鳴海章のレビュー一覧

  • マリアの骨 浅草機動捜査隊

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    機動捜査隊・浅草日本堤分駐所のベテラン辰見悟郎は相棒の新米刑事・小沼を残し、管轄外の火葬場にいた。絞殺された娼婦・大川真知子の骨をその娘と拾っていたのだ。八カ月前に起きた女性殺害事件との関係性を疑う辰見らは現場の聞き込みを始めるが、また新たな女性絞殺死体が…

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    2018年05月29日
  • 失踪 浅草機動捜査隊

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    機動捜査隊浅草分駐所に勤務する女刑事・稲田小町は、牛丼屋に入った親子連れの母親を覚醒剤所持で緊急逮捕する。母親と一緒にいた娘の早麻理は児童相談所へ連れて行かれるが、その日のうちに姿を消してしまった。自ら失踪したのか、犯罪に巻き込まれたのか。行方を追う小町に意外な手がかりが…

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    2018年05月28日
  • カタギ 浅草機動捜査隊

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    台東区根岸のラブホテル街で、スーパーの社長が口の中を銃で撃たれて死んでいた。機動捜査隊浅草分駐所の刑事・辰見は、二十七年前に起きた暴力団組長射殺事件の手口を思いだし、当時の関係者で元ヤクザ・永富と再会。だがその後、同じ手口で二人目の犠牲者が。事件の背後に隠された驚きの真相とは…!?

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    2018年05月28日
  • 刑事道 浅草機動捜査隊

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    北海道警刑事・平和男は、違法DVD販売の疑いで、元中学教諭の男を管轄外の東京・西日暮里の自宅まで逮捕に向かうも、男は拳銃を発砲し逃走してしまう。ただちに緊急配備が発令され、機動捜査隊浅草分駐所の面々も出動するが、この事件の背後には特殊詐欺の影が。犯人をとり逃がし責任を感じる平は、意地の捜査で手がかりを掴もうとするがー。

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    2018年05月27日
  • 鎮魂 浅草機動捜査隊

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    通報により駆けつけた女刑事・小町が目にしたのは、裸の女と息絶えた赤子。母親らしき女は覚醒剤離脱の影響で昏睡状態だが、この状況を招いたのは一体…?子どもが被害者となる事件を前に、小町は痛ましい過去と自分自身に向き合っていく。一方、定年を目前に控えた辰見は最後の事件に何を思うー。

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    2018年05月27日
  • マルス・ブルー

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    戦争反対だけど戦闘機とか戦艦ってカッコイイのよねー
    フィクションだからこそ楽しめるんだけど、それはそれ、リアリティ感じるとこがあるのがイイ

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    2018年04月14日
  • 劫火 航空事故調査官

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    本書は1994年に名古屋空港で着陸に失敗した中華航空140便をテーマに鳴海章氏が書下ろしたものである。この事故はグラスコクピットを持つハイテク航空機のコンピュータによる制御に対するエアバス社の考え方を転換させるほど航空業界にインパクトを与えたし、空港まで順調に飛んできた飛行機がほぼ直立して失速墜落、264人の犠牲者を生んだことで衝撃的な事故として記憶されている。現実の部分がクッキリしているので、小説はノンフィクションとフィクションの狭間でどっちつかずになりそうなものだが、いやいやどうしてなかなかの作品に仕上がっている。やはり、コックピットの中での心理状態をつぶさに書き込むことにより迫力が加わっ

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    2018年04月11日
  • フェイスブレイカー

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    「刑事道」に出てきた二人組がメインで活躍する話かと思ったら違ってた。
    上司にこき使われてる異能の日本刑事、親の因果でひねちゃってる韓国警官、どちらも今にも酷いめに会いそな展開でハラハラ…

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    2018年03月26日
  • カタギ 浅草機動捜査隊

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    浅草機動捜査隊の6作目。
    定年間近な刑事とヤクザが昔を振りかえりつつ進む話。昭和な刑事もののドラマのシーンが見えてきちゃった。

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    2018年03月09日
  • 蒼穹の射手

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    鳴海氏の航空ミステリーの初期作品。憲法9条を護ることで戦後の奇跡的な復興を成し遂げた日本。自衛隊も専守防衛により行動が定められていることは国民のみならず周辺国との了解事項である。本書は、周辺国の脅威に対しても対抗できる攻撃能力を密かに持つとしたらというテーマで掘り下げられている。執筆された1994年はまだ、北朝鮮も中長距離の攻撃を保持しておらず、中国も日本との間で領有権を表立って争う状況にはなっていなかったので、随分大胆な仮説だったに違いない。それから、四半世紀経った現在においてもかなり大胆に踏み込んだ説と言えることからして鳴海氏渾身の作ではなかったのかと思う。現在では、「いずも」型護衛艦を空

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    2018年01月05日
  • フェイスブレイカー

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    ネタバレ

    評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    人間の顔を瞬時に記憶する異能刑事・狩野真盾。その特殊能力を見出した公安捜査官・吉田は、東京・六本木で発生した奇怪な殺人事件に狩野を起用する。謎を解く鍵はソウルにある。二人は韓国に飛ぶが、そこには驚愕の真相が待ち受けていた!江戸川乱歩賞作家が著す、国際サスペンスの傑作!

