鳴海章のレビュー一覧

  • 月下天誅 浅草機動捜査隊

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    東京・谷中墓地で、深夜、「最後のフィクサー」と呼ばれた高橋天山が日本刀で首を刎ねられ殺害される事件が起きた。現場にいち早く臨場した機動捜査隊・浅草分駐所の若手刑事・小沼優哉とベテラン辰見悟郎だが、特別捜査本部は警視庁本庁に置かれることに。
    よけいなこととは知りながら、独自に調査をはじめた二人の前に意外な手掛かりが……

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    2018年05月29日
  • ネオ・ゼロ

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    ストーリー自体は面白かった。ただ、戦闘機に関する詳細記載が多めで、普段そういうものにあまり触れない私には漠然としか凄さがわからなかった、ところが自分の知識不足で楽しめないという現実に気付く。残念。

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    2018年05月06日
  • 路地裏の金魚

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    製薬会社の裏話かと思ったらタイムとラベルの話だった。ちょっとしたことで人生は変わっていくともいえるし運命には逆らえないともいえる。世の中全て必然か偶然か?

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    2018年04月28日
  • ナイト・ダンサー

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    テンポが早いのは良いが、ちょっと色々と詰め込み過ぎじゃないの?と思ったけど、鳴海章のデビュー作で乱歩賞受賞作だったのね(*_*)

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    2018年04月14日
  • 失踪 浅草機動捜査隊

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    シリーズ5作目。
    簡単に脱走できちゃう児童相談所、簡単に誘拐できちゃうワンコ、ニャンコ、簡単に監禁出来ちゃうセキュリティ…
    何だかなぁ?
    ホントの悪い人間じゃないんだよーな登場人物揃いなのも、何だかなぁ…(-ω-;)

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    2018年02月24日
  • テロルの地平

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    ネタバレ

    鳴海氏の大作。しかし、あまりにも多くの要素を動かし過ぎてフォーカスしているテーマがボヤけてしまった感は否めない。惜しまれる。また、下北半島の結末は違う版があった方がよりリアリティが増すように思われる。スケールが、大きくて日本人の作家離れしており、なかなか、味がある。

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    2018年01月28日
  • 月下天誅 浅草機動捜査隊

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    腕や首を飛ばせる若者が登場しちゃうのは…(;´Д`)
    婿殿や杉様が刑事役をしてるのに、時代物から敵役が追いかけてきちゃうってパロディなら見たいけどさ

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    2018年01月13日
  • 旭日(きょくじつ)の代紋

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    銃身と銃床を切り落とした猟銃―。使われた凶器から、暴力団組長殺害の容疑者が浮かび上がった。ハン兄弟と呼ばれる二人の中国人。彼らを内偵中、矢頭は相勤者の針尾を失う。警察組織との繋がりを察知した矢頭は、孤立無援での復讐を決意する。特殊部隊出身といわれる手練れを相手に、矢頭はひとり立ち向かう!川崎工場街の煌めく灯のなか、決死戦の結末は!?

    もっとハードな展開になるのかと思ったのだが、やや期待はずれであった。

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    2017年11月20日
  • 死の谷の狙撃手

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    現在の和製ハードボイルドの第1人者と言っても過言でない鳴海章の長編作。設定に凝りすぎていて中々、登場人物間の関係がわからず、それがストーリーの謎となり恐らく読者の好みが分かれるところとなり、本書の評価を左右していると思う。個人的には従来の作者にない読み物としての分厚さがハードボイルドとしての作品の質がを高めている感じがしてなかなかの読み物になっていると思う。アメリカの殺人マシーンとなることが出来る死兵プロジェクトとその実験フィールドとなったボスニアヘルツェゴビナ紛争での戦闘の因縁や日本の核武装、警察内部の秘密暗殺組織サクラとさまざまな糸がラストシーンの狙撃手通しの対決の中に織りなされていく。佳

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    2017年09月20日
  • 刑事の柩 浅草機動捜査隊

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    現代ものを何かと思って「ネオゼロ」が気に入った鳴海章。悪役がグロい分だけ刑事の暴走を許せてしまう。
    またシリーズものの一作目じゃないとわかったので取りあえず他のを読んでみなきゃだな。

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    2017年09月15日
  • マリアの骨 浅草機動捜査隊

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    評価は3

    内容(BOOKデーターベース)
    機動捜査隊・浅草日本堤分駐所のベテラン辰見悟郎は相棒の新米刑事・小沼を残し、管轄外の火葬場にいた。絞殺された娼婦・大川真知子の骨をその娘と拾っていたのだ。八カ月前に起きた女性殺害事件との関係性を疑う辰見らは現場の聞き込みを始めるが、また新たな女性絞殺死体が…機捜隊コンビの奮闘を人間味豊かに、かつリアルに描く警察小説の傑作。

    あっちこっちの人にスポットが当たって、更に時代までもがあっちこっち…その人なりに感情が入る前に場面が変わったしまうため誰にも感情移入ができないうちの終わってしまった。

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    2017年08月03日
  • ゼロと呼ばれた男

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    デビュー作「ナイト・ダンサー」は刊行時に読んだ。ゼロシリーズは確か読んでいないはず。今回の復刊を機に手に取ってみた。

