ケン・フォレットのレビュー一覧
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終盤にまさかの展開で唖然。このストーリー全く先が読めません。悪党ウィリアムに領地を追われたアリエナとリチャードの姉弟。牢獄に捕らわれた父との面会を果たし、父から領地を取り戻すことを誓わせられ、復讐が始まるであろうところに、これからどうなるのか期待が膨らむ一方。一方、フィリップの大聖堂建立をなんとか阻止しようとするハムレイ家。ほんと嫌な奴らです。ウィリアムが当主になって、本当に天罰が降ってほしいと思うほどの悪逆非道ぶり。いろんな思惑が絡み合って、もうどうなることか。まるで大河ドラマを読んでいるようです。アリエナに何とか幸せになってほしい。
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舞台は12世紀のイギリス。単に聖堂を建てるだけの本と思いきや、これが面白い。とにかく先の展開が知りたくて読ませる本です。大聖堂を造ることに魅せられた主人公のトム。修道院の健全な運営に燃えるフィリップ。そして領主的な生まれのボンボンで傲慢なウィリアム。この三人を中心に展開されるストーリー。長い話なのでいろいろありますが、いろんな嫌な奴が出てきます。トムが主人公と思いきや、この人は、赤ん坊は置いていくは、女はあっさり乗り換える。ウィリアムに至ってはもう最低。トムの息子も嫌なやつやし、だからこそ物語が面白くて読んでしまいました。大聖堂は再建できるのか、次巻以降も楽しみです。
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ネタバレ16世紀後半、約40年にわたって繰り広げられた、フランスのカトリックとプロテスタントの内戦=ユグノー戦争が小説の舞台。史実をもとに、プロテスタントのイングランド女王エリザベス1世、カトリックのスコットランド女王メアリー、カトリックのスペイン王フェリペ2世等、実在の人物を配置しながら、サン・バルテルミの虐殺、ナントの勅令、スペインの無敵艦隊の敗退等も扱っている。
愛と救いをもたらすべきはずの宗教が、憎悪をかきたて殺戮を生む宗教となる。感情の爆発が、火刑をはじめとした拷問となり、そこに殉教者が生まれる。宗教を背負って実行される殺戮は、無神教の国に生まれ生きてきた人間には、頭で理解できない以上に -
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中巻はさらに勢いを増し怒濤の展開に。
トムの元で大聖堂建設がスタートし、フィリップによる街作りで繁栄していくキングスブリッジ。
領土を追われた伯爵令嬢・アリエナは羊毛商として身をたてる。
順風満帆と思いきや、ウィリアムの暴挙で街は火の海に。
そして愛を深めていくジャックとアリエナも嫉妬に燃えるアルフレッドによって引き裂かれ…。
本作の面白さはきっちり敵役が悪い奴に仕上がっているところだろう。ウィリアム・ウォールラン・リチャード。転んでも只では起きない曲者揃い。
大聖堂の完成は?ジャックとアリエナは?
どんな結末を迎えるか、最終巻も楽しみ。 -
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三部作の最終巻。物語の主人公たちは二世代目に。話はイギリスから飛び出てフランス、スペインへを経て再びイギリスへ。数十年にわたる物語は、当初のなぞを明かして完結。ストーリーの初期に姿を消していたウザキャラが、終盤に再登場するも最後はハッピーエンドに至る。イギリスの無政府時代の国内政治の状況が物語の基盤にある。スティーブン王とヘンリー王のいさかいには相当ページを割いている。行政組織が不在ななかで、教会が行政や自治体としての機能を果たすことにも多くの説明がされる。イギリス人ならおそらく誰もが知っている歴史にのっとって進行する話なのだが、そこに関する予備知識が全くないことがもどかしかった。
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(六章)
ウィリアムに襲撃され没落したバーソロミュー家。アリエナと弟のリチャードは王に会うためシャーリングからウィンチェスターへ向かうが、王は別の地にいることを知らされる。次の手段として、父の助言をもらいたく、投獄されている牢屋に会いに行くと そこにいたのは骸骨同然の変わり果てた父だった。そこでリチャードはシャーリング伯になることをアリエナはそれを実現させるため弟を支えることを誓う。父と最後の会見の後、父が金を預けていた修道院を訪れるが、金はほとんど使われていた。金を稼ぐため仕事を探す二人だったが、身分もなく後ろ盾もないため、なかなか見つからず。叔父のサイモンのところにも行くが、匿ってもらえず