ケン・フォレットのレビュー一覧

  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    波乱の物語も終盤。
    フィレンツェはペストで滅びたようになり、マーティンは帰国する。
    ところがやがてイギリスもペストが流行り始め、キングズブリッジを猛威が襲う。
    マーティンもペストにはかかったが回復した経験を生かして治療に協力する。
    ゴドウィン修道院長は修道士達を率いて街から逃げ出し、程度が知れ渡る。
    神に見捨てられたような気分になった人々は放埒となる。
    街にとどまって治療に奮戦するカリスは信頼を集め、余所の人間から聖女とも言われる存在に。
    混乱する状態で、マーティンとも半ば同棲しているような生活になるが、事態が落ち着くと女子修道院長としてはそれが出来なくなる皮肉。
    伯爵と跡取りが同時に亡くなり

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    2010年11月11日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    どちらへ向かうかわからない、はらはらの中巻。
    大聖堂を中心に発展してきたキングズブリッジの街。
    土地と持たない貧民の娘グウェンダは、恋したウルフリックに捨て身で尽くす。
    橋の再建を巡って、修道院とギルドは対立。
    建築職人のマーティンらは、ロンドンに半年以上滞在して、民事裁判の結果を待つ。
    橋がなければ人が集まらなくなって大きな市は寂れ、国王へ払う税金も少なくなると訴える羊毛商人のエドマンド。
    エドマンドの娘カリスは、父の片腕となっていた。
    1年遅れて橋の建設はやっと始まるが、修道院長のゴドウィンは執念深い性格で、何かと対立する面々を陥れようとする。
    カリスは命の危機に。
    魔女裁判にかけられ、魔

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    2010年11月11日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    「大聖堂」の続編。
    200年後、既に大聖堂が建っている街キングズブリッジ。
    騎士のサー・ジェラルドの長男でのちに建築職人になるマーティンと、その弟で大柄で強いが粗暴なラルフ。
    裕福な羊毛商人エドマンドの娘で利発な美少女カリス。
    土地を持たない貧民の娘グウェンダ。
    この子供らが森で偶然に、騎士が襲われて相手を殺す事件を目撃する所から始まります。
    そのときの騎士トマスは修道院へ。
    修道院長を目指す修道士ゴドウィンは、カリスの伯母の息子。穏当にふるまっていますが、実は野心家。
    修道院の内部抗争も描かれます。
    女子修道院の存在が大きくなっているのも、時代の流れというか、前作とは違う興味をそそります。

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    2010年11月06日
  • 大聖堂(中)

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    死ねウィリアム。地獄におちろウォールラン。まだまだ頑張れフィリップ。生きろアリエナ。トム・・・。まだ引っ張るか。面白すぎて止まらねー。

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    2010年05月07日
  • 大聖堂(中)

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    トム・ピルダーが……。
    この展開は、けっこう怒濤の展開でした。

    そして、物語と夢は次世代に引き継がれていきます。

    ジャックが、アリエナに語った物語のように、物語の力があふれている、すごい物語です。

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    2011年06月09日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    カリスのペストとの戦いや自由都市を目指す戦いは、なかなか終わらない。一体幸せになる日は来るのだろうかと心配になる。グウェンダとウルフリックの、土地を所有する夢もなかなか叶わない。カリスと結ばれることを諦めたマーティンには、意外な恋人ができて、これには驚いた!長かったお話も、終わりに向かってさらに盛り上がっていきました。上、中は、嫌な奴が、本当に嫌な奴すぎてイライラしてしまい4★にしたけれど、これだけ物語に引き付けれられたので、最後は5★にします。面白かった!