    米ソ冷戦時代。航空自衛隊パイロット那須野治朗は、米軍大佐バーンズから「お前はソ連機を撃墜できるか?」と問われる。陰謀をはらんだ沖縄上空での米軍機密演習。那須野が迎え撃つ相手とは。そして彼が零戦を表す「ジーク」という二つ名を得た15年前の出来事とは。四半世紀にわたり読み継がれた名作“ゼロ・シリーズ”第一巻、待望の復刊。今こそ、男を取り戻し、そのG(重力)を体感せよ。

    シリーズは後三作。復刊を強く希望。

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    2017年07月30日
  • フェイスブレイカー

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    刑事としては非常に恵まれた特性といえる顔を覚える力が優れた人物が主人公。
    それに気づいた男がうまく機能するようにうまく組織内で動けたことにより舞台は整った。
    だからこそ解決できたのかもしれんし、国は違っても刑事、警官というのは正義を中心に考えるものだから解決に向かったのかも。
    誰も信じられない世の中はしんどいから、相手を信じられることって大事ですね。
    この手の犯罪は何となく欧米が舞台となるような思いがありましたが、日本、韓国、中国とアジアでも起こるんですよね。(たまたまですが、暗殺事件と見られるものが起こったタイミングと重なったので。)

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    2017年02月19日
  • バディソウル~対テロ特殊部隊~

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    鳴海章の力作である。氏の造形の深い強襲と要撃の両面を作品に凝縮させ、ディテールを描写することで作品の臨場感を盛り上げている。ただ、F-15の要撃の場面はカットしたほうが作品としての質が高まったと思われる。ページがこの部分にとられ、本筋部分の背景や動機がよくわからなくなったことは残念である。

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    2016年07月07日
  • マルス・ブルー

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    小松基地をベースとした航空自衛隊をテーマとした軍事スリラー。ここにカテゴライズされる作品では夏目氏かすでに君臨しており、その類似性以上のものであることを筆致で示すには至らなかったというのか第一感である。エンターテイメントとしては、十分読み応えがあり、鳴海氏の過去作と比しても出色の出来と思うが、やはり作の構図か類似しているので損している感がぐえない。
    物語はカゲロウのコードネームを持つ数年前にF15もろとも行方不明となっていたトップパイロットのネームが入ったパイロットブーツを履いた脱北者と思われる死体が漂着したことから展開する。カゲロウは生存しているのか。

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    2016年06月26日
  • 街角の犬

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    落ちていく刑事の話。陥し入れられてどんどん道を踏み外して、ああもう戻れない。かと言ってビカレスクの美学は全くなくて、ヤケクソになっている状態だったり。途中から予想外の展開ですがちょっと無理やりか。

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    2015年11月15日
  • カタギ 浅草機動捜査隊

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    浅草機動捜査隊シリーズ、6作目。

    今回はベテラン刑事、辰見さんが久々に主役。小町さんや小沼クンと違って、やっぱり渋い。ゲストキャラの元ヤクザの永富はもちろん、事件の背景も昭和という時代を引き摺っていて、時代の流れへの哀愁を感じた。その中で、2作目に出ていたという粟野クンの若々しさが眩しいくらいに光ってた。小沼クンとともに、これからの彼の成長の姿も見てみたいな。

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    2015年11月02日
  • 俺は鰯

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    鰯、大量に群れ、大きな魚の餌になるしかない。

    高城は冴えないサラリーマンから、冴えない無職になった。
    10年務めた会社を辞めた。
    退職金は微々たる物だった。全部使い果たしてしまおうと思った。
    散在するべく赴いた風俗で慧敏という女性と出会う。一度だけの触れあいだったがお互いに惹かれ合うものを感じていた。
    改めてデートの約束をするが、待ち合わせの場所に現れたのは慧敏ではなく、彼女の知人と名乗る男達だった。
    高城は彼らから壮絶な暴行を受け病院に担ぎ込まれるが、全く理由が分からず困惑する。
    もう2度と彼女に会う事は出来ないのか・・・。
    力も地位も金も無いただの男が、彼女の行方を追う為に日本と台湾を股

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    2015年09月21日
  • ナイト・ダンサー

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    第37回江戸川乱歩賞受賞作
    鳴海章のデビュー作

    M航空ニューヨーク行きのジャンボジェットはエンジントラブルにより墜落寸前にまで追い込まれた。ピンチを間一髪切り抜けたが、貨物に乗せられたアルミ合金を急激に腐食させる細菌が漏れ出し、飛行困難な致命的なダメージを受ける。
    なんとか日本へ引き返し切り抜けようとするが、細菌めぐる思惑から米軍は旅客機撃墜に動き、自衛隊は何も知らぬまま緊急発進する。陰謀渦巻く中、謎のジェット機「ナイトダンサー」も人知れず発進していた。
    「ナイトダンサー」とは何者なのか?

    国家某略航空冒険小説。ミステリー要素はありません。
    米国大統領、首相までが登場するスケールの大きな物

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    2015年09月21日
  • 路地裏の金魚

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    人生上手くいっていない男が子供の養育費やローンなどで四苦八苦し、どんどん状況が悪化する中で、接待後に立ち寄った飲み屋の便所で過去へのタイムスリップを体験する。何度かタイムスリップを体験する中で、過去で一発逆転すべく競馬での一攫千金に挑む。

    上手く行かなさっぷりが中年男ならありえる内容でなかなか辛い。そして後半からの逆転劇でスカッとさわやかに終わる。
    SF的な部分の説明が面倒だっとり、タイムパラドックスに気付いた時に主人公にあまり驚きが無かったりと諸々しっくり来ないけれど、エンターテイメント的には楽しめる作品だと思う。

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    2015年09月21日