ケン・フォレットのレビュー一覧

  • 大聖堂(下)

    Posted by ブクログ

    聖職者フィリップを中心としてその周りの人々を主人公とした群像劇。
    600ページ級を3冊なので結構なボリュームだが最後まで面白く読めた。
    群像劇なんで渡る世間は鬼ばかり的な感じがしたね。
    こっちで事件が起きてると思ったらあっちの人はあっちの人で別なこと企んでて、そうこうするとあの時のあの人が再登場して・・・みたいなそんな話。

    0
    2014年11月29日
  • 大聖堂(下)

    Posted by ブクログ

    大聖堂建設の件は思ってたより早く収束して、この下巻では話の本流から外れてしまう。けどそれを補って余りある程に群像劇が面白い。神の奇跡、逆転裁判、伯領奪還に市民の団結などなどテンション上がる要素がてんこ盛りで、ハラハラしながら徹夜読みした。こんな素敵な作品に出会えたことを神様に感謝。

    0
    2014年07月30日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    12世紀イギリスの物語。大聖堂の建立を目指す修道院を舞台に、様々な人達の思惑が絡み合うヒューマンドラマ。三人称で書かれてて、複数の主要人物に視点を切り替えながらお話が進む。視点は善人だけでなく悪人にも切り替わる。誰に切り替わってもハラハラドキドキワクワクする。

    謎の死刑執行、王位継承をめぐる謀略、修道院長選の取引。略奪される伯領、森に住む不思議な親子、燃え落ちる大聖堂。まだ上巻なのにすごい展開、めちゃくちゃ面白い。

    0
    2014年07月04日
  • 大聖堂(中)

    Posted by ブクログ

    伯爵令嬢アリエナと弟リチャードは、陰謀により父を亡くし城を追われてしまう。路頭に迷うふたりに手を差し伸べたのは修道院長フィリップだった……。

    中巻は主にアリエナとフィリップの視点で語られる。敵方ウィリアムの視点がところどころ挿入されることにより、長大な物語にめりはりを生んでいる。

    0
    2014年07月02日
  • 大聖堂(下)

    Posted by ブクログ

    権謀術数蠢く権力闘争。二転三転する物語。最後は民衆の総意が権力を凌駕して大団円を迎える。

    著者が描く登場人物はなんと魅力的なことか。悪の限りを尽くすウィリアム。寛容でありながらも姦淫を許さぬフィリップ。後半の主役であるジャックも天才肌ながら一癖も二癖もある性格で描かれる。癖のある登場人物たちが織り成す出来事が物語に深みを与えている。

    当初、時代考証が甘いのではないか?と感じていたが、あとがきにて著者は敢えて先の時代の事柄を盛り込んだ理由に納得した。

    それにしても著者はアリエナに厳しすぎる。次から次に悲劇が襲う。もうちょっと優しくしてあげて欲しかった。それに負けないアリエナは、文学史上に残

    0
    2014年04月30日
  • 大聖堂(中)

    Posted by ブクログ

    キングスブリッジ修道院の大聖堂再建を軸とし、重厚な人間ドラマが折り重なって繰り広げられる。物語の深みに反して登場人物は驚くほど少ない。そして各人の性格や立場、善悪も明確であり、それが読みやすさにもつながっている。個人的には所々描かれる経済的発明エピソードが面白かった。

    0
    2014年04月30日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    12世紀のイギリスを舞台にした大聖堂建立をめぐる壮大な物語。心に葛藤を抱えて生きるきわめて人間らしい人々が織りなす群像劇に圧倒された。上巻は主に建築職人トムと修道院長フィリップの視点で描かれている。美しい大聖堂を建てたい、というふたりの夢ははたしてかなうのだろうか。今後の展開が気になる。

    2010年、TVドラマ化。『ダークエイジ・ロマン 大聖堂』。

    0
    2014年07月02日
  • 大聖堂(下)

    Posted by ブクログ

    上中下というボリュームに加えて、中身が濃い! 親子、夫婦、恋人、師弟やライバルなどのぐちゃぐちゃな人間関係に絡むようにして、陰謀、謀略、殺人、破壊、権力闘争に復讐劇などのこてこてのプロットが幾重にも重なってストーリーを肉付けしている。ドラマに目が行くかと思いきや、大聖堂建設にまつわる現場の息遣いや、信仰に対する独自のスタンスなど、ディテールが細かく、内幕モノとしても読める部分が土台を支えているので、全体的にバランスがいい。

    ストーリーは潔く展開し、キャラクター造形もわかりやすい。長い物語ではあるが、大まかな流れは、敵対グループの非情な策略を経て、村と人々が着実に成長していくというもの。登場人

    0
    2014年04月05日
  • 大聖堂(下)

    Posted by ブクログ

    かなり面白かった。
    最後の最後はどんどん引き込まれていった。
    養老孟司の解説もなかなか興味深かった。
    英文学に興味が出た。

    0
    2018年11月25日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    綿密な構成と幾多の伏線が張り巡らされた荘厳な物語。大聖堂という一つの象徴を用いて変化のダイナミズムを描く筆力に圧巻させられる。

    本作品を読むうえで読者側にもある程度の素養が求められる。まず12世紀のヨーロッパは現代と大きく異なり、暗黒時代を抜けたイタリアのルネサンス前の比較的後進的大地であった。品位と野蛮が交錯する、前近代的な混沌とした時代であった。そうした時代のなか大聖堂建築を夢見る野蛮な建築職人のトム、品位の象徴でありながら残虐なウィリアム、中立的な聖人と人間的危うさを兼ね備える修道院長フィリップスの対比が見事に冴える。国家と修道院で繰り広げられる権謀術数と、それに翻弄されるトムの姿が、

