ケン・フォレットのレビュー一覧

  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    前作に負けず劣らず面白かった。
    この長大な物語を飽きさせることなくえがく手腕がすばらしいと思った。

    無駄な性描写が時々挿入されるのは要らないけどな。
    前作からそうだったっけ・・・

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    2016年04月24日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    英国中世大河第二部もこれにて終了。
    ペストの脅威に晒され続けた暗黒の14世紀にも人々の営みと叡智が輝いていたのだと。
    城壁を閉めペスト禍から街を救い、無知と保守の巣窟となった修道院を封じ込め、ルネサンスを迎えるまであと数世紀と。

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    2015年08月20日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    百年戦争、ペストを背景に中世英国都市キングスブリッジを舞台に描かれる中世絵巻第二部中巻。
    主人公が現代視点の知識持ちすぎとかご都合主義とかそういう批判はしてはいけない。純粋に歴史エンターテイメントを楽しむべき。引き続き無茶苦茶面白い。

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    2015年08月19日
  • 大聖堂(下)

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    面白い。一気に読ませる。ストーリーがちょっとご都合主義的?そんなことはまあいい、と思える位に読んで楽しめる。

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    2015年07月21日
  • 大聖堂(下)

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    三部作の最終巻。物語の主人公たちは二世代目に。話はイギリスから飛び出てフランス、スペインへを経て再びイギリスへ。数十年にわたる物語は、当初のなぞを明かして完結。ストーリーの初期に姿を消していたウザキャラが、終盤に再登場するも最後はハッピーエンドに至る。イギリスの無政府時代の国内政治の状況が物語の基盤にある。スティーブン王とヘンリー王のいさかいには相当ページを割いている。行政組織が不在ななかで、教会が行政や自治体としての機能を果たすことにも多くの説明がされる。イギリス人ならおそらく誰もが知っている歴史にのっとって進行する話なのだが、そこに関する予備知識が全くないことがもどかしかった。

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    2015年03月15日
  • 大聖堂(中)

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    協会の大聖堂を建築するという軸となるストーリーに、スティーブン王と女帝モード(マチルダ)の対立による内戦、羊毛生産、羊毛取引の先渡し取引、といったサイドストーリーを織り交ぜながら話は進行する。上巻の中心人物だった「親方トム」の登場頻度は減り、彼の子供達世代がストーリーの中心となっていく。下巻の展開が楽しみ。

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    2015年03月10日
  • 大聖堂(中)

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    (六章)
    ウィリアムに襲撃され没落したバーソロミュー家。アリエナと弟のリチャードは王に会うためシャーリングからウィンチェスターへ向かうが、王は別の地にいることを知らされる。次の手段として、父の助言をもらいたく、投獄されている牢屋に会いに行くと そこにいたのは骸骨同然の変わり果てた父だった。そこでリチャードはシャーリング伯になることをアリエナはそれを実現させるため弟を支えることを誓う。父と最後の会見の後、父が金を預けていた修道院を訪れるが、金はほとんど使われていた。金を稼ぐため仕事を探す二人だったが、身分もなく後ろ盾もないため、なかなか見つからず。叔父のサイモンのところにも行くが、匿ってもらえず。しかし、そこの村で偶然目にした羊の煎毛からアリエナが何かを閃く。羊毛を運ぶ仕事をしようというのである。
    (七章)
    シャーリング伯領地の採石場へ行ったトムと石工たちだったが、なぜか先客がいる。戻ってきたトムからその話を聞いたフィリップはハムレイ夫人の仕業と思い、撃退するためある一計を施す。
    ウォールランの謀略がキングズブリッジを襲う。
    ヘンリー司教にキングズブリッジの大聖堂建築が遅々として進んでいないことを見てもらって、シャーリングに大聖堂を建築させることを企んでいた。しかし、修道院総出で、働きにくれば罪が赦されるということを信者たちに説いてまわり、その結果一千人もの人々ご集まり作業は捗る。視察当日、前評判とは打って変わって、活気のある現場を目にしたヘンリーを驚かせた。
    (八章)
    前章から三年後。ウィリアムの父パーシー・ハムレイ死去。シャーリングが潤わない原因はキングズブリッジにあると知ったウィリアムは、石切場に赴き、殺戮を始める。
    (九章)
    「内戦によって最初に犠牲にされるもの、それは正義なのだ、とフィリップは悟った」(p.273)

