【感想・ネタバレ】火の柱(下)のレビュー

あらすじ

「フォレットの最高傑作」と翻訳家が絶賛。究極の歴史大河ロマン、ここに完結!
カトリックとプロテスタントの壮絶なる戦いの末に訪れる明日とは!?

【あらすじ】
エリザベス女王がイングランドを治めるなか、聖バルトロマイの虐殺以降、カトリック勢力による支配を強めたフランスは、スペインと組んでイングランド侵攻の計画を練る。
その鍵となるのは、幽閉されている前スコットランド女王メアリー・ステュアートの存在だった。ネッドは、女王エリザベスを守るため奔走するが、スペイン無敵艦隊の脅威は日々高まって……。

圧倒的な筆力と、波瀾万丈の展開。大ベストセラー『大聖堂』『大聖堂-果てしなき世界』につづく、キングズブリッジ・シリーズ最新作!

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Posted by ブクログ

「キングスブリッジ」シリーズ第三弾。
本作はキングスブリッジだけでなく、フランスやスペインまで舞台が広がっており、プロテスタントとカトリックの対立と、エリザベス・テューダーとメアリー・ステュアートの王位を巡る争いが話の軸となっている。

信じる宗教が異なるというだけで、火刑や拷問、殺戮が行われ、それらは全て信仰のためだといって正当化される。
何とも野蛮な時代で恐ろしくなるが、本書は史実とフィクションの織り交ぜ方が絶妙で、とにかく分かりやすい。楽しみながら歴史を知ることが出来る。
スペイン無敵艦隊とイングランド海軍の海戦にも触れており、読み応え十分だ。
前作同様、後味の良い結末で、大満足の面白さだった。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

最終巻は、世界史に残る出来事の連続だ。2人の女王・エリザベスとメアリーの争い、スペイン無敵艦隊、そしてエリザベスの後に王となったジェームズ1世の治世……。中でも、スペイン無敵艦隊とイングランド海軍の海戦が手に汗握った。歴史物語で、エスピオナージで、恋愛もので、さらに海洋冒険小説まで組み込まれているとは思わなかった。圧倒的なヴォリュームと、多彩な登場人物に翻弄されながらもなんとか読み切った。面白かったが、前2作の続編をイメージしていたので、やはり肩透かしをくらった感は否めない。……もし次作があるとしたら、アメリカが舞台になるのか?

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

02月-03。3.5点。
大聖堂シリーズ、第三弾の下巻。
上中下、1600頁にわたる大河物語。読み応え十分。
主人公ネッド、マージェリー、ピエール、マージェリーの兄ロロ他、一人一人の物語を描きつつ、スピード感もあり読ませる。流石のフォレット。面白かった。

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2023年02月06日

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