    0
    2014年03月24日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

    Posted by ブクログ

    橋の落下による災害やペストの流行を経て、大聖堂の立て直しをする物語。
    羊毛商人の娘カリスと、貧しい労働者の娘グウェンダ。二人の少女は生き生きと力強く描かれていて、それぞれ全く違う生き方ではあるものの波乱万丈に、彼女たちと共に時に怒り、喜び、そして夢中になって読み進めている。

    0
    2014年01月15日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    大聖堂建設に秘められた、様々な策謀の数々。
    中世のイングランドを舞台に繰り広げられる修道院運営、そして、王国の権力争いなど事細かに描かれている。そしてその陰謀は手段は変われども、やはり昔も今もあまり変わらないのかもしれない。フィリップ院長vsウォールラム司教。アリエナvsウィリアムの対立軸が面白い。

    0
    2014年01月15日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    まだまだ序の口なのかどういった展開になるか予測がつかないが、続きは早く読みたくなった。

    赤児は子守唄にスヤスヤ眠る。ゲップをしたくなると、口の端をゆがめる、それが笑っているように見える。

    0
    2018年11月25日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    神と王権が凌ぎ合う12世紀イングランドでの大聖堂建設を核に、石工や修道院長などのそれぞれの群像劇。寒冷期の前でまだまだ農業収穫が豊かだった感じはするが、それでも何かひとつ間違うと飢えと寒さに彷徨うことになる中世の姿がリアルに迫る。

    0
    2013年05月22日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    13世紀イギリスが舞台の歴史小説。
    あまり知らない時代と舞台なので、「へー、そうなんだ」という点も多く、その辺も面白い。
    しかし、もちろん物語としても波瀾万丈で素晴らしい。
    まったくもって情け容赦なく、結構いい人だったバーソロミュー伯はパーシー伯に負けちゃうし、娘のアリエナはラストであんなことになっちゃうし・・・。
    ウィリアム許すまじ!

    1
    2013年03月20日
  • 大聖堂(上)

    Posted by ブクログ

    中世イングランドの世界に一気に引き込まれる。いつか大聖堂を建てたいという夢を抱く建築職人トムや修道院長フィリップ、貴族の親子などその時代を生きるさまざまな身分の人々が登場し、壮大なドラマを繰り広げる。

    建築にかかわる描写については正直、さっぱり分からないが、人々の野心、裏切り、愛憎などの物語がおもしろくて、どんどん読み進めてしまった。登場する人物がみな完璧ではなく、なりゆきで罪を犯してしまったり感情にまかせてひどいことをしてしまったり、どこかしら弱い部分を持っているのがいい。

    第1巻では、長い流浪の末たどりついたキングズブリッジで、トムが念願の大聖堂建立をはじめるところまで。無事に完成する

    0
    2013年02月23日
  • 大聖堂(中)

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパキリスト教的二項対立、勧善懲悪、
    波乱万丈なよく出来た面白い群像劇。
    マクロな面白さは文句なしなエンターテインメント。
    一部人物を最後まで追いきれていないところは残念。
    艱難辛苦の波状攻撃が、よくもまあ次から次へと。
    相似パターンの繰り返しにややしんどくなる。

    0
    2012年03月18日
  • 大聖堂(中)

    Posted by ブクログ

    「ランニング・ハイ」、辞書には「マラソンやジョギングなどをしていて最初は苦しいが、走っているうちに段々と気分が良くなってくる現象」とある。 上中下千八百頁の大分な分量、翻訳、中世と言う馴染みのない舞台。はっきり言って直ぐに物語世界に入り込める訳ではない。但し、仕事の合間に少しずつ読み進めるうちにこの世界を読むことが日常に転ずる。将にリーディング・ハイ状態。読み終わることを望まない物語。中巻を読んだ時点で二百年後の続編「大聖堂―果てしなき世界」を読みたくなった。勿論、続編が正編を越えることは稀であるが・・・

    0
    2012年02月08日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

    Posted by ブクログ

    前作のような派手さはあまりないけど、やっぱり面白かった。

    舞台は14世紀のキングズブリッジ。「フィリップ院長の時代が黄金時代」とか「ジャック・ビルダーが…」などといった文言が控えめにちりばめられているのにニヤッとする。今度はキングズブリッジ大聖堂が敵役として登場するのも新鮮。
    百年戦争、ペスト大流行の様子やその影響――医療の発達とか荘園制崩壊とか――が相変わらず生き生きと描かれる。登場人物たちの葛藤ももどかしく、感情移入してしまう。一人一人の性格や、問題にあたっての行動に関しては、前作以上の人間らしさを感じた。
    最後もきちんと大団円で、ハラハラしつつも安心して読むことができた(除皮剥ぎ

    0
    2011年12月14日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

    Posted by ブクログ

    ようやく読み終わりました。

    舞台はまさに暗黒の中世。
    ペストの脅威、百年戦争、人権無視の領主や権威主義の教会等々・・・。
    そんな世界で必死に頑張るカリスやマーティンが、幸せをつかむのを見届けられて、最後はほっとしました。

    前作「大聖堂」もそうでしたが、本作も読み応えがっつりでございました。

    0
    2011年11月25日