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    2009年10月04日
  • 大聖堂(上)

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    上中下各巻が600 ページの大作ですが、物語の展開に引き込まれ、その分量を感じさせないところが本当に凄いです。
    イギリスの中世を舞台に王と教会の対立、貴族や修道士も暴力が蔓る世界で自分の権勢を高めようと暗躍する中、大聖堂を築きたいともがく、石工のトムとその家族、さらに伯領を治めていた伯爵の娘アリエナ、絞首刑にされた吟遊詩人の妻エリンの家族、自分の教区を豊かにすべく奮闘するフィリップ司祭。
    大聖堂建築の専門用語が溢れる文章は殆ど理解できませんでしたが、息を付かせない展開とその筋書きには本当に堪能しました。
    社会の力の源泉が軍事力という暴力に支えられている王政と神の救いを信じる民衆の宗教心に支えら

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    2025年08月15日
  • 大聖堂 夜と朝と(中)

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    贋金づくりの現場を見つかった、ウィンスタンの足掻きっぷりがすごい。絶体絶命というところから、屁理屈をこのまくっての大逆転。敵ながらあっぱれです。何度追い詰めても、するりと逃げていってしまう。この作品は本当に悪者が強い。
    ウィルウルフとラグナの間に微妙な亀裂が入ってきて、さぁどうなるのだろう。

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    2025年08月08日
  • 大聖堂 夜と朝と(上)

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    こっそり家を出ようとするエドガー。そしてヴァイキングの襲撃。のっけから息もつかせぬ展開。ページに顔がめり込むくらいにのめりこみました。
    エドガー、ラグナ、オルドレッドという良いものチームが、ウインスタン、ウィグレム、ウィルウルフの悪者チームの妨害を乗り越えて、成功をつかむというよくあるサクセスストーリーですが、ラグナとウィルウルフの関係がアクセントになっていて、ちょっと面白いです。この作品は悪者チームか強すぎる。さぁ、ここからどうなるのか、楽しみです。

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    2025年08月08日
  • 大聖堂(上)

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    上・中・下巻の上巻。約600ページ……
    読み切れるのかと怯みながらも
    ようやく上巻読み切りました。
    最初はトムの物語なのかと思っていたら、
    あれよあれよとたくさんの登場人物が増えていきます。
    12世紀のイングランドということもあり、
    なかなか読み終えるのに骨が折れました。
    いろんな事件が立て続けに起き、誰も彼も人間くさくておもしろい……
    ハムレイ一家はちょっと嫌になってしまいますが……
    先がどうなるのか。
    大聖堂を巡る話がどう進むのか中巻に期待です。

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    2025年04月04日
  • 光の鎧(下)

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    いよいよ最終巻である。上巻、中巻で描かれてきた様々な出来事が、ワーテルローの戦いでクライマックスを迎える。
    キングズブリッジからこの戦争にすっ飛ぶのはいささか無理があるかと思いきや、稀代のストーリーテラーであるフォレットの手にかかればなんの違和感も感じさせない。それぞれの思いが絡んだ愛憎劇も一応の決着を見る。まあ、これはちょっと甘いかなあ……。
    訳者あとがきによれば、本シリーズはこれが最後となるそうだ。1991年に刊行された『大聖堂』から35年、ほぼリアルタイムで読み続けてきたので感慨深い。

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    2025年01月03日
  • 大聖堂(上)

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    ネタバレ

    建築職人のトムの夢は大聖堂を建てること。しかし仕事は無く放浪しその日の食べ物にも困る有様。妻との別れ、再婚、修道院での仕事と別れ。話は壮大で長いんだけど、それは舞台背景、登場人物の考え方と行動が丁寧に描かれているから。物語の中に入り込んでしまってアリエナ(シャーリング伯の娘)のことは辛かった。彼女が中巻で幸せになってくれるといいけど……。ジャック(エリンの息子)はどうなるかな? 早く読みたい。

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    2023年09月18日
  • 大聖堂 夜と朝と(上)

