【感想・ネタバレ】大聖堂(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

カナダ人の先生に薦められて読みました。3冊で1500ページくらいあり、正直読み終えるのに半年かかるかもしれないと思いましたが一カ月で読めました。
こんなにページ数が多いのは描写が細かすぎるんだ!
と半ギレ状態でしたが読み終える頃には気になる事もなく。→感想・中巻に続く

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2023年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エリス・ピーターズの『修道士カドフェル』シリーズ好きなら絶対ハマること請け合いの、上・中・下三部作。評者は絶対ハマるタイプなので、文句なしの星5とした。

ウェールズの平民で孤児だった修道士が、己の知恵と、仲間と、あらゆる伝手によって大聖堂建立するまでのお話。
そこに、登場人物それぞれの謎や諸事情が絡んでくる。これがしかも、全てきれいに解きほぐされ、決着がつく。
大部だが『必要でないエピソード』がほとんどないのはそのため。

イングランドのヘンリー1世の嫡男、ウィリアムの死に始まり、スティーブン王 VS 女帝モードの内乱、ヘンリー2世になってからの王権 VS 教会の対立など、歴史背景への知識はある程度あったほうがよい。
無くとも問題ない程度に、作中の人物が話題にする。重大事は『この時代だからこそ』の王権の不安定さや、諸侯の思惑によってどちらにも転び得るという、スリリングな展開をみせる。

どちらかというとデウス・エクス・マキナのように「困りごとに片がつく」展開だが、そこを『枝や葉の部分が、大きな物語の進むごとに翻弄されたり、要所要所で解決を見る』形に収めたのがケン・フォレットの力量である。
構想と調査に時間をかけただけあって、ただの中世譚ではなく、当時の建築現場に赴き、日々の進捗を目にしているような気分になる作品である。

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2019年11月10日

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ずっと読みたかった。
入りから完璧。
悪人の悪人らしさが絶妙。
さて、この悪人どもはどういう最期を迎えるのやら。

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2018年07月01日

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ネタバレ

12世紀のイングランドが舞台。
大聖堂の建築を夢みる職人トムは、雇われ仕事を追われ、家族を連れて流浪の身。一家は糧を失い、身重だった妻を失い、やがて、トムは森に棲む美貌の未亡人親子と出会う。

その頃、キングスブレッジ修道院長に就任したフィリップは、修道院の経済改革に着手するが、大聖堂が火災によって消失する。

大建築を仕上げたい芸術家肌の職人と、崇高な理想に燃える改革者の宗教家。二人の夢に、時のイングランド国王の後継ぎ問題が絡む。

登場人物のすべてが善人ではなく、癖のある者たちばかりだが、彼らの信念が玉突き事故のように物語を突き動かしていく。歴史ってあんがい、こんなふうに行き当たりばったりで紡がれたのかもな、と。

眠るのが惜しくて夢中で読んだ小説は久しぶりだった。

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2015年09月05日

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最初は何の話なのか分からないまま読んでいくが、トムの大聖堂を建てたいという思いが話の中心であることが明確であり、トムの思いとフィリップの思いが重なり、それを邪魔する立場の人物が出揃うと物語はぐいぐいと進み始める。
エリンが話の鍵になるはずだが、まだそれほどの存在感は見せない。
アリエナが今後どのように関わってくるのかが気になる。
ウィリアムは最低。

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2018年11月04日

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多くの人に推薦された本。噂にたがわぬ面白さで、隙間時間全てを費やしてもまだ時間が足りない。ひとことでいうと【12世紀のイングランドを舞台にして、教会の大聖堂を建立する物語】だが、聖職者・職人・貴族という異なる社会階層の複数の登場人物たちの視点で進行する物語は全く飽きない。

上巻では、建築職人のトム一家の物語に多くのページを割いている。この時代は技能を得ることが生存に直結する一方で、失業して冬を迎えると飢餓に直面することがトム一家の苦難の中で語られる。

また、肝心の大聖堂を建設する修道院に関しての詳細な記述を通じて、よく教科書に書かれる「国民国家が成立する以前には教会こそが社会制度であった」、ということがよくわかる。行政、徴税、雇用創出、商売の場所提供etcといった様々な機能を教会が提供していたから。

建築手法に関しては細かく書く一方で、教義など宗教的要素に関してはあまり記述していないのは非常に良い。

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2015年03月09日

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ネタバレ

中世イングランドを舞台にした聖堂を建てる男の物語、、、と思いきや、彼が死んでも話は続く。
国王と教会とそれぞれの内部闘争と、形勢が目まぐるしく変わる波乱万丈の物語。読みごたえありの太い文庫の全3巻。

