【感想・ネタバレ】大聖堂―果てしなき世界(中)のレビュー

あらすじ

発売1年で350万部突破

キングズブリッジを未曾有の危機が襲う!

マーティンは橋の修復を依頼されるが、元親方は修道院長と手を組んで彼から仕事を奪いとった。折りしも、カリスはキングズブリッジを自由都市にする運動に携わるが、税金の徴収ができなくなることを恐れた修道院長の陰謀により、魔女裁判にかけられてしまう。生きのびるためにカリスは修道女の道を選ぶが、失意のマーティンは町を去り、建築の修行にフィレンツェに移ることを決意する……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

中巻まで読んで、前作より今作の方が好きかも?
相変わらずの不幸の連続。私の心が折れそうです(´Д`。)+
いや、しかし面白かった。
マーティンもカリスもグウェンダも・・・かわいそうすぎるよ。
それでも生きている限り、人は進んでいくしかないのですね。
下巻が楽しみすぎる!

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2013年07月16日

Posted by ブクログ

中巻では、修道院長となったフィリップが、市を開き交易を盛んにしてキングスブリッジの繁栄に貢献する。その富を得て念願の大聖堂建立に着手する。
一方、旧のシャーリング領主を襲い新たにシャーリングの領地を手に入れたハムレイは、キングスブリッジの繁栄が妬ましい。時のイングランド王であるリチャードになんとか取り入り後ろ盾を手に入れると、なにかと邪魔だてをして修道院長の顔を潰したいと目論む。その手練手管は建築素材である石切場を襲ったり、教会側で院長と反目する司教と手を組んだり、キングスブリッジの街を焼き討ちにしたりやりたい放題である。

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2013年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あ~面白い!
続きが気になる。
まさか、あの2人があんなことになるなんて……。
それにしても、ゴドウィンやラルフのムカつくこと。
器の小さいやつが権力を持ったらろくなことないね。
けど今回の災厄は、地位や性別関係無く降りかかってくる。
これが登場人物にどう影響するのか……目が離せない。

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2012年11月23日

Posted by ブクログ

人がどのように振舞うべきか、考えさせられる。語られる時代は違うが、人との交渉や心にとめておくべきことの勉強になる作品。淡々と語られる物語は、とても読みやすい。長い作品だが、一度入り込んでしまうと、抜けることが出来ないくらい読みふけってしまう。

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2012年11月07日

Posted by ブクログ

上巻もよかったけど、この中巻からはぐいぐい引き込まれて、夢中になって読んだ。修道院という世俗と離れたはずの世界で繰り広げられる、どろどろの政治的駆け引きにびっくりする。

中世イングランド社会のさまざまな階層、身分の人の暮らしが垣間見られて興味深い。農民や労働者は領主に逆らえず、商人たちも自分たちの利益や権利を守ることが難しい時代だったことが分かる。ペストの猛威、戦争の惨禍などもいきいきと描かれている。

主人公たちの人生もまさに波乱万丈、マーティンとカリスの恋にやきもきする。なんとか幸せになってほしい!

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2013年02月23日

Posted by ブクログ

ものすごく面白いのですが、ネタバレ全開の背表紙のあらすじには、少しがっかりさせられます。
これなければ、さらに面白いのに。

これでもか~これでもか~と、トラブルが押し寄せてきます。ままならないことばかりです。
昔だったら、ここまでしなくてもいいのに感じていたかも。

でも、これがあるからこそ、突き抜けたときの気持ちよさも大きいです。

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2011年10月20日

Posted by ブクログ

歴史エンターテインメントも中盤に入り、ガンガン話が動いていきます。
分厚い文庫ですが、あっという間に読みきりました。
本当に面白いです。

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2010年12月13日

Posted by ブクログ

どちらへ向かうかわからない、はらはらの中巻。
大聖堂を中心に発展してきたキングズブリッジの街。
土地と持たない貧民の娘グウェンダは、恋したウルフリックに捨て身で尽くす。
橋の再建を巡って、修道院とギルドは対立。
建築職人のマーティンらは、ロンドンに半年以上滞在して、民事裁判の結果を待つ。
橋がなければ人が集まらなくなって大きな市は寂れ、国王へ払う税金も少なくなると訴える羊毛商人のエドマンド。
エドマンドの娘カリスは、父の片腕となっていた。
1年遅れて橋の建設はやっと始まるが、修道院長のゴドウィンは執念深い性格で、何かと対立する面々を陥れようとする。
カリスは命の危機に。
魔女裁判にかけられ、魔女でない証明は難しいため、修道女になるしか生きる道が無くなってしまう。
失意のマーティンはフィレンツェへ向かうことに。
建築の仕事は順調に得るのだが‥
カリスは女子修道院で働き、有能さを生かすようになる。
女子修道院の財産をごまかしたゴドウィンを伯爵と王に訴えるために、戦場へまで出て行く冒険行。
マーティンの弟ラルフは粗暴で、騎士として領主に任ぜられるが、自業自得で裁判で有罪になりかけるが‥
人を殺しても動じないサイテーの人格が戦場では役に立つという‥?!
悪役はかなり悪役で徹底しているが、それなりに生きていく運命が何とも。

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2010年11月11日

Posted by ブクログ

この中巻では、徐々に悪役がはっきりと見えてきて、それと共にむかつき度もアップ。修道院長とラルフは中でも最低。でもこの作者、基本的に悪役は女性を強姦するばっかりで、もう少し悪役の作り方を考えてほしいところ。そしてこの巻では、異端裁判が登場。真剣に裁判をする様子に、中世の時代は神に対して非常に敬虔だからこその裁判と思いました。終盤は欧州を席巻するペスト。死者が増える中、悪い奴ほど生き残る。という法則が当てはまるのかどうか、またカリスの運命は?すごく気になる展開で、いよいよ次は最終巻です!

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

聖職者ですら悪意を持って世の中を牛耳る世界…なんて未開でいやな世界なんだ。こんな時代に生まれなくてよかった。今の時代はまともだし…と、読んでて思うが、今から500年後の世界の人から見たら、2000年代はなんて不自由な生活をしていたんだ、と思うのだろうか。

そして大きなターニングポイントのペスト。はたしてキングズブリッジでは誰が生き残れるのか…。(誰を作者が残すのか)

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2016年12月14日

Posted by ブクログ

百年戦争、ペストを背景に中世英国都市キングスブリッジを舞台に描かれる中世絵巻第二部中巻。
主人公が現代視点の知識持ちすぎとかご都合主義とかそういう批判はしてはいけない。純粋に歴史エンターテイメントを楽しむべき。引き続き無茶苦茶面白い。

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2015年08月19日

Posted by ブクログ

グウェンダ、カリスに悲劇と試練が次々とやってくる。ゴドウィン、ラルフ、フィルモンは、私利私欲のためには、どんなに非道なことでも厭わない。カリスを魔女裁判にかけてしまおうなんて、考えつくだけでも恐ろしいのに、実行しちゃうのがすごい。カリスは助かるために究極の選択をし、失意のマーティンはイギリスを去ることになる。百年戦争やペストの時代になり、それらが物語に影響を与える。

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2009年10月04日

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