あらすじ
世界2000万部突破の大ベストセラー『大聖堂』の前日譚、登場
キングズブリッジ・シリーズ最新作!
997年、イングランドの港町コームは、襲来したヴァイキングによって掠奪の限りを尽くされ、壊滅的な被害を受ける。
船大工を営んでいたエドガーの一家も、父が殺され、造船作業所も灰燼に帰してしまう。
大黒柱を喪った家族はシャーリング司教ウィンスタンを頼って、ドレングズ・フェリーという郊外の集落に移り住む。
痩せた土地で小作農として苦労するなか、船着き場の渡し守の職を得たエドガーは、
遠くフランスから州太守の元に輿入れしてきた伯爵令嬢ラグナと運命的な出会いを果たす……。
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Posted by ブクログ
こっそり家を出ようとするエドガー。そしてヴァイキングの襲撃。のっけから息もつかせぬ展開。ページに顔がめり込むくらいにのめりこみました。
エドガー、ラグナ、オルドレッドという良いものチームが、ウインスタン、ウィグレム、ウィルウルフの悪者チームの妨害を乗り越えて、成功をつかむというよくあるサクセスストーリーですが、ラグナとウィルウルフの関係がアクセントになっていて、ちょっと面白いです。この作品は悪者チームか強すぎる。さぁ、ここからどうなるのか、楽しみです。
Posted by ブクログ
昨年末は『ネヴァー』(全3冊)を一気読みしたが、今年は『大聖堂 夜と朝と』(全3冊)を一気読みすることになった。2年連続で年末にフォレットの新作を一気読みできるなんて夢のようだ。
さて、本書は「大聖堂」と冠されているとおり、キングズブリッジ・シリーズの4作目だ。これまでの流れからすると舞台はアメリカかも?と思っていたが、なんと997年のイングランドという設定だった。これは1作目の『大聖堂』より前の話になる。
群像劇だが、主人公に当たる青年(少年?)エドガーがなかなか魅力的だ。フランスから来たレディも気になる。