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トムの死後、大聖堂再建を引き継いだ息子のアルフレッドだが、大聖堂が崩壊してしまう。そこへ、ヨーロッパを放浪して修行中だったトムの弟子のジャックが帰還し、大聖堂に新たな光が……波瀾万丈の大ロマン小説、感動のフィナーレ! 巻末には養老猛司による「解説」付き。
スパイ小説「針の眼」など、スパイ・冒険小説で知られるベストセラー作家フォレットですが、この長大な大ロマンである「大聖堂」は彼が10年以上の構想を練って世に送り出した、もうひとつの代表作です。約50年かけて大聖堂の修復にあたる職人トムやその息子をはじめ、幾多の魅力的な人物が織り成す壮大な物語に、あたかも目の前に壮麗な大聖堂が出来上がっていくような気がするでしょう。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2018年10月19日
アリエナが旅をしジャックと再開するまでの物語が感動的。
アルフレッドはもうちょっと何とかならなかったのか。父親が人格者だっただけに残念。
リチャードは一時活躍したけど、最後はしょぼかった。何で権力を持つとケチ臭くなってしまうのか。
ジョナサンの父が判明するところが感動的。
ウィリアムは当然の報いを受...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月24日
情景描写がくっきりと脳裏に焼きつかれるような臨場感と共に、その時の時代を鮮やかに表現しているケンフォレットの書き方は、これまでの長大スケール連続小説初心者の自分としては度肝を抜かれた! 上巻から読み始める時、大聖堂なんぞという興味もわかないような内容の本を、如何ぞここまで長く書くことができようかとは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月04日
当然のことながら、我々にとっての歴史というものは、当時を生きた人の現在に他ならない。だから、今でこそ当たり前の発明品が、その環境下では苦境を打破する会心の一手になったりする。
歴史小説を読む面白さはここにあるのではないか、というような気がしたんだけれども、そんなことはもはやどうでもいい。
あれこれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月17日
ようやく最終章に辿り着き、ある種の幸福感の中で読み終える。
読者は、長い長い道程を登場人物と共に歩き、
年齢を重ね、喜び、哀しみ、怒り、人間としてのあらゆる感情の発露と類稀なる経験を通して、成長し老いていく。
この長大な物語を著わしたケン・フォレットの鬼気迫る意気込みと、情熱の高さは、著者からの...続きを読む
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