    石切場の事件の報告を聞き胸を痛めたフィリップは王に直訴するためリンカンに出向く。リンカンでは内戦(リンカンの戦い)の最中だった。その戦争にマティルダ(ヘンリーⅠ世の娘)軍が勝利したのだが、戦闘に巻き込まれたフィリップは一時投獄されたが、一夜の後突如として解放される。いきなりのことに訝るフィリップだったが、案内されるままについていくと、そこには女王の書記官となった弟フランシスがいた。
    石切場の権利を女王に願い出ていたフィリップだったが、その権利はウィリアムに渡り、その代わりキングズブリッジで市を開いてよいことになった。100ポンドの上納金を納めるという条件付きだったが。財政難に悩んでいるフィリップだったが、羊毛商となったアリエナ、キングズブリッジで羊毛市を開けばよいという弟の助言によって、打開策を見いだす。
    (十章)
    p.414アリエナがアルフレッド(トムの息子)に「かってにほざけ」とゆっくり言う場面笑った。

    ジャックの章とでもいうべき章。アリエナとの逢い引き。アルフレッドとの兄弟喧嘩。罰としてジャックは修道士になる。アリエナとの疎遠。
    ウィリアムによるキングズブリッジ焼き討ち。大事な人が命を落とす。
    (十一章)
    ウィリアムによる焼き討ちによって全財産を失ったアリエナ。弟をシャーリング伯にするという父との誓いを守るため、アルフレッドがリチャードを金銭面でサポートするという条件をのみ、アルフレッドの妻になることを決意する。結婚式当日、「服従の間」に放り込まれていたジャックだったが、母から助けられ、アリエナの家を訪ねる。そこで二人は愛を交わすが、アリエナにアルフレッドとの結婚を取りやめさせることはできず、ジャックはキングズブリッジを去っていく。


    おもしろかった。尻上がりにグングン引き込まれていく。

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    2015年01月25日
  • 大聖堂(下)

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    聖職者フィリップを中心としてその周りの人々を主人公とした群像劇。
    600ページ級を3冊なので結構なボリュームだが最後まで面白く読めた。
    群像劇なんで渡る世間は鬼ばかり的な感じがしたね。
    こっちで事件が起きてると思ったらあっちの人はあっちの人で別なこと企んでて、そうこうするとあの時のあの人が再登場して・・・みたいなそんな話。

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    2014年11月29日
  • 大聖堂(下)

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    大聖堂建設の件は思ってたより早く収束して、この下巻では話の本流から外れてしまう。けどそれを補って余りある程に群像劇が面白い。神の奇跡、逆転裁判、伯領奪還に市民の団結などなどテンション上がる要素がてんこ盛りで、ハラハラしながら徹夜読みした。こんな素敵な作品に出会えたことを神様に感謝。

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    2014年07月30日
  • 大聖堂(上)

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    12世紀イギリスの物語。大聖堂の建立を目指す修道院を舞台に、様々な人達の思惑が絡み合うヒューマンドラマ。三人称で書かれてて、複数の主要人物に視点を切り替えながらお話が進む。視点は善人だけでなく悪人にも切り替わる。誰に切り替わってもハラハラドキドキワクワクする。

    謎の死刑執行、王位継承をめぐる謀略、修道院長選の取引。略奪される伯領、森に住む不思議な親子、燃え落ちる大聖堂。まだ上巻なのにすごい展開、めちゃくちゃ面白い。

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    2014年07月04日
  • 大聖堂(中)

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    伯爵令嬢アリエナと弟リチャードは、陰謀により父を亡くし城を追われてしまう。路頭に迷うふたりに手を差し伸べたのは修道院長フィリップだった……。

    中巻は主にアリエナとフィリップの視点で語られる。敵方ウィリアムの視点がところどころ挿入されることにより、長大な物語にめりはりを生んでいる。

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    2014年07月02日
  • 大聖堂(下)

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    権謀術数蠢く権力闘争。二転三転する物語。最後は民衆の総意が権力を凌駕して大団円を迎える。

    著者が描く登場人物はなんと魅力的なことか。悪の限りを尽くすウィリアム。寛容でありながらも姦淫を許さぬフィリップ。後半の主役であるジャックも天才肌ながら一癖も二癖もある性格で描かれる。癖のある登場人物たちが織り成す出来事が物語に深みを与えている。

    当初、時代考証が甘いのではないか?と感じていたが、あとがきにて著者は敢えて先の時代の事柄を盛り込んだ理由に納得した。

    それにしても著者はアリエナに厳しすぎる。次から次に悲劇が襲う。もうちょっと優しくしてあげて欲しかった。それに負けないアリエナは、文学史上に残るカッコいい女性だ。

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    2014年04月30日
  • 大聖堂(中)