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    昨年末は『ネヴァー』(全3冊)を一気読みしたが、今年は『大聖堂 夜と朝と』(全3冊)を一気読みすることになった。2年連続で年末にフォレットの新作を一気読みできるなんて夢のようだ。
    さて、本書は「大聖堂」と冠されているとおり、キングズブリッジ・シリーズの4作目だ。これまでの流れからすると舞台はアメリカかも?と思っていたが、なんと997年のイングランドという設定だった。これは1作目の『大聖堂』より前の話になる。
    群像劇だが、主人公に当たる青年(少年?)エドガーがなかなか魅力的だ。フランスから来たレディも気になる。

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    2022年12月30日
  • ネヴァー(下)

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    面白く読めた。
    核戦争を回避したい米中両国の思惑とは裏腹に暴発する朝鮮半島。

    自分達の意向を無視して他国に侵攻した同盟国が、核攻撃を受けたらどうすべきか?

    北朝鮮でクーデターが起こり、反体制派が核を握るという想定から、米中でタカ派とハト派がせめぎ合い、状況が刻一刻とエスカレートしていく流れや、政治的に引くに引けなくって、否応なく核戦争へと追い詰められていく様子はリアリティがあって一気読み。

    ロマンス過多も、このラストなら仕方ないか。。

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    2022年04月27日
  • ネヴァー(下)

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    米中対立、北朝鮮の暴発といった世界が抱えるリスクを
    題材にした近未来小説。あっという間に読め、勉強になった。

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    2022年01月22日
  • ネヴァー(下)

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    中巻に引き続き一気読み。想像を絶する展開に呆然としてしまった。上巻の最初で「第一次世界大戦が誰一人欲していない戦争」であり「悲劇的な偶発事故だった」と著者は述べているが、まさしく今、それが再現されかねないという危機感が本書執筆の原動力となったのだと思う。世界はどうしようもないが、登場人物のそれぞれに愛する人がいることが救いだった。

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    2021年12月31日
  • ネヴァー(中)

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    中巻に入ってからようやく物語が動き出した。ここまで時間(ページ数)をかけたのはもちろん正当な理由があってのことで、動き始めた物語はおもしろくて(いや、おもしろがってはいけないのだが)読む手が止まらない。個人的な報復の連鎖でさえ怖ろしいのに、それが国家同士で、地球規模で行われたら一体どうなってしまうのかと危惧せずにはいられなかった。

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    2021年12月30日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    この中巻では、徐々に悪役がはっきりと見えてきて、それと共にむかつき度もアップ。修道院長とラルフは中でも最低。でもこの作者、基本的に悪役は女性を強姦するばっかりで、もう少し悪役の作り方を考えてほしいところ。そしてこの巻では、異端裁判が登場。真剣に裁判をする様子に、中世の時代は神に対して非常に敬虔だからこその裁判と思いました。終盤は欧州を席巻するペスト。死者が増える中、悪い奴ほど生き残る。という法則が当てはまるのかどうか、またカリスの運命は?すごく気になる展開で、いよいよ次は最終巻です!

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    2021年12月30日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    続編ものですが、まずページを開けて目についたのは、前作と比べて登場人物の多さ。あれだけ面白かった前作を上回れるのか。読む前からこちらが心配してしまいましたが、全くの杞憂でした。前作は登場人物も少なく、誰が悪い奴かもはっきりしていた反面、今回は登場人物が多いため人間関係も遥かに複雑で、まだこの時点では前作と違い、圧倒的な悪人もおらず、まだまだ手探りで読んでいる感じです。次に期待です!

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    2021年12月04日
  • 大聖堂(下)

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    最後はきれいにまとまりました!大聖堂という名がタイトルになっていますが、この時代の人はとにかく信心深い。神を恐ること尋常じゃぁない。だから大聖堂の建設が非常に重要になるのでしょう。最終巻では、アリエナが変われば変わるもので、謙虚で強く、冒頭からまずそこに惹かれました!一方、ウィリアムは相変わらずもはや夜盗、こんなん領主か?などいろいろ思いながら楽しく読め、最終章で、トムの妻が死んだ場所に戻った場面ではなんだかこの長い物語の終着を感じました。世界的大ベストセラーと言われるのも納得の作品でした。

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    2021年11月03日