金城一紀のレビュー一覧

  • GO

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    何度読んだかわからない。人生でもっとも好きな本の一つ。10代、20代のころはかっこよさや語り口の軽快さに好きの焦点をあてていたけど、30代の門をくぐってから読み返してみて、"GO"のタイトルに再度感銘を受けた。この本は、すごい。

    広い世界を見るんだ。

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    2025年01月14日
  • レヴォリューション No.3

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    続編のフライ、ダディ、フライが原作実写含め大好きで、鈴木さんのサポート役でありながら異様な存在感を放っていたザ・ゾンビーズが気になって仕方がなかったので読みました。


    落ちこぼれ高校に通う男子達が知恵と人脈と各々の得意分野でトラブルシューターとして活躍する話。
    似たような系統で池袋ウエストゲートパークが受け付けなかったので少し不安だったけど、最後まで面白く読めた。一歩間違えたらラノベというかオタク向けっぽい中二路線になりそうなのにならないのが凄い。

    米倉先生ことDr.モローが素敵。
    私ももっともっと若い頃、できたら子供の頃に出会いたかった…涙

    ちなみにフライ、ダディ、フライの実写を観てか

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    2024年05月19日
  • 映画篇

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    寝る前のスマホ対策のつもりで読み始めた本書。
    眠くなるまで少し読む予定が、先が気になり 集中しすぎて...
    結局 睡眠時間を削ることになったけど、それを差し引いても☆5つ
    めちゃめちゃ良かったです!
    短編を装ってますが、ローマの休日(と謎のフランス映画)を中心に、様々な状況下で それぞれに想いを持った人たちで繋がる5つのストーリー
    最初の「太陽がいっぱい」はゾンビーズを思い出させる素敵なお話
    そして最後の「愛の泉」...
    映画のこと詳しくなくて楽しめるかな?と読む前は少し心配でしたが、ぜんぜん大丈夫!

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    2024年05月14日
  • フライ,ダディ,フライ

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     普通のおじさんが1ヶ月ちょっとの特訓でボクシングチャンピオンを倒そうなんて無理だよ。
    でも、この小説が大好き。映画も大好き。
    水色の夏空が似合うお話です。


     読んでいて鈴木さんの人柄の良さがすごく伝わってくるし、舜臣のぶっきらほうな優しさもすごく良い。親子でも歳の友達でもない、仲の良い親戚のおじさんと甥みたいな関係というか。夏が終わってほしくない、ずっと特訓してて欲しいくらい尊い。

    これが青春小説じゃないならなんなのだろうか。
    映画も文句なしの出来なので観てほしいです!
    (岡田准一が信じられないくらいカッコいい!)

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    2024年05月18日
  • 映画篇

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    大満足の読後感。特にラストの『愛の泉』は、優しい家族たちの愛がこれでもかと詰め込まれていて、上映会が無事決行されるシーンでは思わず泣いてしまいました。孫たちがこんなにも一生懸命支えたい、元気づけたいと思うなんて、本当に素晴らしいおばあちゃんなのでしょう。おじいちゃんとのエピソードも素敵でジンと来ました。
    これまでの短編や、別作品の対話篇で、映画に救われたり勇気づけられたりしたひとたちが、『ローマの休日』上映会に集っているのを想像して幸せな気持ちになりました。

    本作や、対話篇のお話それぞれが少しずつリンクしていて、また読み返したくなる2冊になっていました。
    とりあえず読み返すべきは、対話篇の『

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    2024年03月05日
  • レヴォリューション No.3

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    中学の頃に読んだはずだけど、3、4年の時を経て読んだ今日、全く違った余韻に浸っていることに驚く。
    落ち込んだ時、迷った時に読んだら必ず励ましてもらえる一冊!!

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    2024年02月17日
  • BORDER

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    近年読んだ警察小説の中でも一気に上位に躍り出るくらい面白かったー。思い切り特殊設定の警察ものではありますが

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    2024年02月14日
  • GO

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    僕もお父さんも不器用だけど、情に厚くて、どこかキュートで、魅力的な人物だった。
    語り口がとても読みやすくて面白くてスイスイと進んでしまった…!

    今でこそ色々な場所と行き来が増えて、色んな人との繋がれるようになって、それはそれでまた新しい問題が出てきたりしているけど(問題がゼロになることなんてないんだろうけど)、この頃はとにかく自分たちが正しくて、他を受け入れると色々な不都合が出てくるから、差別が存在して、巻き込まれて苦しむ人がたくさんいたんだなあと思う。

    友達の正一と僕の会話は賢くもあり、温かさを感じることもあり、ずっと見ていたいなと思った。
    お父さんも息子が大好きで、守ろうとしている気持

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    2024年01月14日
  • フライ,ダディ,フライ

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    強い男とは、ヒーローとは、娘の父親であることとは。

