス。幼女を誘拐し殺害、手首を切り落とし埋めるという事件の内容こそ猟奇的ですが、たとえば『羊たちの沈黙』のような派手さや血生臭さはなく、殺人鬼「鬼灯」にしても、一般人には理解不能のモンスターではなく血の通った人間として描かれています。
    ただ、個人的な感想としては、少し地味すぎたかなと。殺人鬼の心理を丹念に描くというので期待していたのですが、殺人鬼の心理もそこまで深くは掘り下げられておらず、これはむしろ殺人鬼ではなく、「鬼灯」という個人、――孤独な現代人の心理を腑分けするにとどまっている気がしました。前述のとおり、サイコもの特有のグロさも希薄で

    0
    2011年07月10日
  • 第四の射手

    Posted by ブクログ

    このシリーズの中では、結構好きかなという感じですが、何にせよマニアック。手にとって、無理って感じの人は、読まない方が良いです。ただ、今作では、違った個性的な人間が、スナイパーという共通項を持ちつつも、それぞれ戦っていく過程が良かったかなと思います。

    0
    2010年10月04日
  • バディソウル~対テロ特殊部隊~

    Posted by ブクログ

    この本は、スナイパーを主に扱ってるシリーズの一つです。ここで描かれるような事件は、実際に起きても仕方がない事態です。このような場合、我が国は、きちんとした対処が出来るのか。願わくば、正義感に燃える、この本に出てくる隊員の様な方がたくさんいますようにと思いながら読み進めました。ただ、ウィルスの話が入ってるので、そういった話が苦手な人は、辞めておいた方が良いです。

    0
    2010年09月30日
  • 強行偵察

    Posted by ブクログ

    アクション小説ですが、スナイパーを中心に描いているので、ちょっと珍しいタイプの小説ですね。
    この著者の作品は、マルスブルーから読み始めたんで、あまり多くは知りませんが、ディテールまでしっかりしていると思います。
    ただ、ちょっと堅くて、苦手な人はいるかなという感じです。
    自分としては、結構楽しめた本でした。

    0
    2010年09月17日
  • 狼の血

    Posted by ブクログ

    元々好きな作家です。知らずに2度読んでしまった。ただ読んでいくうちに、つらくなるストーリー。読後もなんだか気が重くなる。嫌いではないんだけど・・・立ち食いそば屋でのゴキブリ、印象に残るが・・・

    0
    2010年09月19日
  • 雨の暗殺者

    Posted by ブクログ

    降りしきる強い雨の中、銃声が夜の闇を切り裂いた。都内三カ所で同時多発的に起きた銃撃事件。犠牲者は八人。同一犯の犯行か?警視庁機動捜査隊員・加藤裕子は、かつて惹かれた男が遺したニューナンブを手に、連鎖する事件の暗部を追う。憂国の志士を名乗る武装集団の陰に、裕子が垣間見たものは!?女性捜査官の孤高の闘い!揺るぎなき魂が読者を魅了する。 登場人物は、前作の「冬の狙撃者」からつながっています。途中までは刑事小説ですが、あるシーンからボルテージは一気に上昇。未読の方へ。これらのスナイパー・シリーズはやはり発表順に読んだほうがよさそうです。

    0
    2011年08月03日
  • 冬の狙撃手

    Posted by ブクログ

    「おれは指ですよ…背景に目がいけば、ミスをするだけです」公安特殊銃隊の石本は、引き金を引く指に徹しようとする狙撃手である。羽田空港でジャンボ機の墜落事件が起こり、彼は急遽、山中の訓練から呼び戻されていた。やがて、事件の背後に“子守唄”と呼ばれる伝説のテロリストの影があることを知る。狙撃手の意地と誇り、息詰まる対決を生々しく描ききった傑作 というのがあらすじ。銃器についてはもちろんですが、ジャンボ機のコックピットの描写が実に細かい。乱歩賞受賞作も航空サスペンスだったことを改めて思い出しました。この作品が「スナイパー・シリーズ」の第一作と思っていたら、その前に「狼の血」という作品があったのですね。

    0
    2011年08月03日
  • 冬の狙撃手

    Posted by ブクログ

    サマーウォーズ

    死神を葬れ

    …の流れからよりハードボイルドさを求めてみる。
    ハードすぎ。
    主人公がややパンチ不足なのはリアリズムの追求?やや物足りず。

    0
    2009年10月17日