金城一紀のレビュー一覧

  • レヴォリューション No.0

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    理不尽を突き付ける社会や大人たちに疑問を抱き、立ち上がり反撃の狼煙を上げて、巨悪に挑み続ける高校生たちの冒険譚。

    物語が急加速で展開していき、
    疾走感に包み込まれるように、この本の世界の中に没入していた。

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    2025年10月05日
  • フライ,ダディ,フライ

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    10年以上ぶりに読んだ1作。

    娘の復讐のために冴えないサラリーマンがゾンビーズ指導のもとトレーニングをし、石原に立ち向かう。

    娘のために直向きに頑張る主人公には心打たれる。
    サクッと読めるが、ほんのり泣ける作品だった。

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    2025年09月24日
  • 友が、消えた

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    面白い!

    「友が消えた」というタイトルに前知識を持たずに読み始めたが、なんとも緊張感に溢れる南方の男気の強さと、彼に力を与えてくれる人々の滋味ある支援に暴力以上の力を感じた。

    困った他人の為に自らの身を削って難題に向かう南方の生き方を描くこの小説は、心踊らせ疾走感ある痛快な一冊だった。
    こんなに面白い小説をもっと早く読んでいれば良かったとつくづく感じてしまった。

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    2025年09月22日
  • 友が、消えた

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    ゾンビーズシリーズの第四弾。
    大学生になった南方が、同級生からの依頼で彼の友人を探すことになる。失踪には様々な理由があって、と言う話。

    今作はゾンビーズの他のメンバーは出てこない。シリーズ最強のあの男もいない。南方が自分で暴力面も担当することになるため、これまでの頭脳担当だけでない一面も楽しめた。

    ゾンビーズシリーズの抜群の読みやすさでグイグイグイ読むことができた。次回作の構想もあるみたいなので楽しみである。

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    2025年09月13日
  • 対話篇

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    自分の記憶が正しければ、大学四年生の頃の読書ブーム時に読んでいるため、再読となる。

    話の内容を全く覚えていないが、21歳の頃に読んだ時と比べ、社会人経験を積み、結婚・出産を経て読む対話篇は非常に沁みる。

    特に花は、涙無くしては読めない。
    紫の花。やはり花には人を感動させてる力があるのだな。

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    2025年08月31日
  • 友が、消えた

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    ゾンビーズが帰ってきた!!
    13年ぶりの新作だそう。
    帰ってきたといっても南方だけだけど。
    それでも懐かしい感じがして、とてもとても面白くて一気に読んでしまった。
    タイトルだけ知った時は、ゾンビーズの誰かが消えたのかとおもったけどそーではなかった。
    世界観はそのままで、新しい扉が開いた感じだった。
    ほんとクソみたいな世界だなと読んでいて、思ったけど南方たちが何かを変えてくれそうな予感がしてワクワクした。
    金城さんのインタビューを読んだら、シリーズ再始動ということらしく、ゾンビーズの仲間たちも今後出てくるとのことで楽しみすぎる!

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    2025年07月17日
  • 友が、消えた

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    引き込まれて一気読み。
    全然内容と関係ないけど、国道1号線が出てくるところも金城一紀ぽくてひさびさーって気持ちになりました。

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    2025年05月30日
  • 友が、消えた

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    金城さんのゾンビーシリーズが13年ぶりに刊行された。新しい本が、ずっと出ていなかったので作家家業から引退されたのかと思っていたので嬉しい驚きだった。
    13年経ったとは思えない違和感のない世界観。
    クールで強い南方がとにかくカッコいい。
    彼のような男の子が側に居たら、心がザワザワして落ち着かないだろな。女性として...。
    辛い事件もあるし、暴力も沢山あるけれど、なんでこの小説はこんなに、すっきりと晴れわたってるんだろう。
    過去のゾンビーシリーズは、大好きだったけれど、流石に細かい部分は忘れてしまっていた。本棚から引っ張り出してもう一度読んでみたい。

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    2025年05月25日
  • 友が、消えた

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    昔、読んで好きだったシリーズの最新作と言う事で読みました
    前作の内容は覚えてなかったけどこの、
    小説単品でも十分面白かった
    実際に起こった様な事件と似たような話だと
    思ったが応援しながら読みました
    また、続きが読みたいなと思うシリーズです

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    2025年05月17日
  • 友が、消えた

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    私が一番好きな作家さん。
    どれだけ久しぶりの新刊でしょうか。
    やっぱり本を読むのは面白い!と思い出させてくれる。
    丁寧に読んだつもりだけど、すぐに読み終わってしまいました。

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    2025年04月29日
  • GO

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    “ No soy coreano, no soy Japones, yo soy desarraigado “

    「俺は俺なんだ。いや、俺は俺であることも嫌なんだよ。俺は俺であることからも解放されたいんだ」

    分類の意識から解放されたとき、差別はこの世界から消えるのだろうか。
    私の中の分類の意識にも、気付かなければいけない。

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    2025年03月08日
  • 友が、消えた

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    ハラハラドキドキのシーンを特別なトレーニングで鍛えた武術と研ぎ澄まされた本能で乗り越える南方、カッコ良すぎるでしょう!南方のアクションシーンを頭の中で映像化しながらワクワクが止まらない小説だった。