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2014年04月20日

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文句無しに面白い。歴史エンタテインメントの傑作。

前回のエヴァ・ライカーもそうだったが、こちらも主要キャラクターに降りかかる難題が次から次へと持ち上がり、息をつく暇がない。

「いつか自分の手で美しい大聖堂を建てたい」という夢を持ち、仕事を探すためさまよう建築職人のトム。彼が訪れる先々に待ち構えるトラブルの数々。その日の食にも窮乏している彼ら家族だが、トムは仕事にありつけるのか??というのが今作の主要ストーリー。

中世イギリスを舞台に、ヘンリー王亡き後の跡継ぎを巡る争いや、当時のキリスト教会の構造や背景も学べるエキサイティングな一冊でした。裏切りや謀略などスリリングな物語の展開に597Pがあっという間です。久しぶりに心臓の鼓動が高鳴るのを感じながら読み終えました。

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2013年03月15日

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全三巻1000ページを超える大作ですが、ワクワクが止まらない。
歴史小説の醍醐味は全部入ってます。
とにかく、悪役ウィリアム・ハムレイがまぢサノバビッチで、やることなすこと本当に最低なので、自身にふさわしい凄惨な最期をいつ迎えるのかが楽しみにすらなってきます。
そして、迎えるクライマックス。歴史小説はこれだから止められない。

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2013年01月31日

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 以前、BSでリドリースコット監督がテレビドラマ化したシリーズの原作です。
ドラマも良かったですが、原作も良いです。本好きで有名な故・児玉清さんが、大絶賛していたのを思い出します。

 12世紀のイングランドはモード女帝とスティーブン王による内乱の最中にあり、農民や貴族、教会もその勢力争いに巻き込まれ、全土が混乱の中にありました。
 そんな中、大聖堂建設を夢見る建築職人トムは、有能で篤信家のフィリップ修道院長が運営するキングスブリッジに放浪の末たどり着きます。そこで出会った森に住む魔女の息子ジャック、そして没落した貴族の娘アリエナとの出会いから大聖堂の建設という壮大な事業が開始されます。しかし、アリエナの父を陰謀に嵌め殺した貴族ウィリアム、大聖堂がある管区の司教ウォールランなどの妨害にあい、大聖堂の建設は頓挫を繰り返します。
 果たして大聖堂はその威容を具現できるのか。

 もちろんフィクションですが、当時のイングランドが王位継承の内乱中という状況は史実です。また修道院の生活や信仰の様子、農民の暮らしや、貴族同士の権力争いなど、事細かに描かれていて、その筆力に驚嘆します。とくに当時の市場経済の細かな描写は、ほんとにその時代に暮らしていたんじゃないのかと思えてしまうくらい見事です。
 この原作ありて、あのテレビドラマがあったのかと納得しました。

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2017年08月15日

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13世紀イギリスが舞台の歴史小説。
あまり知らない時代と舞台なので、「へー、そうなんだ」という点も多く、その辺も面白い。
しかし、もちろん物語としても波瀾万丈で素晴らしい。
まったくもって情け容赦なく、結構いい人だったバーソロミュー伯はパーシー伯に負けちゃうし、娘のアリエナはラストであんなことになっちゃうし・・・。
ウィリアム許すまじ!

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2013年03月20日

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ネタバレ

建築職人のトムの夢は大聖堂を建てること。しかし仕事は無く放浪しその日の食べ物にも困る有様。妻との別れ、再婚、修道院での仕事と別れ。話は壮大で長いんだけど、それは舞台背景、登場人物の考え方と行動が丁寧に描かれているから。物語の中に入り込んでしまってアリエナ(シャーリング伯の娘)のことは辛かった。彼女が中巻で幸せになってくれるといいけど……。ジャック(エリンの息子)はどうなるかな? 早く読みたい。

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2023年09月18日

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舞台は12世紀のイギリス。単に聖堂を建てるだけの本と思いきや、これが面白い。とにかく先の展開が知りたくて読ませる本です。大聖堂を造ることに魅せられた主人公のトム。修道院の健全な運営に燃えるフィリップ。そして領主的な生まれのボンボンで傲慢なウィリアム。この三人を中心に展開されるストーリー。長い話なのでいろいろありますが、いろんな嫌な奴が出てきます。トムが主人公と思いきや、この人は、赤ん坊は置いていくは、女はあっさり乗り換える。ウィリアムに至ってはもう最低。トムの息子も嫌なやつやし、だからこそ物語が面白くて読んでしまいました。大聖堂は再建できるのか、次巻以降も楽しみです。

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2021年09月12日

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交錯するそれぞれの運命。
登場人物の人生の過酷さに時折絶句。
だが読み始めると止まらない。
12世紀イングランドの壮大な物語。

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2018年12月24日

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12世紀イギリスの物語。大聖堂の建立を目指す修道院を舞台に、様々な人達の思惑が絡み合うヒューマンドラマ。三人称で書かれてて、複数の主要人物に視点を切り替えながらお話が進む。視点は善人だけでなく悪人にも切り替わる。誰に切り替わってもハラハラドキドキワクワクする。