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    2017年12月08日
  • オマワリの掟

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    走り屋がいたりSM趣味のがいたりするのは良いけど、フツーにまじめなお巡りさんも登場させて欲しかった。
    雪道やアイスバーンでのバトルとか楽しいけどね。

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    2017年09月29日
  • ゼロと呼ばれた男

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    現代の空中戦が詳細に描かれていて空自のOBかと思った。
    那須野という空自の戦闘機乗りが中東戦争で何したのか、ソ連の開発したステルス機と米国のバーンズの陰謀、ソ連と米国の戦闘機乗りとのやり合いといったところ読み応えあり。

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    2017年08月30日
  • カタギ 浅草機動捜査隊

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     中高年小説なのだから、ヒーローモノや、本格とは違う味。
     それを楽しみに出来る方だけ読もう。
     第一作が嫌だったら、無理しなくても。

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    2016年10月17日
  • 刑事道 浅草機動捜査隊

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    浅草機動捜査隊シリーズ、7作目。

    今回は昨今の進化したオレオレ詐欺の実態をリアルに描く。犯人目線で進む展開もあり、よりリアルに感じ取ることが出来た。いつものように文章自体は淡々と進んでいくけれど、スルスルと一気読みで面白く読めた。解説の通り、シリーズ最高傑作という言葉に頷ける。今回は機捜のメンバーはもちろん、最初に下手を打った函館署の刑事さんの執念の捜査が実を結んだという感じ。よくある他県警同士の軋轢はあまり感じず、上手く折り合いをつけて捜査が進んでいったのがストレスなく読めて良かった。もちろん、いぶし銀の辰見や、持っている女・小町の存在感も登場場面が少ないながらバッチリ。最後に投げられた小

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    2016年08月29日
  • 風花

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    多分読むのは3回目です。とても好きな本なので正当な評価かどうかは分かりません。でも好き。


    廉司は外資系の会社で働いている。
    同期は情け容赦無く首が切られ、とうとう自分の番が来た。
    送別会で自棄になり痛飲。記憶を無くした。

    翌日、知らない部屋で目が覚めると見覚えのない女が隣に寝ている。
    脱色を繰り返した赤茶けた髪。衰えた肌。目尻のしわ。薄い体。
    自分よりも年上の様だがどれもこれも見覚えが無い。

    戸惑っていると、彼女は自分と何度も会った事が有ると言う。

    彼は気が付く。彼女は廉司が数か月に1回欲望を吐き出すために通ったピンクサロン「ジューシーフルーツ」のレモンだったのだ。

    彼は泥酔し店に

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    2015年09月21日
  • 中継刑事<捜査五係申し送りファイル>

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    ネタバレ

    四年前の女子高生転落死事件が、ネット上の他殺を示唆する書き込みが発端で再燃。凄まじい速さで名門校を揺るがすスキャンダルとなって広がっていく。捜査に乗り出さざるをえなくなった所轄署が事件の担当にしたのは“中継”捜査のために編成した捜査第五係だった というのがあらすじ。
    「ニューナンブ」「街角の犬」「えれじい」の系列につながる警察小説。とことんハードボイルドでないところが面白い。

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    2015年02月14日
  • レトロ・ロマンサー 弐 いとし壬生浪

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    こなれている。もうその一言に尽きる。
    そして前作に比べてかなりスピーディーというかドラマチック。テーマが新撰組だからだろうけど、なんというかひとつの映画をみているかのような過去シーン。それだけで1つの作品として満足できる。
    主人公である初音と母、彩雲の確執のようなものは、この物語の根幹をなすものだけれど、でもなんとなく蛇足と思えるほど、過去の物語で満足。
    なんといっても沖田総司のかっこよさよ。出ているシーンの大半は動きのないシーンなのだが、それでも彼の艶っぽさや強さが伝わるという確かな表現力はさすが。続く。のかなこのシリーズ?

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    2014年10月25日
  • 風花

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    北海道を舞台にした、生きることと愛することを思い出す男女の物語。 会社をクビになった男と、風俗嬢が北海道を旅していく。作者が住んでいるという北海道を舞台にしているだけあって、その風の音、空気の温度、匂い、全てが丁寧にリアルに描かれている。雪に閉ざされる土地であり、そして地平線が見える広大な大地であり、太陽が昇る海も沈む海もあるのは、日本では北海道だけだ。陰鬱な前半と、過去を消化し未来に向かう後半のコントラストが美しい。大人の男女の良質なラブストーリーであり、ロードムービー。

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    2014年08月10日
  • 路地裏の金魚

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    悲哀を漂わせる中年男を下町を舞台に描く導入から、男の状況は読み進むごとに重苦しくなるもSF的展開に光明が差す。終盤からの怒涛のカタルシスは痛快、うーん、浅草に呑みに行きたい。

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    2013年12月22日