    新聞の新刊紹介に掲載されていて、そこには「シリーズの作品を読んでいなくても楽しめる」とあったが、やはりゾンビーズシリーズは復習してから読むべきだった。
    さすがに13年も間が空いていると記憶が朧げで、南方が高校時代を振り返る際に思い出せないシーンがあったことを後悔した。今からゾンビーズシリーズを読み直すことにする。

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    2025年03月01日
  • GO

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    久しぶりにゾンビーズシリーズを読み。
    そう言えば読んだことなかった…と思い、
    本作を購入。

    最初にゾンビーズシリーズを読んだ頃、
    たぶん10年ぐらい前。
    窪塚くん主演で映画になっていたのだけは、
    覚えていて。

    だけど、
    「在日朝鮮人」とか
    「在日韓国人」とか
    『国籍』とか
    あらすじを読んで、読まずじまいになってました。

    今こうして読めて良かったです。

    何で、こんなに胸が痛いのか。
    そして何で、こんなに悔しい気持ちになるのか。

    それは自分の中の差別につながるような
    無意識のバイアスや防衛本能のようなものを
    少し見つけて気まずい気持ちになっているのか、

    杉原の心情を思うと、
    苦しくなる

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    2025年02月18日
  • 友が、消えた

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    金城一紀氏の「ゾンビーズシリーズ」の最新作。ハードボイルド調の語り口に、シニカルな表現、そして迫力満点のアクションは健在。

    主人公の南方は大学の同級生である結城から、彼の友人である北澤を探してほしいと相談を受ける。大学に入り北澤は、人が変わったかのように不真面目になり犯罪まがいのことに手を染め、そしてある夜を境に消息が途絶える。北澤の行方を追ううちに、南方は彼を変えた者の存在に辿り着く。

    自身の私欲のために、他者の尊厳を脅かすことがあってはならない。それは命や心や権利など、自分が自分であるうえでの大切な基盤であり、それが踏みにじられることがあれば、その人の在り方・生き方すらも変えてしまう。

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    2025年02月08日
  • フライ,ダディ,フライ

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    ネタバレ

    自分の範囲から10mまでのことしか考えない
    日々の生活にハリがないサラリーマンの鈴木が主人公の小説。
    家族だけが自分の支えであり、唯一のオアシス

    そんなオアシスが不良に襲われてしまった。

    歯痒くて苦しくて、何もできてあげられない自分がみっともなくて、自分を見つめ直すきっかけとなったある学園の仲間達。

    朴君がかっこよすぎて、惚れた。
    自分の身体には60兆個の細胞がある、それら全てを無駄にするな
    身体がきついのはだらしない細胞が生まれ変わってるのだ

    心も体も強くなり、仲間との友情や妻の愛情に触れ、最後の決戦前の日に皆で遊園地に行くところで涙腺崩壊でした。

    男性は好きな人が多いだろうなぁ

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    2025年01月25日
  • フライ,ダディ,フライ

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    友が消えたの予習用に再読。
    20年前くらいに高校生の時に読んだのが最初、あの時は1m先に飛び込む怖さって表現もよく分からなくてバク、おっさんカッケー、すげーって気持ちで読んでたけど、今となっては自分に子供もいるわけで感じることも変わる。おっさんが最初味わった自分が不快だと思う領域に自分は即座に飛び込むことができるだろうか、その準備ができているだろうかってすげー思う。子供は何より大事と頭ではおもっていながら行動が伴うだろうかと色々自責させられました。
    厨二っぽくダラダラ書きましたが、本自体はサイコーです。人を言葉にするのがすごいうまい方だなぁと思います。まだの方は是非。
    燃えよドラゴンはたぶんま

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    2025年01月02日
  • レヴォリューション No.3

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    何回読んだか分からないくらい読見返した。今回は友が消えたの予習として再読。
    とっても厨二病っぽい表現がいっぱいでくすぐったくなるけどそれが良い。そんなオレは今でも餃子が大好きだ。

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    2024年12月29日
  • レヴォリューション No.3

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    金城一紀氏の最新作が2024年の年末に発表されるとの報を聞き、過去作品を読み返しキャンペーンを始めた。スタートに選んだのは『レヴォリューションNo.3』。とあるオチコボレ男子高校に通う主人公とその仲間たちが「世界を変える」ために奔走する「ゾンビーズ・シリーズ」の一作目。さわやかでキラキラした青春ではないけれど、泥臭くてカッコ悪くてちょっと間が抜けているときもあるけれど、理不尽なことも大きな悲しみを抱えることもあるけれど、それでも仲間たちと一瞬を駆け抜けた、こんな想い出を共に過ごしてきたゾンビーズのことを少しうらやましく思う。

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    2024年10月27日
  • GO

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    広い世界を見るんだ
    そして自分で決めろ

    何度読んだかわからない
    中学生の時に読んで衝撃を受けた
    映画化もされて何度も見た
    私の人生に大きな影響を与えてくれた作品

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    2024年06月28日
  • 対話篇

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    何度読み返したかわからない大好きな本。
    年齢をそれなりに重ねてきたからでしょうか、この本の魅力に、より一層取り憑かれて感動している。

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    2024年06月24日