    暴力をふるわれ、高校生の娘を傷つけられたさえない父親が、喧嘩の達人の高校生と、真っ当に戦うために特訓に明け暮れるひと夏の物語。

    大怪我をした娘のために怒れなかった、戦ってやれなかった無力さを感じるおじさん。
    誰だってそうなる。しょうがない。

    でもそこで終わらなかった。おっさんが、喧嘩の特訓のために、ひと夏仕事を休むとき、同期の上司に語った娘への思いが、不器用でまっすぐでじんときた。

    喧嘩の達人、舜臣との絆が深まっていくのもいい。
    師匠と弟子の関係だけど、特訓のお礼にスニーカーを買ってあげるところ。この照れくさいやらなんやらで落ち着かな

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    2024年01月03日
  • GO

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    敢えて《若者》という幻像の如き言葉を使うが、私はいち若者として、本作から迸るような熱いエネルギーを貰った。
    在日問題云々に留まらない、もっと純粋で強烈なエネルギーだ。
    窪塚洋介主演の実写映画もとても良かった。
    この作品を薦めてくれた友人に感謝する。

    実写映画を観てから小説に移るのがいいかもしれない。

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    2023年09月02日
  • GO

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    高校時代に擦り減るくらい読んだ。答えの出ない葛藤が、生きてることを実感させてくれる。この本の2人のように大人になってもそういう違和感にぶつかり続けたい。

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    2023年06月27日
  • GO

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    ネタバレ

    カッコイイ‼︎

    僕が今まで観た、読んだ、ラブストーリーの中では一番。

    ケンカのシーンも多いが、スカッとする。

    でも、この作品の一番のテーマは、

    「アイデンティティ」

    「正一」が巻き込まれるシーンや、「杉原」の葛藤は全てそこから。

    娯楽作品でもありながら、かなり深さも感じる。

    「杉原」、「オヤジ」もカッコイイし、「桜井」役の柴咲コウもぴったり。

    原作も映画も両方いい。文句なし。

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    2022年11月26日
  • GO

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    前半は何だかダラダラしてんなぁって思ったけど、それらはすべて伏線だった!

    後半の展開と伏線の回収の仕方が見事!
    切なさと甘酸っぱさがうまく調和された読後感爽快な青春ストーリー!

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    2022年11月20日
  • 映画篇

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    同僚から「オススメ」と貰った本。
    …いや、これはイイです。かなり好みでした。

    映画のタイトルに因んだ作品が集められた短編集なのですが、キレイすぎない人間描写が逆に心をじわっと暖めてくれました。
    全ての作品が、心に灯りを点してくれます。

    個人的には
    「ドラゴン怒りの鉄拳」と「愛の泉」が特に好き。
    愛の泉の溢れあまるユーモアにはクスクスと笑ってしまいました。
    各作品がさりげなくリンクしているのも伊坂さん好きの自分好み。

    皆にオススメしたくなります。同僚に感謝。

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    2022年10月15日
  • フライ,ダディ,フライ

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    ネタバレ

    本って面白いなぁと思える作品。
    いつもの展開だけど、誰かの強い想いが感じられるこのシリーズは本当に好きです。各所に美しさを感じるところもあって、単独の作品としても良いです。鈴木さんキュートだし

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    2022年08月31日
  • SPEED

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    雑誌で大好きな小西真奈美さんがお薦めしてたので読んでみた作品。疾走感に加えて青春小説ならではの切なさもあってストーリーを満喫しました。シリーズものらしいので他の作品も読んでみようと思います。

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    2022年04月17日
  • レヴォリューション No.3

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    ネタバレ

    レボリューションNo.3
    人生で一番好きな作品
    落ち込んだ時や迷った時に読むと勇気をもらえる
    やってることは馬鹿馬鹿しくてくだらないかもしれないけど、これほどまでに純粋にひたむきに今を生きてみたい

    ラン・ボーイズ・ラン
    一流高校のダンスパーティを襲撃する話
    ひろしとの精神的なお別れ

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    2022年03月09日
  • GO

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    この本の趣旨から外れるけど、日本人に足らないのは懐の深さかな。日本人はどうでもいい小さな事にこだわり、本質を見失い成長のチャンスをみすみす逃してきているように思える。国籍、移民問題も深い懐で受け止めれば、人種の違いなどこの本で記されている通りルーツを辿れば「大同小異」なのだから。

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    2022年02月23日
  • GO

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    ものすごく引き込まれた。
    集中力の欠片もない私が半日で読み切ってしまうほどだ。
    現実の社会を見ているようで虚構空間を見ているのような気分になった。
    国籍って一体何なんだ。何をもって、私は日本人であるという主張しているのだろうか。そんな確証もないものに人は惑わされているのかと思うと、とても情け無い気持ちになった。

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    2022年02月22日
  • 映画篇

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    全部の本に言ってるけど、もう一回読みたい。
    映画って知れば知るほど深いし、きっと作る人のこだわりがつまりに詰まって、それがわかればわかるほど各シーンが愛おしく感じるんだろうなあ〜

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    2022年01月12日