あらすじ
42歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。その店で、仙太郎は不思議な体験をする。便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う! 疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!
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Posted by ブクログ
悲哀を漂わせる中年男を下町を舞台に描く導入から、男の状況は読み進むごとに重苦しくなるもSF的展開に光明が差す。終盤からの怒涛のカタルシスは痛快、うーん、浅草に呑みに行きたい。
Posted by ブクログ
前半のテンポに比べて、後半のテンポアップについていけない。営業の描写は、そんなに具体的に書かなくても…。
タイムトラベルは面白い。最後は思いつかなかった。
Posted by ブクログ
製薬会社の裏話かと思ったらタイムとラベルの話だった。ちょっとしたことで人生は変わっていくともいえるし運命には逆らえないともいえる。世の中全て必然か偶然か?