ケン・フォレットのレビュー一覧
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波乱の物語も終盤。
フィレンツェはペストで滅びたようになり、マーティンは帰国する。
ところがやがてイギリスもペストが流行り始め、キングズブリッジを猛威が襲う。
マーティンもペストにはかかったが回復した経験を生かして治療に協力する。
ゴドウィン修道院長は修道士達を率いて街から逃げ出し、程度が知れ渡る。
神に見捨てられたような気分になった人々は放埒となる。
街にとどまって治療に奮戦するカリスは信頼を集め、余所の人間から聖女とも言われる存在に。
混乱する状態で、マーティンとも半ば同棲しているような生活になるが、事態が落ち着くと女子修道院長としてはそれが出来なくなる皮肉。
伯爵と跡取りが同時に亡くなり -
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どちらへ向かうかわからない、はらはらの中巻。
大聖堂を中心に発展してきたキングズブリッジの街。
土地と持たない貧民の娘グウェンダは、恋したウルフリックに捨て身で尽くす。
橋の再建を巡って、修道院とギルドは対立。
建築職人のマーティンらは、ロンドンに半年以上滞在して、民事裁判の結果を待つ。
橋がなければ人が集まらなくなって大きな市は寂れ、国王へ払う税金も少なくなると訴える羊毛商人のエドマンド。
エドマンドの娘カリスは、父の片腕となっていた。
1年遅れて橋の建設はやっと始まるが、修道院長のゴドウィンは執念深い性格で、何かと対立する面々を陥れようとする。
カリスは命の危機に。
魔女裁判にかけられ、魔 -
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「大聖堂」の続編。
200年後、既に大聖堂が建っている街キングズブリッジ。
騎士のサー・ジェラルドの長男でのちに建築職人になるマーティンと、その弟で大柄で強いが粗暴なラルフ。
裕福な羊毛商人エドマンドの娘で利発な美少女カリス。
土地を持たない貧民の娘グウェンダ。
この子供らが森で偶然に、騎士が襲われて相手を殺す事件を目撃する所から始まります。
そのときの騎士トマスは修道院へ。
修道院長を目指す修道士ゴドウィンは、カリスの伯母の息子。穏当にふるまっていますが、実は野心家。
修道院の内部抗争も描かれます。
女子修道院の存在が大きくなっているのも、時代の流れというか、前作とは違う興味をそそります。
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Posted by ブクログ
上中下各巻が600 ページの大作ですが、物語の展開に引き込まれ、その分量を感じさせないところが本当に凄いです。
イギリスの中世を舞台に王と教会の対立、貴族や修道士も暴力が蔓る世界で自分の権勢を高めようと暗躍する中、大聖堂を築きたいともがく、石工のトムとその家族、さらに伯領を治めていた伯爵の娘アリエナ、絞首刑にされた吟遊詩人の妻エリンの家族、自分の教区を豊かにすべく奮闘するフィリップ司祭。
大聖堂建築の専門用語が溢れる文章は殆ど理解できませんでしたが、息を付かせない展開とその筋書きには本当に堪能しました。
社会の力の源泉が軍事力という暴力に支えられている王政と神の救いを信じる民衆の宗教心に支えら