謎の死刑執行、王位継承をめぐる謀略、修道院長選の取引。略奪される伯領、森に住む不思議な親子、燃え落ちる大聖堂。まだ上巻なのにすごい展開、めちゃくちゃ面白い。

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2014年07月04日

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12世紀のイギリスを舞台にした大聖堂建立をめぐる壮大な物語。心に葛藤を抱えて生きるきわめて人間らしい人々が織りなす群像劇に圧倒された。上巻は主に建築職人トムと修道院長フィリップの視点で描かれている。美しい大聖堂を建てたい、というふたりの夢ははたしてかなうのだろうか。今後の展開が気になる。

2010年、TVドラマ化。『ダークエイジ・ロマン 大聖堂』。

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2014年07月02日

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綿密な構成と幾多の伏線が張り巡らされた荘厳な物語。大聖堂という一つの象徴を用いて変化のダイナミズムを描く筆力に圧巻させられる。

本作品を読むうえで読者側にもある程度の素養が求められる。まず12世紀のヨーロッパは現代と大きく異なり、暗黒時代を抜けたイタリアのルネサンス前の比較的後進的大地であった。品位と野蛮が交錯する、前近代的な混沌とした時代であった。そうした時代のなか大聖堂建築を夢見る野蛮な建築職人のトム、品位の象徴でありながら残虐なウィリアム、中立的な聖人と人間的危うさを兼ね備える修道院長フィリップスの対比が見事に冴える。国家と修道院で繰り広げられる権謀術数と、それに翻弄されるトムの姿が、この上巻の胆だろう。

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2014年03月24日

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大聖堂建設に秘められた、様々な策謀の数々。
中世のイングランドを舞台に繰り広げられる修道院運営、そして、王国の権力争いなど事細かに描かれている。そしてその陰謀は手段は変われども、やはり昔も今もあまり変わらないのかもしれない。フィリップ院長vsウォールラム司教。アリエナvsウィリアムの対立軸が面白い。

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2014年01月15日

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まだまだ序の口なのかどういった展開になるか予測がつかないが、続きは早く読みたくなった。

赤児は子守唄にスヤスヤ眠る。ゲップをしたくなると、口の端をゆがめる、それが笑っているように見える。

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2018年11月25日

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神と王権が凌ぎ合う12世紀イングランドでの大聖堂建設を核に、石工や修道院長などのそれぞれの群像劇。寒冷期の前でまだまだ農業収穫が豊かだった感じはするが、それでも何かひとつ間違うと飢えと寒さに彷徨うことになる中世の姿がリアルに迫る。

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2013年05月22日

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B++

憧れる先輩の好きな本のリストに入ってたから。

大聖堂を作ろうと頑張る人たち(建築家、神父さま、)の群像劇。

たぶん、今年一番のヒット作。
しかし、その理由を具体的な言葉に表現出来ない。

この本を上巻50p読んだあたりから、読むのが止められなかった。
中巻下巻に至っては、毎日の実験を本が読める待ち時間の多い奴にして、研究計画を変えさせたぐらい。でも、なんで面白いんだろ?謎な面白さ。

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2012年12月29日

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中世イングランドの世界に一気に引き込まれる。いつか大聖堂を建てたいという夢を抱く建築職人トムや修道院長フィリップ、貴族の親子などその時代を生きるさまざまな身分の人々が登場し、壮大なドラマを繰り広げる。

建築にかかわる描写については正直、さっぱり分からないが、人々の野心、裏切り、愛憎などの物語がおもしろくて、どんどん読み進めてしまった。登場する人物がみな完璧ではなく、なりゆきで罪を犯してしまったり感情にまかせてひどいことをしてしまったり、どこかしら弱い部分を持っているのがいい。

第1巻では、長い流浪の末たどりついたキングズブリッジで、トムが念願の大聖堂建立をはじめるところまで。無事に完成するのだろうか?
没落し裸で世の中に放り出された元貴族の娘、アリエナ姉弟の運命も気になる。

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2013年02月23日

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単純に大聖堂を建てるトムと、大聖堂で過ごすフィリップの話なのかと思ったら、結構重いし、色々と感情が揺さぶられた。
中へつづく

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2022年04月30日

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今から千年前の物語。舞台は英国。(キングズブリッジは架空の街の名だという)
タイトルでもある大聖堂を創る夢を持つ主人公と、彼を織り成す登場人物は、どこかでリンクしており、それぞれの欲望に支配されている。
600頁にも及ぶ文庫本(上巻)はまさに英国の空のような鈍色のヒューマンドラマの序章であり、欲望と復讐のイントロダクションとして費やされる。
爽快さはないものの、次の展開を期待させる作者の手法は流石のひと言に尽きる。
待ち遠しくもあり、先を読むのも躊躇う気持ちもありつつ、また600頁への世界へ没入する。
(文庫本 中巻へ)

