あらすじ
北朝鮮の原子力施設を爆撃します。協力を願いたい――。米国からの重く困難な極秘要請をうけ、日本の技術者により最新鋭の戦闘機「新・零戦(ネオ・ゼロ)」が開発された。任務を遂行するのは、元自衛官のパイロット、「ソ連機を撃った男」那須野治朗。誰が敵で誰が味方? 各国の思惑が交錯する中、男は一人飛び立つ。陰謀渦巻くサスペンス、呼吸を忘れる空中戦闘、男と男の絆。名作は時代を越える。
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Posted by ブクログ
今回も面白かった。ほぼ1日で本を読み終える程に夢中になるのは久しぶりだった。
前作同様の空中戦の臨場感に加え、サスペンス要素の強さも堪らない。まさに手に汗握る展開。張り巡らされた陰謀に読みながら体に力が入った。
アメリカやソ連に翻弄されたまま、為す術もなく日本は敗北するのか。そう思ってしまったところからのどんでん返し。糸が繋がり、物語は終わりへと繋がった。
今回もジークは見事に死地から生還し、日本の完全なる敗北は間逃れた。
飛行機マニアというわけでもなければ零戦に大いなる夢とロマンを抱いている質でもないが、そんな私でも純国産戦闘機ネオ・ゼロには胸が躍らないでもない。不思議とワクワクする。
フィクションだから出来ることではあるがフィクションとは思えない程の臨場感というか現実味というか、あまりにも現代に即しているような気がしてこれが復刊された、随分前に書かれた小説であることを忘れてしまっていた。
なるべく早く、続きを手に取りたい。
Posted by ブクログ
現代の戦闘機パイロット、『ジーク』こと那須野治朗の話、シリーズ第二弾。国産のジェット戦闘機が秘密裏に開発製作された。名前はネオ・ゼロ。このネオ・ゼロで北朝鮮の原子力施設爆撃命令を受けたジーク。陰謀渦巻く中、ジークのフライトはどうなる?