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    キングスブリッジ修道院の大聖堂再建を軸とし、重厚な人間ドラマが折り重なって繰り広げられる。物語の深みに反して登場人物は驚くほど少ない。そして各人の性格や立場、善悪も明確であり、それが読みやすさにもつながっている。個人的には所々描かれる経済的発明エピソードが面白かった。

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    2014年04月30日
  • 大聖堂(上)

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    12世紀のイギリスを舞台にした大聖堂建立をめぐる壮大な物語。心に葛藤を抱えて生きるきわめて人間らしい人々が織りなす群像劇に圧倒された。上巻は主に建築職人トムと修道院長フィリップの視点で描かれている。美しい大聖堂を建てたい、というふたりの夢ははたしてかなうのだろうか。今後の展開が気になる。

    2010年、TVドラマ化。『ダークエイジ・ロマン 大聖堂』。

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    2014年07月02日
  • 大聖堂(下)

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    上中下というボリュームに加えて、中身が濃い! 親子、夫婦、恋人、師弟やライバルなどのぐちゃぐちゃな人間関係に絡むようにして、陰謀、謀略、殺人、破壊、権力闘争に復讐劇などのこてこてのプロットが幾重にも重なってストーリーを肉付けしている。ドラマに目が行くかと思いきや、大聖堂建設にまつわる現場の息遣いや、信仰に対する独自のスタンスなど、ディテールが細かく、内幕モノとしても読める部分が土台を支えているので、全体的にバランスがいい。

    ストーリーは潔く展開し、キャラクター造形もわかりやすい。長い物語ではあるが、大まかな流れは、敵対グループの非情な策略を経て、村と人々が着実に成長していくというもの。登場人物の環境や立場がその都度変化するので、同じパターンの繰り返しという感覚はない。これだけの物語を読まされると、読者も登場人物のひとりなのかなあ、という気もする。キングズブリッジの中に溶け込み、住民と同じ不安や希望を感じる。ある人物には共感し、またある人物には殺意すら抱く(笑)

    謎解きだトリックだ、という作品もいいけど、時折こういう大河ドラマに身を任せてどっぷり浸りたいと願うのは年をとった証拠かしら。早いうちに続編を読むぞ。

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    2014年04月05日
  • 大聖堂(下)

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    かなり面白かった。
    最後の最後はどんどん引き込まれていった。
    養老孟司の解説もなかなか興味深かった。
    英文学に興味が出た。

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    2018年11月25日
  • 大聖堂(上)

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    綿密な構成と幾多の伏線が張り巡らされた荘厳な物語。大聖堂という一つの象徴を用いて変化のダイナミズムを描く筆力に圧巻させられる。

    本作品を読むうえで読者側にもある程度の素養が求められる。まず12世紀のヨーロッパは現代と大きく異なり、暗黒時代を抜けたイタリアのルネサンス前の比較的後進的大地であった。品位と野蛮が交錯する、前近代的な混沌とした時代であった。そうした時代のなか大聖堂建築を夢見る野蛮な建築職人のトム、品位の象徴でありながら残虐なウィリアム、中立的な聖人と人間的危うさを兼ね備える修道院長フィリップスの対比が見事に冴える。国家と修道院で繰り広げられる権謀術数と、それに翻弄されるトムの姿が、この上巻の胆だろう。

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    2014年03月24日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    橋の落下による災害やペストの流行を経て、大聖堂の立て直しをする物語。
    羊毛商人の娘カリスと、貧しい労働者の娘グウェンダ。二人の少女は生き生きと力強く描かれていて、それぞれ全く違う生き方ではあるものの波乱万丈に、彼女たちと共に時に怒り、喜び、そして夢中になって読み進めている。

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    2014年01月15日
  • 大聖堂(上)

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    大聖堂建設に秘められた、様々な策謀の数々。
    中世のイングランドを舞台に繰り広げられる修道院運営、そして、王国の権力争いなど事細かに描かれている。そしてその陰謀は手段は変われども、やはり昔も今もあまり変わらないのかもしれない。フィリップ院長vsウォールラム司教。アリエナvsウィリアムの対立軸が面白い。

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    2014年01月15日
  • 大聖堂(上)

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    まだまだ序の口なのかどういった展開になるか予測がつかないが、続きは早く読みたくなった。

    赤児は子守唄にスヤスヤ眠る。ゲップをしたくなると、口の端をゆがめる、それが笑っているように見える。

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    2018年11月25日