あらすじ
根室花咲港に係留されたロシア船で銃撃事件が勃発。出動した北海道警察本部公安部特殊装備隊に容赦なく銃弾が襲う! そのころ機内で致死率90%以上の伝染病が発生したロシア・クリル航空機が千歳空港への緊急着陸を決めた。その伝染病はテロリストが仕掛けた細菌兵器だった――。特殊装備隊隊員・仁王頭勇斗は相棒と心をひとつにし、生命を賭けた闘いに臨む!
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Posted by ブクログ
警察の特殊部隊とテロとの戦い。
銃撃戦やF15の描写が丁寧で細かく臨場感がある。
ただし、話としてはやや単調。最後の数ページでご都合主義的にまとめているように感じた。F15やハイジャック機唯一の日本人の存在にあまり意味を感じなかった。主人公をライバル視していた同僚の邂逅もあっさりしていたような。
とはいえ、特殊部隊の男臭さ、熱さは伝わった。一連のシリーズものだったようで、過去作品も読んでいれば深みは増したか。
Posted by ブクログ
鳴海章の力作である。氏の造形の深い強襲と要撃の両面を作品に凝縮させ、ディテールを描写することで作品の臨場感を盛り上げている。ただ、F-15の要撃の場面はカットしたほうが作品としての質が高まったと思われる。ページがこの部分にとられ、本筋部分の背景や動機がよくわからなくなったことは残念である。
Posted by ブクログ
さくら銃殺隊サガのどちらかというと外伝的な話?(^^;
「銃殺隊」元メンバーがハイジャック犯と戦う話です。
冒頭の港を舞台にした派手な銃撃戦も良かったですね。
これまでの印象とはうって変わって「銃殺隊」のメンバーの活躍がヒーローっぽいです。
もっと悪人な印象だったんですけど。(^^;
メインのハイジャックの話も突入以前の話が細かく描かれていて、作者らしさが出ていましたね。
Posted by ブクログ
この本は、スナイパーを主に扱ってるシリーズの一つです。ここで描かれるような事件は、実際に起きても仕方がない事態です。このような場合、我が国は、きちんとした対処が出来るのか。願わくば、正義感に燃える、この本に出てくる隊員の様な方がたくさんいますようにと思いながら読み進めました。ただ、ウィルスの話が入ってるので、そういった話が苦手な人は、辞めておいた方が良いです。