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2019年05月09日

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前半は登場人物の設定や物語の背景を掴むのに時間がかかったが、流れに乗るとドンドンおもしろくなってくる。
策略と欲望が入り混じって混沌とした展開で、修道院長フィリップVS司教ウォールラン、アリエナ・リチャード姉弟VSハムレイ家などの対立軸がしっかり構成されており「この先、どうなる?」の連続。
またルネサンス以前のダークな時代の空気や当時の建築技術、修道院の実像を感じながら読むことができる。
このペースで中巻に一気に突入。

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2017年07月02日

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12世紀のイングランドが舞台の壮大な物語。この本を手に取ったのは、長年のイギリス好きと、故児玉清さんがある番組で紹介されていたからです。児玉さんは原書で読まれたようですが、英語力のすっかり落ちてしまった私には翻訳本が精一杯。当時の風習・価値観、生活様式、宗教など全てが興味深いです。建築職人と修道院院長を軸に、大聖堂建設に向けた駆け引きの末、ようやくその夢が動き出したところで中巻へ。

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2017年04月10日

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ネタバレ

人間関係がこんがらがって、家系図を作成。
トムの息子に対する態度や、その息子の乱暴さにいらいらする。エリンが出て行くのも当然。
後半は、フィリップの策略が上手くいくのかハラハラ。

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2016年12月05日

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読みやすくおもしろいとは思うのですが、(読む気)エンジンかかるまで3分の2ぐらいまでかかりました・・・ここから先は早いはず

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2016年07月12日

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(一章)
建築職人のトム・ビルダーは領主であるパーシー・ハムレイの息子ウィリアムの夫婦で住む屋敷を建てているところだったのだが、相手方のバーソロミュー郷より婚約を破棄されたため、建築も取り止めになった。大聖堂を建築したいという夢をもっていたトムは家族を連れて新たな職を求めにいく。
場所を転々とするが、職につくことができず、家族は貧困に苦しんでいた。そんななか、妊娠中の身であった妻アグネスが出産後に息絶える。トムは妻を土の中に埋め、食べものがないから連れて行っても死んでしまうだろうということで、生まれたばかりの赤ん坊を妻の墓の上に置いていく。しばらくすると後悔の念から赤ん坊のところに戻るが、その姿はなくなっていた。周辺を探してみるものの見つからない。しかし、そこでウィンチェスターへと向かっている途中の森で出会ったエリンという名の女性とその息子ジャックが姿を現す。彼らによると赤ん坊は生きているらしい。果たして赤ん坊は修道院で保護されていた。エリンの助言によって、赤ん坊を修道院に残していき、ウィンチェスターを目指すことになる。
(二章)
修道院長の座を巡る争い。
フィリップvsリミジアス
(三章)
ハムレイ家によるバーソロミュー家に対する復讐。
(四章)
仕事を求めキングズブリッジを訪れたトム一行だったが、仕事をもらえず。とりあえず一晩泊めてもらって翌朝旅立つ予定だった。しかし、その夜ジャックが大聖堂に放火し大聖堂は崩壊する。ただそのおかげで新築するべくトムが雇われた。しかし、副院長リミジアスはエリンを魔女だと怖れ巧妙に立ち振る舞い、エリンを修道院から追い出すことに成功した。なぜエリンを怖れるのか?
(五章)
ウォールラン(キングズブリッジの司教)とフィリップがスティーブン王に謁見。バーソロミュー伯の領地を修道院側にいただけると思っていたフィリップだったが(そうなるようにウォールランが協力してくれていると思っていた)、実はウォールランはヘンリー(スティーブン王の弟でウィンチェスターの司教)と手を組み、自分の城造りのために領地をもらいうけ、フィリップをその道具として利用していたことが判明する。ハムレイ家の夫人がフィリップに教えてくれたのだ。そこで、フィリップはハムレイ家と秘密の交渉をし、自分たちが必要なところだけもらい、残りはハムレイ家の所有としようということを取り決めた。翌日、スティーブン王の口からその言葉がでると、ウォールランは口あんぐり。これはフィリップのせいだと知ると敵意を剥き出しにして、対立の線がはっきりと刻まれることになった。


物語の進行に関してやや冗長的だと感じる。
また、これは僕が苦手だからだけど、男女の営みまたは強姦の描写が生々しいので、その場面は辟易しながら読んだ。

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2015年01月18日

Posted by ブクログ

それぞれの私利私欲が交差する。

馴染みのない世界観が新鮮ではあるが登場人物全員の二面性がリアル。

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2014年03月11日

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